スイスイ平泳ぎ!
急遽、当日執筆の記事をアップ!
本日、金曜日はプールで水泳だ。水泳は平泳ぎで3kmをノンストップで泳ぐのである。
そして、本日の3km水泳の所要時間は50分程である。3000mを50分だから50分×60秒=3000秒である。tまり100mを100秒ペース。とても判りやすいペースだが、50mを50秒のペースである。振り返れば、このペースは小学校中学年の頃の平泳ぎの短距離全速力のペースと同じで、このペースをその気になれば二時間は楽勝で維持出来る訳だ。今の時点では短距離をフルで泳いでも100mは80秒程度(現役時代からみると随分遅くなっている、、、因みに70秒程度だったから)だから、不惑を過ぎたオッサンで連続3kmとか5kmで100mを100秒ってペースというのはまずまずか?
このペースで、50mのストローク数が13ストロークくらいである。1ストロークで4m程進むのだが、一漕ぎ、一蹴りで4mというと泳いでいても結構な進みを実感出来る。速度を上げると、残念ながらストローク数は15~16ストローク迄増える。
元々、自分でいうのも何だが、キックは自信があるのだが、掻きが苦手なのだ。というのも、競泳を始めた小学校二年の頃と現代は平泳ぎの形が全く違う。1ストローク1ブレスから2ストローク1ブレス、そして再び1ストローク1ブレスである。キックは変化というよりも選択肢が或る程度のモノで対応できたけど、掻きのリカバリーの経路は微妙に変化して癖が取れない。平泳ぎの泳ぎ方っていうのは、ここ35年の間で結構変化しており、その度に泳ぎ方を時代のトレンドに併せていたのがだが、染みついた癖はなかなか抜けない。
思い起こせば、最初は1ストローク1ブレス、途中、スイミングクラブで田口選手の指導で2ストローク1ブレスに変えて、これで小学校高学年から高校迄過ごした。大学に入ると、再び1ストローク1ブレスがルール化(2ストローク1ブレスでは潜水泳法となる場合があるので、、、)されて、2ストローク1ブレスなNGになった筈。キックもウィップキック、ヴェッジキックとあるし、泳法もストレート泳法、ウェィブ泳法とある。キックにおけるリカバリー時における推力低下を最小限というのにはアップキックと言われているらしいが、ウェイブ泳法で呼吸で上体をジャンプさせる際に身体の角度が起きあがる時に全面投影の陰に足のリカバリーを入れるような事だが、自身、この方法で泳いでいる。
で、ここ15年は特に昔の癖が出るのを防ぐ工夫に注力していたのだが、最近は、結構上手く掻けるようになってきた。何故か?っていうと、昔の2ストローク1ブレスは、下手すると潜水泳法になるし、その場合の速度はストレート泳法で、基本は飛沫等による抵抗増大を抑える事で速度を稼ぐものだが、今の1ストローク1ブレスでは、リカバリー時の抵抗を最小限で推力を失わないというのが原則で、ウェィブ泳法が基本となり全く泳ぎ方が違う。社会人で水泳を本格的に復活し平泳ぎだけ昭和人では格好悪いので今風の泳ぎに戻す努力をして、漸く慣れてきたところ。基本は、ウェィブ泳法でアップキックだが、それをすると手で推力を生む事が疎かになるのが自分の欠点で、特にプルが下手くそなのだ。
ところが、今日は結構いいプルが出来たのだ。北京オリンピックで北島選手の泳ぎをテレビで結構紹介していたが、それを参考に自分なりにリデザインして工夫していたのだが、今日はイイ感じだった。
隣のレーンで泳いでいる高校生か大学生の水泳部の自由形での遠泳を上回るペースだったので、それなりに満足である。
実は平泳ぎっていうのは、4泳法の中で最も難しいと思う。所謂カエル泳ぎではない、競技型の平泳ぎの話だ。推力が完全に失われる瞬間があるために速度が出づらいのである。更に、脚の可動方法の自由度が著しく制限されており、動かし方の制約がきついバタフライのようでもある。そんな平泳ぎでは、生んだ推力を如何に失わせずに水中を進むか?が鍵だが、手を伸ばす際、脚を畳む際に推力を失わせない工夫がポイントだが、これがなかなか難しいのだ。1ストロークで数メートル進むには、この辺が重要なのである。
こうして考えると水泳もスポーツ。スポーツの優劣はタイム。タイムの削り方は論理に併せた実践。この辺は、自転車や単車でのセオリーに併せた機材セッティングとライディングと全く同じ。これは、新素材開発、或いは、プログラミングデザイン等々と全く同じ思考法と実践法というのが面白いところである。
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