天国から地獄って言っても人それぞれだ。
昨日からメディアを賑わせているのが、小室ファミリー率いる小室哲哉氏。生涯収入が97億円とも言われ90年代を席巻した人だが、最新の報道では預金残高が6259円程という話しもある。
このように天国から地獄に!って人は、ライブドアの元社長の堀江貴文氏、防衛事務次官の守屋武昌氏、、、、天国から地獄に!でも地獄の丁目に差があって、犯罪に手を染める前で踏みとどまる人、一線を越えて犯罪に手を染めてしまう人とあるようだ。
但し、犯罪に手を染めるとは行っても、天国の状況で繁栄を謳歌している段階で際限なき欲望を満たすために犯罪を犯す場合と、地獄に陥った後で身動き取れない雁字搦めの状況で犯罪に手を出してしまう場合とがあるようだ。
そう考えると、堀江氏、守谷氏と小室氏は微妙に立ち位置が違うようにも思える。勿論、頂点だった時代にどの様に過ごしたか?知らないし、最終的に司法の場で裁かれる結果を待たずしての批判的なコメントは行わないが、少なくとも、活動期において時代の支持を得て財を成す価値を生み出す能力があった事は事実であり、その価値も堀江氏のような時価総額的な実体の無い物とは違い、音楽という実質的な物を生み出したのは間違いの無い事実である。
今現在の借金が10億とも15億とも言われているが、生涯年収で100億円に迫り、年収で20億円を超えた時代があったのも事実。
詐欺行為によって他人の財産を搾取しようとしたのは決して許されるものでは無いが、無から価値を生み出す能力はある筈。メディアで贅沢三昧が抜けきらなかった事を嘲笑する記事も散見されるが、人間誰しもバブリーな状況に置かれると変質するのでは?とも思うと、贅沢三昧で自分が見抜けなくなった事を愚かと簡単に言い切るのも難しい。
少なくとも、仮に、今手元に数億円が転がり込んでも、自分の生活も変質し、考え方、金の使い方も変わらないとは言い切れない。
司法の場で裁かれ、一切をリセットしても、間違いなく才能はある筈であり、なんとなく応援したくなるのは間違いだろうか?
犯罪行為はNGだが、才能を駆使して価値を生み出す力っていうのは、その部分では尊敬に価するし、価値を生み出す事を端から考えていない人よりは遙かに魅力的だと思うのである。
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