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2008年9月27日 (土)

ジュニアカセットの対応の目安

 最近組んだフルサイズのロードバイク、小林ロードとBSロードだけど、前車が9速の14Tトップのジュニアカセット、後車が10速の16Tトップのジュニアカセットである。因みに、我が家の自転車の多くはジュニアカセットが装備されている。ルイガノMVFも20インチながら9速の13Tトップだ。勿論、11Tトップや12Tトップのカセットセットを使っている自転車もあるけど、これらは原則としてフルサイズとは異なり基本的に展開量の小さい小径車であり、その上で更に、車体の制限でチェーンリング歯数に限度があったり、或いは、超多段で目的とするギア比が得られている場合であり例外的な存在である。それ故に、フルサイズの車両に乗る時は、何がどうあっても重いトップギア歯数は不要なのだが、トップ歯数を増やすっていうのが最近のトレンドから難しくなっているようである。

 フルサイズのロードバイクのトップの歯数が大きく出来ないっていうのは、フレームのエンド幅の割に多段化が激しく進み、結果、トップギアの位置がフレームのエンドに近接した結果だろう。昔のエンド幅120mmのフレームに5速フリーを組んだ場合、トップ歯とエンド内側の距離は結構確保されているけど、エンド幅の拡大以上に多段化が進んだ結果、トップギアはエンドに相当接近しているのが現代の事情である。

 構造的にフレームではエンド部のアクスルシャフト芯位置で内幅が広く、アクスルシャフト芯位置から離れる程にフレームの内幅は狭くなっている。そしてエンドを挟むシートステーとチェーンステーはシートパイプ部で狭い間隔で結ばれており、これらステーは車輪外周部から車軸に掛けて広がる構造となっている。一般に本格的なロードバイクになるほどリア-センターが短くなる。
 しかし、ステーが結ばれる部分の間隔、例えば、チェーンステーではハンガー幅は、基本は一定であり、エンド幅も一定である。そして、リア-センターが短い程、ステーの広がり角度はきつくなる。この角度がキツイほど、リアアクスル芯位置から離れるほどフレームの内幅は狭くなりがちである。
 チェーンステー側では狭くなる角度はハンガー幅によるけど、どんなフレームでもハンガー幅は一定であり差異は殆どないのだけど、シートステーの場合は、シートパイプでの結び方によって角度が結構変わってくる。シートステーが近接して結ばれるような集合ステーではシートステーの挟み角が大きくエンドのアクスル芯位置から離れるほどステーとギアの干渉が心配となる。しかし、昔多かった巻きステーとかではステー挟み角が小さいので多少なりとも干渉リスクが減るのである。

 何にしろ、トップ歯数が大きくなる程、トップギアとシートステー、チェーンステーの干渉リスクが高まる訳である。

 最近のアルミフレーム、カーボンフレームの場合はエンド構造がストレードドロップエンドでありアクスル位置は完全に固定されるために、構造的にフレームで使えるトップギアの最大歯数は決まってしまうけど、昔のクロモリフレームに多く見られたロードエンドの場合は、アクスル位置を斜め前方に移動させる事が可能であり、チェーンとシートステーの干渉が問題になった場合、トップギアをシートステーから見て相対的に下げるようにずらす事が可能である。勿論、下に移動するということは、前方に移動するということであり、チェーンステーとの干渉が起こらない範囲という制限が付くのは言うまでもない。

 このような微妙な位置関係なのだが、各時代のフレームを見ると、エンド幅120mm時代のフレームは元々トップギアとエンドが離れていたので干渉に対する工作は見られないけど、130mmエンド幅が登場する前後の時代のフレームでは、トップギアとエンドが近接しており、多くのフレームでシートステー、チェーンステーの内側が干渉防止のための潰し加工が施されているモノもあるようだ。

 このような中で、今の時代において大きなトップ歯数をフレームに組み込もうと思えば、エンドの形状、シートステー、チェーンステーの潰し加工の有無から判断するのだけど、そういう感覚的な世界ではフレーム選びをする際にオーダーで指定しない限りは望みのモノを手に入れるのは博打的な要素を抱えるだろう。

 汎用、或いは既成、中古のフレームを入手して楽々カセットを組む事を考慮するならば、どういう目安が良いか?というと、、、、一番簡単な見方はリアアクスルセンター位置とエンド上のシートステーとの接合部(エンドがフレームの内側に出っ張った部分)迄の距離を物差しで測るのが判り良い。そして、その数値に余裕分として2mm程加えた数値を覚えておくと都合が良い。それを紹介すると、、、、

1.トップ歯数が11-12Tの場合で30mm、余裕2mmを加えて32mm
2.トップ歯数が13Tで32mm、余裕2mmを加えて34mm
3.トップ歯数が14Tで34mm、余裕2mmを加えて36mm
4.トップ歯数が15Tで36mm、余裕2mmを加えて38mm
5.トップ歯数が16Tで38mm、余裕2mmを加えて40mm

となる。因みに、ネット等でフレームを入手する場合は、エンドの車軸が嵌る部分が11~12mm程度であり、その大きさとエンドの大きさ、ステーの結び部迄の距離を目測で想像が付くものと言える。最近のアルミフレーム、カーボンフレームの多くは、トップ歯数が13Tならなんとか装着可能、、、でも14Tになると厳しいかも、、、、ってのが多いように見える。トップ15T以上となると、結構、数が限られるように思うところ。

 最近は、ギア比についての記事や情報を集める事が多いけど、例えば、何故にコンパクトクランクではトップ側が足らないとか出てくるんだろうか?50T×11Tなら9.5mも進むし、12Tでも8.7m進む。9mってギアは90rpm程度で50km/hに迫る速度。そんなギアは要らないだろうに、、、、下りっていうのは、基本は漕がずに伏せて速度を乗せる程度で十分。

 平地の場合、普通の人?が出せる速度なんぞ50km/hも一瞬だろう。120rpm回せば一漕ぎ7mも進めば十分の筈。ギア比でいえば3.3程度、フロントが50Tなら700Cで15T程度のモノだと思う。
 そもそも、53T×11T×700C×90rpmっていうのは55km/hという有り得ない速度。コンパクト程度にする如きでトップ側が不足っていうのは本来有り得ない訳であり、そうすると、元々の構成が間違っている。まぁ、間違っているのは自転車やコンポが間違っているのでは無いだろう。そういうギア比が必要な世界も確かに存在し、それはレーシングコンポを実際に活用(使うという意味ではない。機能させるという意味)する世界、即ち、競技の世界では集団+追い風で50km/h巡航が存在する訳で、そういう世界のために供給されたレシオだと思うところ。そういう世界で活用(使うのではない。機能させるという意味)するために、トップ歯数が11Tとか12T、チェーンリングで53Tというのが存在しているだけで、それは活用出来なければ購入出来ても飾り的な意味しかないのである。

 という訳で、これだけ自転車ブームになっているのなら、プロフェッショナルユースのグレードには拘らずに、選択肢には素人向け構成と所有欲を満たせるような乗りやすい現実的な構成を可能とするフレームが準備されるべきでは無いだろうか?

 カーボンでもアルミでも良いから15Tトップを楽勝で入れるフレームとか、もっと充実させて欲しいもの。

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