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2008年11月20日 (木)

糖尿病と脚切断、失明、腎不全の関連を再学習してみた。

 日曜日のNHKスペシャルでは糖尿病がネタ。病の起源と称して、今回は糖尿病が取り上げられていた。
 糖尿病っていうと肥満と密接な関係があるが、その肥満っていうのが、人間の文化によってもたらされたモノ。その文化とは、農耕の発明・・・・・そういう話である。
 番組中では、今流行?の『小さく生んで、大きく育てる』って育児方法で生まれた胎児期の栄養状態によって、糖尿病になりやすい体質が作られることも明らかになってきたという。
 日本の若い女性たちの「やせたい」願望が、将来の糖尿病患者を増加させる恐れも指摘されている。

 高度肥満になってしまう人の脳の分析の結果、大麻等薬物中毒患者と同じ様な食物に対する反応が見られる等々、、、、、肥満を治療する手術など、最新の研究を織り交ぜながら、渡辺えりさんがガイド役で番組が進行していた。

 さて、この糖尿病って病の基本知識なんだろうけど、自分自身完全に理解していなかったインスリンとの関連の話。

 血液中の糖分は筋肉で使われるために存在しているのだが、筋肉には糖分を吸収できる状態には無いのだそうだ。筋肉が糖分を吸収するにはインスリンが細胞の受容体と結合し、始めて筋肉等細胞が糖分を吸収してエネルギーを生み出すことができる。

 この状態が健全な状態だが、過剰な糖分が血液中に溢れ出すとどうなるか?っていうと、その過剰な糖分を吸収する受け皿が脂肪細胞であり、脂肪細胞が糖分を脂肪という形で蓄えるそうだ。この状態が肥満という状態。

 この状態が長く続くと、今度はインスリンに受容体が反応しなくなりインスリンの感受性が失われてしまう。すると、血液中の糖分が過剰となる。過剰となった糖分は血管壁を破るという性質をもち、血管の各部で出血が生じる。出血した血液は血管の内外壁で凝固し、結果的に内壁側の血管断面積が減少する。当然、血管壁自体も厚くなる。弾力を失うという結果を招く。
 これが続くと、内壁側に蓄積したモノ(血栓、毛細血管瘤)が血管中の血流の流れを阻害するのである。血管断面が縮小し、血管弾力が失われると、症状的には高血圧症状となる。更に、血圧数値も収縮期、拡張期で差が少なくなる訳だ。この血栓が血管内壁から剥がれて心臓の動きを止めるのが心筋梗塞、脳の血管でつまり脳細胞が死滅するのが脳梗塞。

 その前段階で、血栓が血液の流れを止めて最初に影響を受ける部位が、毛細血管が集中した部位。それは、心臓から遠く離れた脚の血流不良であったり、毛細血管が集中した網膜部位の血流不良、或いは、腎臓における血流不良という症状を引き起こす。
 その結果、どうなるか?血流不良で細胞が壊死する訳で、腐っていく訳だ。

 脚の血流不良が、糖尿病による脚切断で、網膜部位なら失明、腎臓ならば腎不全、「尿毒症って状況に陥る訳だ。

 でも、糖尿病の前段である生活習慣病。これに起因する病は『サイレントキラー』で、徐々に迫り来る疾病。徐々に迫り来る疾病っていうのは、時間的に余裕があるので、患者の意志の持ち方次第で回復出来る時間的猶予が有るって意味で、やっぱり癌程の驚異は感じない。

PS
 笑い話ではないのだが、糖尿病を患い、胃癌も発見された患者さんが居たそうだ。
 その患者さん、胃癌摘出のために胃の全摘を受けたとの事。これで胃癌は完治したそうだが、何と、食物の消化機能が著しく低下し、摂取栄養分が激減した効果もあり、糖尿病も完治したという。両方の病に見舞われるのは気の毒だが、一方の治療で両方の疾病が完治するっていうのは、客観的に見ると説明を聞くとなるほど!ってなるが、それ以上に、ラッキーでおめでとう!って感じを受けるのである。

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