電動アシスト自転車、パワーアップ認可!
本日の最大?のニュースと言えば表題のニュース。
電動自転車のパワーが最大二倍となるそうだ!従来の電動自転車は最大で入力と等しいアシスト力を発揮するシステムで15km/h迄が最大で入力と等しいアシストを与え24km/hでアシスト量がゼロとなる規制だったけど、新しい基準は入力の200%のアシスト力を発揮する事を容認している。但し最大アシストが得られる速度は従来の15km/hから10km/hに抑えられており24km/hでアシストが切れるのは同じ。
これが意味するのは低速走行でトルク補助率が高いということは、大荷重走行を支えるということ。建前上、坂道や高齢者を助けるという感じだが、何となく、将来の三人乗り認可自転車の一つの雛形のようにも見えたりする。
ところで、速度で10km/h以下での駆動力はどう変わるか?というと、従来が走行における必要トルクがFだとすると半分補助だから0.5Fであり、新企画では全トルクの内2/3を補助するわけで0.33Fの入力となる。同じ漕ぐ力は0.5Fから0.33Fということで33%の軽減となる。
だから、ニュースであるようにパワーが二倍という先入観からすると案外物足りない感覚を得るかも知れない。さらに、速度15km/hではどうか?っていうと旧システムが必要トルクをFとすると入力は0.5Fという値だが、新システムでは10km/h以上の領域では補助率をカットする方向に制御されるので25km/hで補助率が0となるまでを一定の割合で補助率が減るとすれば、補助率は200%でなく133%となり入力は0.43Fとなり軽減率は14%程で体感上の差は更に小さくなるかも知れない。
それにしても補助動力として補助率という概念よりもセニアカーの如く速度5km/h以下では入力不要の自走機能を与えても良いのでは?とも思える。人間の歩行速度迄はモーターだけで駆動するとしても何の問題も無いし、発進時におけるペダリング開始の瞬間こそがふらつきの最大の状況であり、そこで自動発進も良いのでは無いだろうか?そうすれば、歩く程度の速度なら上り坂はモーターのみって場合も有りであり高齢者、主婦が大満足だと思うところだ。
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