軽いギアは楽珍だ。
この日曜日の深夜にTriathlonBikeの記事をアップしながら思ったのだが、我が家の自転車のギア比は超ワイドの多段ギア車以外は、基本は相当にローギヤードなモノが多い。
BSロードバイクもジュニアカセットで16Tトップが特徴的、小林ロードは14Tトップながらアウターリングは46Tと小さめ、小径のルイガノMVFでもトップは13Tだ。オ・モイヨWWはトップ11Tながらアウターリングは48Tと小さめ、、、、
重たいギアっていうと、スピママGTRと西DAHONというDAHONベースの改造車だけど、これら改造車も内装の重たいギアを使わねば基本は軽めである。超多段故に重たいギアも!付いてくるだけの話し。
このように軽いギアが基本で自転車は組まれている。っていうのも、漕いで重たいのは怠いし、しんどいし、、、、負荷少な目で走る方が楽だからなのだが、過去を振り返ってみれば大昔からローギヤードに強い憧れを持っている。
でも、自分の世代を考えれば、昔の自転車ブームを過ごした世代であり、多分、同世代は軽いギアに強い憧れがあったのでは?って思う。
昔はランドナーブーム。しかし、軽いギアは一般的な貧乏学生向けにはフロントインナーが34T、36Tが選択の最小値だったように思う。金持ち裕福な人には、スギノのプロダイ、TAのシクロツーリストって選択があったけど、中学生には無理な話である。5ピン留めではインナー28Tとかも選べ、それが峠越えの強い武器というのが憧れの理由だ。
思い起こせば、大昔にヤングウエーシリーズでゴールドギアというスーパーローのボスフリーがセットされていたのが印象深いけど、あのゴールドギアは34Tというギアだ。あのジュニアスポーツ独特の世界だったけど、当時の普通のロードバイクは?っていうと、最大で28Tというのが限界であり、自分が当時乗っていたロードマンではリアハブは何故かカセット仕様でありヤングウエーの34Tローのボスフリーが付けれなかったのを覚えている。
当時、ロードマンでの最も軽いギアは前が36T、後が26Tくらいだったけど、どうしても34Tが欲しく、中学生の頃にハブを買ってニシダサイクルさんの先代社長に組み方を教わりながらボスフリー化して34Tローのボスフリーを組み込んだのを覚えている。中学二年の頃、この34Tロー仕様で、当時の広島の吉和、立岩ダム方面にサイクリングに出掛けたのを覚えている。
高校時代もロードも乗っていたけど、メインの街乗りはフロントトリプルの軟弱スポルティーフ。前はプロダイに3ピンアダプターを付けてインナー28T、カセットローは26Tだったけど、こういう構成は当時的ロードではナンセンスだった。
このように、当時から兎に角軽いギアが欲しいという気持ちが強かったけど、未だにその傾向が続いているのである。この年齢になってロードバイクに乗ろうか?って思うのは、5アームクランクでもインナー30Tが選べるし、そういうビギナー向けのロードが普通になっているからだったりする。勿論、それでもカセットトップの11Tとか12Tは不要だけど、、、
しかし、ここ最近自転車に復活して周りの皆さんの傾向を観察すると、兎に角、ギア比はハイギヤードである。確かに、ロードバイクでもトリプルが選択できてインナー30Tという選択も可能だが、高速側では使う状況が考えれない程のハイギヤードなギア比が普通でありビックリしているのだが、使えないギアは不要って思った時に、大きなトップ歯数が使いにくい現状に一寸したカルチャーショックを受けている。
飾りのギアよりも使えるギアをなるべく沢山選んだ方が自転車生活は幸せになると思うのだが、みんなどの様に考えているのだろう?
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コメント
コメント有り難うございます。ですよね!
長く、楽に走るには、やっぱり軽いギアが必須です。
トリプルクランクでアウター封印って使い方、結構良いですよね!39-30Tってのは30%幅であり結構具合イイです。
カルカルギアレシオ、我が家のロードは二台とも大き過ぎないフロントトリプル+ジュニアカセットですが、どっちも楽珍です。
人によっては下りの峠で100km/hを狙う!なんて人も居るようですが、下りの直線は兎も角、コーナーは単車と違い自転車は落下滑落であり駆動力を掛けれないのなら直線部分でアホみたいに速度を求めるのは不要です。そんな思いから下りは漕がずに滑落するだけってスタイルですので、街乗りなら尚更重いギアは不要ですね。
投稿: 壱源 | 2008年10月 7日 (火) 13時12分
こんにちは。確かにトップギアってトラックみたいな車の後について走るときぐらいしか使わないんですよね(とっても危ないですが・・・)。考えてみると高速になるほど空気抵抗が大きいので独りでサイクリングするときはフロントアウターで踏み続けたりはしません(出来ません、の方が正確ですね)。自分は前3枚のロードに乗っていますが、思えば進行中は殆どセンターギアの39Tを使っています。これでもかなりの高速まで走れます。インナーの30Tには、登坂の際には何度も助けられてます。楽に長く走るということを考えるとこれって結構重要な事の様に感じます。
投稿: sara | 2008年10月 7日 (火) 13時01分