『先行待機ポンプ』で調べる人が多いので、、、、
これまた誕生日記念?で、、、今日は真面目な記事アップ!?
表題の言葉で、表題のポンプを採用している自治体とか、そういう名目の製品を製作している企業のドメインからのアクセスが最近増えている。検索のキーワードは、『先行待機、摺動、ゲリラ豪雨、無潤滑摺動、軸受、設計法、材料選定』と言った用語。これって、作り手というか軸受けの見繕い担当者が読んでいるってことだろうか?
最近のアクセス解析では接続元のドメインが判りやすい企業名なんでIPの逆引きなんぞしなくても、直ぐ簡単に判る。この製品関連の売り手、採用元のアクセスも多いけど、面白いのは、pref・・・ってドメインで、これは各自治体の技術センターだったりする。他は自動車、電機、大学、独立行政法人からのアクセスも結構あったりする。
こんな健康サイトに来ても多分役に立つ情報は無いと思うけど、、、、
でも、結構頻繁に来られる方をいらっしゃるのが興味深いところ。
で、この先行待機という言葉の元とは、名の如くポンプに水が入る前段階で運転されていると言う事。つまりは、ポンプが空運転されているのだ。ポンプが水に浸かって運転したのではゲリラ豪雨で流入する水の排水が間に合わないということである。
それで、豪雨が発生すると直ちに運転するポンプの事であるけど、空運転っていうのは機械的には相当ハードなのだ。本来、水に浸かって機能するポンプは、浸かっている水を潤滑冷却媒体として使用するのだが、水が無い状態で運転する場合は、摩擦が生じる部分に特別な潤滑システムを用いるのが常識なんだが、そのシステム保持に手間と経費がかかる事から不意な運転でもシステムの起動準備状態を作ると言う事は、相当な待機エネルギーが必要ということで、潤滑システムの省略が業界における開発競争のテーマだったのだ。
この潤滑システム省略競争では、この道の最大企業が常に先行していたのだが、そのシステムでさえ完璧とは言い難いのが現状である。実際、等価なサンプルを作成して表か試験を行うと、特定の条件では先行待機が可能だが、通常状態等では結構大きな問題を抱える等の欠点も抱えている。この最大の欠点は、万が一の状態においては全システムが完全に停止するというリスクを抱えているのが致命的な事だ。
それ故に、この大手企業でさえ、開発アイテムの採用には、開発責任者ならば絶対に躊躇の心が働くのが想像できるのである。
そんな企業に対し、今のシステムは万が一の自体でも全システムの停止には絶対に到らないというメリットを持っている。私の開発したシステムは、類似機械ながら産業分野が違うエリアで開発を進めたものだが、分野を越えて話題の分野への適応を拡げている最中なのだ。
このシステムの特徴は、無潤滑という発熱状態の中で発熱を加速し終末的な状況に陥る軸受隙間を完全にコントロールして保持させる事を目的としている。勿論、固体摺動における摩擦係数を低下させる工夫、局所発熱を分散させる工夫、局部破壊の伝播を防ぐ工夫も施しているが、熱的、機構的な工夫と実は材料物性と構成材料の寸法制御を行って終末状況に陥る事を防いでいるのだ。
この考え方は、多くの機械で見られる構造の相似性に特に留意して設計する事が勘所なのだが、この熱的、物性的、寸法的の公約数的な相似性を如何に確保するか?が難しい所である。
現在、開発アイテムは、何社かの企業を利用して部品製作会社に卸して最終的にメーカーが購買し採用した後にエンドユーザーに伝わる形となっている。
最近思うのは、その製品機械メーカーのエンジニアの質問を伝言ゲームの如くで伝わる事があるけど、どうやら解答が正確に伝わらない感じ。で、ダイレクトに回答する事もしばしばあるけど、先の相似性を維持する際の勘所自体はプログラム化しているが、この考え自体がキーであり、特許云々の前に、下請け、卸先には、やはり公開出来無いなぁと思うところ。
まぁ、何にしろ、このサイトに、その道の人が来る訳であり、文章を読んでいるようなので、書いてある内容が嘘ではなく、はったりでも無くって事を伝えるために、このようなジェネラルな記事を書いてみたりする。実際、この関連の特許はネット検索すると氏名と併せて調べる事もできる。特許でヒットする件数は未だ二桁には到達しないが、将来的には最低でも誰も思い付かない事で20件くらいは特許化したいとも思う。
| 固定リンク
コメント