何時の間にかCore i7!?
パソコン界に関心を失って暫く経つが、ふと見た記事でインテルのCPUが次世代に置き換わるという。その一発目が登場したのだそうだ、、、、、
その名も、『Core i7』プロセッサー。将来的に8コアを見据え、取り敢えず4コアでデビューという。
自分の頭では、普通の『Core』プロセッサ、それもCore 2 Quad QX6600 あたりで関心が途切れていたのだが、もう新型なんだそうだ。
一寸前は、マルチコアが一つのダイか否か?で論争していたりしたが、それも今は昔、、、、当然ながらネイティブの4コアというらしい。
興味深いのはPentium4時代に失敗の烙印が押されたようなハイパースレッディング(HT)が復活したこと。前世代のCore2プロセッサでは、PentiumM、PentiumIIIの系統を引き継ぐ等と言われていたが、結局、時代の進歩と共に技術も進歩し新しい形で登場しあうようだ。
そう言えば、IntelといえばライバルのAMDが思い浮かぶけど、最近、更に評判を聞かなくなってきたなぁと思うところ。
パソコン組立ブームの時代、CPUがPCの性能を左右していた時代では、新型プロセッサ登場はお祭り騒ぎだったんだろうけど、パソコン、インターネットが使いたいユーザーの元に行き渡れば、相当に新しい使い方の提案が無い限りは、大きな流れは生まれてこない様子。
パソコンの革命っていうと、やはりWindows95が登場した時が最初のインパクト、その次がWindows98/Windows2000の時代におけるインターネットの普及が最大のインパクト。その次は何か?っていうと、一般の使い手にとってパソコンでやりたい事、思い付く事って部分で変化していないのが実情。
スタンドアローン的な使い方、ネットを介した情報送受信を利用した使い方で完結している。やりたい事が変化していないということは、ソフト、ハードに要求するリソースとしては、新しい使い方が提案された時代のスペックで事足りる事を示している。
それが、新OSへの以降速度の鈍化であったり、新CPUへの関心の低さだったりするのだろうか?
OSでもWindows95から始まったWindows9X世代、安定性を高めたWindowsNT系の一応の完成形であるWindows2000が今の要求仕様を取り敢えずは満たしている。以降のXP、Vistaによってインターフェース的な目新しさ、マルチメディア対応度のアップを望むユーザーが多ければ、最近のOSへの以降は速やかに進むだろうけど、実際にマルチメディアをPCに求める人っていうのは多くないのか?一般的でないのだろうか?少なくともGUIを導入したWindows95、インターネット接続をデフォルト化したWindows2000のような革新は無い。
ハードもソフトが変化しなければ要求仕様は低いままで事足りる。インターネットの次の革命がPC界に訪れなければ、如何に高性能なCPUも目新しいOSも盛り上がらないかもしれない。
これはデジタルカメラにも通ずる印象。軽量コンパクト、超高画素のデジカメでもA3、A2出力しなければ真価を発揮しないなら誰もが必要無い。家庭におけるカメラの良いところは、後に一目で見て過去を回想できるアルバムが作れる点だ。それは、普通のL判のアルバムが一番見やすく嵩張らず具合が良いという価値観が支配的。そのL判で十分って価値観を凌駕しなければ高画素化しても魅力は乏しい。
実際、我が家のPCはXeon2.8GHzのDUAL機、Coppermine1GHzのDUAL機が二台、いにしえのPC9801Xv/W改K6-IIIが一台の構成だが、ネット、メール、文書作成、ホームページ作成、デジカメ写真出力、少々のDVD/CD焼きなら全く不満はない。敢えて言うならネット接続速度の高速化くらいのもの。CPUは今でさえ寝ている時間が長い。DUALも無用の長物化している。
デジカメも然りだ。殆ど130万画素~最高でも320万画素クラス。L判出力なら130万画素で十分過ぎる。ホームページネタ収集には昔の35万画素機を使っている。完全に十分である。
でも、近い将来、もしかしたら、PCを新調するかもしれない。その際はPCとしての存在でないだろう。テレビ、DVD機との親和性を最大限に追求した仕様を自作するパターン。
最高のCPU、最高のHDD、大量のメモリという仕様になるだろうけど、テレビの完全地デジ化に併せて、オーディオ機器の不足を補完するような構成を作りたいと思う。その時迄には、2011年ということで2年以上在る訳だ。多分、その時は、今回登場したCore i7プロセッサでも型遅れとなっているんだろう。
勿論、新プロセッサで思いも掛けない新しい使い方が提案され、自分の好奇心のツボに嵌るとニューマシン導入に走るかも知れないが、、、、、
次期PCは映像コンテンツ等を積極的かつ簡易に編集するためのマシンにするパターン。映像っていうと民放配信番組で地デジ、BSデジタル、後はCS放送、自分で撮影したビデオ画像。ここで、録画対象は?っていうと、CS放送かビデオ画像。CS放送コンテンツをPCで編集するには、i-Link等でSTB等チューナーから転送した上での操作となるけど、チューナーから転送した時点でコピー10が失われコピーワンス状態になるのがネック。この辺の使い勝手を改善するような規格、裏技が生まれないと使い勝手が悪そう。民放コンテンツなんぞ、録画するつもりは今のところ無い。だから、PC用地デジチューナーってだけではグッと来ない。PC用CSチューナーが欲しいけど、CATV受信経由ってなると難しい。PC側のデジタルチューナーも春以降登場しているが、どうもPCでテレビを見るって習慣が思い付かない、、、、テレビはテレビ、PCはPCってしたいところ。録画するのは、極稀だが、WSBKとか、サイクルロードレース。それ故に、チューナーとPC間、デジタルビデオ等とPC間の接続形態が簡易かつ高速かつ汎用的な方法が見つかれば、良いかもしれない。
流れ続ける映像に関心はあっても、全てを録画することはあり得ず、録画対象は極僅か。それ故に、PC側にチューナーを内蔵できたとしても、テレビ視聴のためにPCを起動するっていうのはナンセンスって発想。テレビは流しっぱなしがデフォルトなテレビで見るのが一番。その流れゆく映像コンテンツの極一部のみをトラップして保存するための機器が現行DVDデッキでなく、PCで行いたいっていうのが希望。そこの問題が上述のように存在するのが現状だ。オーディオ機器のDVDデッキとPCの違いは、保存容量の自由度の高さ、記録操作における編集等の汎用性の高さの違い。こういう点では、部分的なスケールアップも可能(場合によっては自分で部品交換して修理も可能)なPCが適していると言える。
デッキ側は長寿命が重要で、今のようなHDD記録とかメディア記録は不要で、大容量のメモリー記録とメディア再生のみで良いように思う。そのメモリー上のコンテンツをPCに渡しやすい構成が理想だ。
AVデッキで取り溜めた映像コンテンツを速攻で取り込んで必要な形式メディアに自由に保管する部分はPCで行い、そのメディア再生にAV側は特化するようなスタイルを考えている。その時ってのは、地デジに固定化して、現行デッキのコンテンツデータの入出力インターフェースが確定したのを見定めた時がPC新作のタイミングかもしれない。
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