えっ!?また、金利下げるの?それよりも、、、
何となく新聞、ニュースを見ていたら、今の金利である0.5%を0.25%に下げようという機運もあるそうだ、、、、、欧州、米国が金利を下げるのに追随するっていうのは判るけど、あちらさんは下げ代が残っているから下げるので、日本は下げ代は無きに等しいと思うのは気のせいか?
素人考えでは、外国の消費意欲が減退し、今の円高と併せて、日本の製造業の製品が売れなくなる。すると株は下がっても、今の円高は何れ反転して円安になるのでは?っていうのは素人考えなのだろうか?
今のタイミングで金利を上げて円高誘導して産業構成を切り換えるカンフルとした方が良いように思う。
過去の不景気で痛みを伴うって言葉が聞かれたが、基本は労働者が痛みを感じるもの。経営者にとって痛みを伴うのとは違ったように思う。今、円高誘導して経営者に痛みを判らせるっていうのは悪くない選択のように思う。どのみち、労働者は痛みを感じる訳だから、労働者だけが痛みを感じるでなく、経営者も痛みを感じるというと、企業の枠自体をリビルドすべきでは無いだろうか?
こういう意見は少数派、過激な意見だろうけど、東芝のHD DVD撤退とNAND型RAMへの集中投資のような経営資源の選択と集中の如く、製造品目の見直しをすべき時期にきているように思う。真綿で首を絞めるように象徴的な意味しかない金利引き下げとか、金融機関への公的資金注入で企業体力を無意味に消耗させるよりも、実態体力が残っている内に、頭の切り換えを促す方が良いと思うのは間違いだろうか?
少なくとも日常生活で一般民衆が使うモノっていうのは、そのレベルの製品完成度で良い訳で、そういうレベルのモノに超高性能を求めてもユーザーの欲求を越えている場合は、何の競争力にも繋がらない。そう言うレベルのモノは、アジアの他国の製造で十二分なような気がするのは、日本車が過去にアメ車を席巻したのと同じ構図に見える訳だ。
軍需産業、航空産業、或いはコンピュータ関連のアーキテクチャ産業を抑えた米国っていうのは、今不景気であっても地力は相当に強い筈だし、その分野では他国の追随を許さない。日本の産業は他国との競争が強いられている点が致命的に異なっている。如何に小さな町工場が日本を支えているとは言え、そういうレベルでは国を支える事は出来ない。絶対的に他国に対して追随を許さない産業分野の育成を計るのが重要だと言える。
企業体力が実質的に残っている内に、そういう産業に転換させる施策こそが必要で、今更、貸し渋り、貸し剥がし対策とか、金利引き下げなんぞしていても勝ち目は無いと思うのである。
勝手に思うのは、今の産業で作られる製品の精度、完成度は相当のレベルに達していて、それが普遍化しているのが現実。そのレベルをうち破るには、製品の完成度を律している要素を取り除くのが必須。その要素的な制限は、製品の材料組成によってもたらされていると言っても過言ではない。
コレまでも取り上げた先行待機ポンプについてもそう、太陽電池関連もそう、海水淡水化もそう、、、、この変の新しい製品は、そのコアに従来材料を用いないという共通点がある。つまり、製品性能の律速用件である材料革新こそが、これからのキーワードでは無いだろうか?
材料っていうのは、未知の分野が極めて多い。例えば、複合炭化物。これは、三元系以上の炭化物で、無機材料ながら弾性や、塑性を有するモノもあるし、従来二元系炭化物と複合化すると強靱な材料も作れる。一方で、炭素といえば、カーボンファイバー、C/Cコンポジット、それをベースにしたセラミック化材料も有望、ゴムの世界でもそうだ、未だ有機化学は発展途上である。
このように、世の中の既存材料が持たない物性を提示するだけで従来製品が革新製品に変わる。さらに、材料というのは簡単に真似が出来ないという特徴もある。
政策的には材料産業育成のプランを提示する等を期待するのは偏狭的な見方だろうか?
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