Pacific Reach プロジェクトの分化
表題の件。
パシフィックサイクルのリーチプロジェクトで生み出されたのがPacific Reach for the Roadってのを元とするもので、OEM車に、ビアンキのフェニーチェ、タルタルーガのタイムS、ルイガノMVF/MVRっていうのが有る。
そして、ルイガノのMVF/MVRが中折れ式折り畳みにモデルチェンジしたのを最近記事にして、考察を書き連ねたのだが、、、、そこでの自分的結論は、収納性を高める事で、収納と収納の間での使用形態における適応力を高めるようなモデルチェンジって思った。
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/09/mv-fmv-r2009-36.html
がその記事だ。
しかし、本家のPacific Cycleのサイトを見ると、新しい折り畳みシステムはIFプロジェクトの製品であり、前後輪を揃える中折れ方法で、畳んだ時の性能向上を高めるプロジェクトの用であり、従来のReachプロジェクトから派生した別の製品ラインっていうのが判る。
http://www.pacific-cycles.com/product.asp
が本家のサイトだけど、IFプロジェクトの製品ラインの中にIF Reachってモデルがあり、そのOEM製品がルイガノの2009モデルでMVF/MVRが該当している模様。
そして、従来の延長ではReachプロジェクトが相変わらず健在であり、ラインにはReach SL/Road/City/Trialが存在する模様。このフレームデザインも従来とは異なるけど、折り畳み収納性を諦めた構成からか、三次元的なハンドルが健在の様子である。
従来のReach系モデルはクイックリリースでつり下げられたサスペンションマウントを解除することで、スイングアームピポットを軸にフレーム長を半分にして、前後輪を外す事で分解時の大きさをコンパクトにするとい発想で、収納方式を分解に限る事で三次元的なハンドル等を利用するというモノだったけど、新型では、収納目的と走行目的に分化させたようである。
IFシリーズでは中折れによる最速折り畳み方法と折り畳み後の可搬性追求で実用性能を更に高めるような改良がなされ、本家Reachシリーズではエラストマーのショックユニットは完全にキャップボルトで固定(クイックリリースを辞めて)されておりピポットでの縦折れフレームは辞めてスポーツ走行対応のみに特化している模様。
従来の中庸的な要素を実用性、走行性に分化させたのが特徴のようである。それにしても、ドンドン進化しているようで、折り畳み自転車の構造の進化は目を見張るものがある。凄いの一言だ。
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