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2008年10月13日 (月)

自転車≠スポーツか?

 スポーツセンターなり、サイクリングコースなりで運動に出掛けて思うのは、自転車っていうのは、スポーツ以前に鉄道模型とかラジコンのような文系的なインドア趣味に近いのかなぁ?と思う事が多い。これは単車にも言える事だけど、どんなに高性能なスーパースポーツであってもモノに跨っているだけでは、モノ収集、モノ満足的な趣味にしか見えないのと同様な感じである。

 勿論、自転車に乗るっていうのは健康には良いことだろうけど、健康に良い運動ではあっても、決して体育とは異なるような印象だ。ここで言う体育っていうのは、体育会系的運動って意味であり、どちらかというと、他のスポーツは原則苦手って印象の話。

 色んな運動というか競技があるけど、そのジャンルに傾注する人が集まる空間において、ジャンルに取り組む人のフィジカルパフォーマンスというか、そのパフォーマンスを予感させる肉体や取り組んでいる最中に発揮しているパフォーマンスを見ると、他の競技系スポーツに較べると、自転車なんぞは、コスプレ陳列にしか見えない気がする。少なくとも日常で練習?がデフォルトの空間ではそう思う。

 スポーツセンターでのプールなどでは、泳ぐ人は、本当に黙々と延々と相当な速度で泳ぎ続ける。そして、その肉体は相当にシェイプされているのが判る。同じく、トレーニングルームで機材を用いた筋トレを繰り返す人も同じで、その肉体は相当に鍛え上げられているのが判る。同様に、高校、大学の運動部部活の一環で自歩道をランニングする人も身体の形態が明らかにスポーツ選手となっている。

 しかし、、、

 自転車の場合は、そういったジャンルのスポーツに取り組む人とは絶対的に異なっている。細いか太いか?の議論で太いのは論外として、細い人でも単純に細いだけで、筋肉も何も無いのが殆ど。そんな感じである。
 少なくともホビーレーサー気取りの連中っていうのは、陸上競技、水泳競技を長く取り組んできた人と比較して、そのフィジカルパフォーマンスは全く較べ物に為らない低レベルのように思うのは気のせいだろうか?
 特に、スポーツサイクルブームの今は、健康グッズ+見栄、自己満足的趣味としても注目を浴びており、その見た目スポーティなサイクリストの平均的なフィジカルパフォーマンスレベルは他のスポーツに較べると圧倒的に低い状態かもしれない。

 まぁ、それでどうこうは無いけれど、そんな好意的で無い印象を持つのは、あまりにも挑発的であったり、信号無視等のマナーの荒んだサイクリストが目に付くからである。先の体育会系というか競技系で運動を行ってきた人っていうのは、そういう挑発やルール違反はあんまり無いように思うからだ。そういう掟破りが多いのは、自己中的発想が許される生い立ち故だろうし、自転車のみをスポーツ?って思い違ってる連中は、その辺の考えが根ざしてないように見える訳だ。挑発やルール違反を自分に寛容しているのは、体育会系的戒律に身を置いた事も無い人が多いだろうし、下手すると、他の競技経験なんぞ無きに等しい場合も多そう。それが見た目的なフィジカルの未成熟性とシンクロする訳である。
 責めて、自転車でスポーツを気取るなら、挑発は迷惑行為で禁止なのは勿論だが、最低限度、交通ルールくらいは守った走行をすべきだろうし、仮にも大人で車の免許なりを持っているなら、確認動作等は最低限度実践して貰いたいものだ。それが出来ないなら立派な愛車を部屋に飾って外に出歩くなと言いたい。

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