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2008年10月13日 (月)

大人の道楽かなぁ、、、七五三みたい、、、

 日曜の正午~午後一時の間にオ・モイヨWW号でホームコース周回を行っていた時に車道部分で目を引いたのが、かなり新しいハーレーにピッカピカのレザーベストにウエスタン風?ブーツで揃えた真っ新装備のハーレーオジサン軍団のツーリング。

 コレ見て思ったのが、最近の自転車でもよく見る、高級自転車+レースゥィーティーな出で立ちのオッサン連中の戯れる姿、、、

 同じである。

 舶来ブランドのロードバイクもハーレー等外国産バイクも、なんていうか、凄いピッカピカで、乗り手の装備もピッカピカ、、、、でも、ロードも単車も何か浮き加減に見えるっていうか、何て言うか、危なっかしいっていうか、ぎこちないっていうか、、、、、ミスマッチっていうか、そんな感じ。

 年代的には、、、、30代後半以降~50代世代で、まぁ、今消費を引っ張っているバブル期に青春を謳歌したであろう世代なんだろう。それ故に、小銭は持っているんだろうけど、微妙に、何か変!っていうか、口悪くいうと、七五三のような雰囲気。

 猫も杓子も高級ロード、誰も彼もがハーレーダヴィッドソン、、、、、まぁ、見た目の注目も浴びるし、雑誌の特集のメインを張ったモデルなんだろうけど、剰りにもコテコテ過ぎて、見ていて恥ずかしい感じを受けるのは言い過ぎだろうか?

 雑誌等の消費動向分析では、若かりし頃、憧れながらも制度的、経済的事由等々で夢が叶わなかった人が、規制緩和或いは経済力を身に付けて当時の願いが具現化するような消費動向が結構多いって話だが、ホント、そんなのが多すぎ。確かに、舶来ブランドの高級ロードバイク、単車でもハーレーに限らずイタリアンブランドのモデルは良いところはホントに多いと思うけど、そういう良さっていうのは、回り道して初めて判る良さってのもある訳だが、こういう時流の中で、それ系を仮に買ってしまうと、傍目に見て、雑誌の消費分析でも紹介されているような絵に描いたようなサンプル消費者と区別が付かなくなるように為るのは、まっぴらゴメンであり、そういう層の増殖によって、昔からずっと趣味としてきた世界において自分自身のモノ選びの選択肢が狭まってしまうのが嫌なのだ。

 やはり、この世界のモノは価格に応じて世界がステップアップするっていうのは事実だし、そういうレベルのモノが高額となるのは、突き詰める世界がシビア故にコストが掛かっているし、製造元が名の知れたブランドって場合は、そのブランドの存在意義は、ブランドがブランドとして拘れる世界を持つ事を崇拝する極少数の本来のユーザーが在ってのモノなのである。
 資本主義というか商売だから、金さえ出せば、そういうモノは手に入るのだが、そういうモノは、金さえ有れば使えるというモノでも無い訳だ。恐らくは、そんなモノの作り手の意識としては、そのモノが本来の使われ方というか、そういう世界を発揮するための道具としての使われ方を願っているだろう。

 そんな事を考えると、憧れの具現とか、見栄とかで買う事は否定はしないが、買われたモノに気持ちがあると想像したならば、モノが可哀想、モノの作り手が気の毒って思うのである。やはり、なんでも釣り合いが大事である。乗り手とモノの釣り合いは、財力だけではないのである。特に競技機材の道具の場合は、財力+経験こそがモノと釣り合えるか?の重要なファクターであり、モノに見合った乗り手でなければ!って意識を持っているのだ。

 まぁ、自分勝手な考えだが、そういう気持ちとは懸け離れた現状が表題の如くに、高価な機材が七五三の貸衣装のように見えるのだ。こういう貸衣装状態がほのぼのと見えるのは七五三の如く、幼年世代でありオッサンに貸衣装はなんとも奇妙なのである。金のあるオッサンが高級な機材を纏いたいので在れば、モノに失礼とならないように己のレベルを機材や作り手に失礼の無いように仕上げる必要があるって考えはお節介かもしれないが、そう思う訳だ。

 ガソリン高で省エネブーム、健康ブームで単車、自転車が注目を集めるのは良いけれど、なんか、チョット嫌な感じも受ける今日この頃である。

 個人の趣味なんで口出しは無用なんだろうけど、多分、こういう系統の人とは、会話をしたとしても接点が全く無いんだろうなぁと思うところ。最大の相違点は、モノに対して、作り手に対して申し訳ない!って気持ちが有るか無いかの所だ。

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