○×ダイエット
我が家には一歳児の息子が居る。で、一日の食事にはデザートというか補給食というか、お菓子というか、そういうノリでバナナを食べさせている。
しかし、9月頃から急にスーパーの店頭でバナナが姿を消して入手に困っていた事があるのだが、最近は再び普通に帰るように為ってきた。
なんでも、朝バナナダイエットというのがテレビで放送されたのが原因らしく、以前の納豆ブームと同様にバナナブームだったようだ。
しかし、このブームも一過性であり僅か二ヶ月足らずでブームは終焉した模様。
このバナナダイエットの発端は、この9月19日のTBSのドリーム・プレス社って番組らしい。
この食材系ダイエットというと、例の納豆、チョイ前のバジルシード、蒟蒻、ソーメン等々様々なダイエットが紹介されてきたけど、何一つ長続きしたモノはない。
食材系ダイエットに限らず、チョイ前のビリーズブートキャンプ、今ならコアリズムでもそうだし、器具系なら金魚運動、ステッパー、乗馬マシーン等々様々だが、何一つ定着したのがないようだ。
自転車のブーム推進力の一部にはダイエット効果を期待してのこともあるだろうけど、これも一過性か?と思ったりする程。
ダイエットっていうと、代謝活力アップが基本。摂取制限系ダイエットはナンセンス。代謝アップ=消費量アップ=運動量アップだから、運動を持続しないと、これまた無意味。
運動で脂肪を減らすというのが正攻法だが、脂肪1kgが7000kcalという。7000kcalというと700kcal×10回である。700kcalというと流し気味よりチョイ速程度の水泳を1時間である。本気モードで1000kcal+αだから、チョイ速程度でも1時間連続水泳というと結構ハード。それを10回やって1kgという。日常の生活に加え、1kg痩せるには、その分の運動が不可欠という事。ダイエットが本当に必要な人の中に、こんな運動が出来る体力があれば誰も苦労しない訳であり、そうすると1kg痩せようと思えば、相応の時間が必要ということ。
勿論、摂取制限で毎日700kcal分摂取量削減で10日で効果も得る事が出来るかも知れないが、食欲っていうのは人間の三大欲望の一つ。これをセーブするのは間違いなくストレス、欲求不満がたまる。果てはリバウンドに向かうだけだ。食べる量は基本的にはキープして運動するのが一番。それ故に、運動で1kgを落とすには7000kcalの消費。普通に考えると2週間~1ヶ月程度は必要だろう。
しかし、人間の体重っていうのは水分の出入りだけで相当に変動するのも確か。実際には±1kg程度は軽く変動するもの。それ故に、1kgが増える、減るっていうのは判りにくく、その傾向を掴むには最低でも2ヶ月程度の取り組みは必要だろう。これが本質だが、ブームに走る人は長くても2ヶ月持たない。これではダイエットは成功しないのである。
仮に、2ヶ月で20kgのような過激な効果を期待するならば、1ヶ月で10kg、1週間で2.5kgのダイエットだ。2.5kgの脂肪=2.5×7000=17500kcalのカロリー消費である。毎日2500kcal以上の運動が必要。2500kcalの運動は?、、、、、そう、毎日ハードに二時間ずつ泳ぐというもの。こういう努力の上に高速ダイエットは成立するのである。
そもそも摂取制限で毎日2500kcalをカットしようにも、それだけ食っていなければ不可能であり、確実に2500kcal分を減らすには運動以外有り得ないのである。
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