一番大切なのは?
自転車、単車、、、、趣味や行動に全てに当て嵌まる事。それは何か?っていうと、何よりも、行動の起点となる理由、好奇心だが、そこに好奇心が湧く理由っていうと、それは観点の違いはあっても楽しいから。それが全てだろう。
行動が続くのは楽しさあっての話し。上達が楽しかったり、収集、改造が楽しかったり、、、、これが大切な事とも言うのだが、楽しければ何だって良いか?っていう部分が結構欠けている人が多い。
楽しい!って感情に支配されている時っていうのは、案外、周りが見えなくなったり、或いは、集団行動で麻薬的に楽しさに溺れている時っていうのは、社会で楽しみを満喫する際に配慮が不足しがちになるものである。
楽しかったら、何しても良いか?っていうと、殆どの人がNoって言うはずだが、この何しても良いか?の部分が気付くのが年の功だったりするのだ。
子供達が楽しく遊んでいる風景には、結構、危険な行為が入っていたり、近所迷惑な行為が入っている。楽しく行動するっていうのは、いわば、童心に返っている訳で、その行動には、危険行為、迷惑行為が意識せず忍び寄っているもの。それに対する配慮が自分基準であっても、世間基準から懸け離れると、それはやっぱり禁止行為となる。自分基準と世間基準がシンクロする事を常識が身に付く事であり、それがシンクロしない状況を常識外れ、世間知らずってなる訳だ。
そうなると、楽しけりゃ何しても良いか?っていうと、それは間違いである。
自転車ブーム、単車ブーム、、、、それは楽しいから起こるもの。
でも、単車ブームで規制が入ったのは、迷惑だから規制されて衰退したもの。
同じように、自転車ブームの中でも、自転車を迷惑だと感じている人もいるのも事実。
楽しさを独自世界で外界との接触無しで楽しむには、正しくAs You Like!なのだが、公共空間で楽しみを実感するというのは、自分と外界との距離感に気を配るのが必須なのだ。
レーパン、レーシャツでカッコイイ自転車に乗る。これは乗り手の勝手である。性能云々の前に、装備、装具、機材に凝るのも自由である。
しかし、それを試す?ために、他人に挑発するのは、楽しいのかも知れないが、迷惑行為である。また、他人に挑発しない迄も、同類で連んで集団練習、朝練と名付けて、道路を占拠爆走し、他の利用者との不干渉を阻害するのは、やっぱり迷惑行為なのだ。楽しいから!って理由で許される行為では無いのである。勿論、本人その気の交通法規無視なんぞも以ての外である。
楽しさがあるのは事実。しかし、楽しさにかまけてルール違反するのはNGなのだ。
・自転車の無灯火行為、携帯操作、傘差し運転、脇見運転は言語道断。
ってのは、正統派を気取るスポーツサイクルユーザーには当然かもしれない。スポーツサイクルユーザーがコスプレに奔ったり、改造、機材収集に奔ったりするのも自由。勝手にすれば良いのだが、それを公道で試そうとした時に陥りがちな下記の行為も言語道断。
・ロードの信号無視は、車の信号無視と一緒。
・ロードの集団並列走行は、珍走団の集団暴走行為と一緒。
・ロードでの挑発行為は、やられたらやり返すというガキの喧嘩と一緒。
そういうモンである。
勿論、道路で練習するのは、道路に利用法が定義されていない以上、それは自由だが、あくまでも、危険の生じない範囲で、他人に干渉せずって掟が存在する。
集団走行するにも、ジョガー、他の自転車が走っている場所、車道区間では、本人が如何に能力が高く、ヘルメット等被っていたとしても、並んで奔るのは絶対NGだし、道路を占拠するかの如く停車するのも最悪だ。抜かれたから抜き返すなんて幼稚な行為も最悪なのだ。
本人達には、試したい!楽しみたい!って欲望があるのかもしれないが、その場所が公道である以上、それは絶対にNGなのだ。
特に自転車での集団走行は、他の交通車両に比較すると絶対的な速度は低いもの。そんなトロクサイ乗り物が、ふらつきながら並進するっていうのは、後方から遙かに高速度で移動してくる単車、自動車からみたら危険きわまりないモノなのだ。それ故に、自転車の売り手で、本来は、業界の指導者足るべきショップ主導の集団走行で、並進を容認しているようなショップがあるとすれば、それは認識を改めるべきだと思う。練習と名うって、並進を容認したり、下手すると車で併走しながら他の交通の流の阻害要因を作るなんて最悪なのだ。勿論、プロの競輪選手の練習風景で、車のハッチゲートを開けて、ナンバーを段ボールで隠して奔っているのも見掛けるが、有り得ない風景なのだ。
更に、道路はレース空間ではないのだから、抜く、抜かれるっていうのは基本的に瞬間的な干渉に過ぎないはず。遅いと思えば抜けばよい筈。でも、抜く側は、よく考えて、本当に遅いと思って抜くか?が大事なところ。中には、目標を見つけて抜きたい!って思っていたり、抜かれた結果、逆上して抜き返したる!って思うのは、根本的に間違い。そういう激情はハッキリ言って迷惑なのだ。
要は、楽しければ何しても良いのではなく、楽しければ、自分で楽しみ、他人には不干渉ってルールを守らなければならないのである。
まぁ、この抜かれたら抜き返すとか、連んで爆走するっていうのは、自転車に限らない。単車でもあるし、四輪でもある。何乗っていても、自分が自分のペースで走っていて、仮に抜かれても、そのペースが自分のペースで無ければ放っておけば良い。逆に、後方から明らかに自分より速いのが近づいてくれば、普通に先行させれば良い。それで全てOKな筈。後から速いのが来たら突然加速して逃げるとか、前方に速そうなのが居たら無気になって追っかける。或いは、突然抜かれたら、反射的に抜き返すっていう、、、こういうのが間違い。
人が見ているかどうかに限らず、信号等は守るのがルール。道路は原則として並進は不可なのだ。並んで走るのは場所も取る。後方からの高速車両に対して迷惑だし、前方からすれ違う車両に対しても威圧感を与える。幾ら偉そうに集団の先頭車両が手で合図しても、これはルール違反なのだ。
そう、一番大切なのは、楽しい事以前に、調和を保つ心を持つ事なのだ。公共空間っていうのは、目的の違う、様々な人が、様々な利用をしているもの。それ故に、一方の常識が全てに当て嵌まるという暗黙性は皆無と考えて良い。だから、細かい所にも法規が定められている。その法規を遵守するというのが公道を利用する側の最低限必要なマナーなのだ。
自分的に、一番迷惑に感じるのが、複数車両の並列並進走行、並列駐輪する奴と何故だか反応する奴。これが一番不愉快。並列集団と自歩道で離合する時なんて、こいつら前見てるか?って思うし、実際、突っ込んで来られた事もある。反応する奴もウザイ。後方から徐々に追い付くのはペースの違い故の話。なのに、気付かれた途端に目の前、前後をまとわり付かれるのは、走っていて凄く疲れる。一人で淡々と走りたいので、他人には前後数メートル以内には近寄って欲しくないのだ。特に、あんまり広くないところで抜き返されたりして直前で失速、加速を繰り返されるのは凄く不愉快。
そういうのは相手的に楽しいのかもしれないが、こっち的には不愉快以外の何物でもない。でも、色んな考え方が溢れているのが、世間っていうのも判らないではないが、、、、なかなかねぇ、、、、そういうのと遭遇して頭にカチンと来る自分自身が大人気ないのも冷静になれば判るんだけど、、、、まぁ、難しいというか、色んな人が居るモンだ。生い立ちも違えば、価値観、目的、、、、全てが違う人が空間を共有しているのだから、、、ただ、それ故に、そういう公共空間では他人に不干渉って原則は守るべきとは思うのである。
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