召集令状(再検査通知)は入っているか?
本日、水曜日、先月末受診した定期健康診断の結果が帰ってきた。
実を言うと、ドキドキドキドキであったのだ。
健康診断でドキドキを意識することなんぞ全く無かったのだが、ここ最近は恐怖に駆られるのだ。ダイエットを始める前が2005年の健康診断だが、その際は、要注意、要検査で、血液検査項目の9項目に※印異常が記されていた事もあるけど、それでさえも大丈夫!?って自信を持っていたのと比べると、今の意識は雲泥の差である。
ホントは35歳以降の成人病定期健康診断で※印が表記されているのを見て焦った事があるけど、その際の個別保健指導を受けた際には、指導医の先生から、この程度の異常(※印3~4個)は35歳過ぎたら普通だよ!って話を聞いてしっかり安心したのが、健康診断結果に鈍感になった理由である。(実際は35歳以降、※印は着実に増加していた)
そんな自分が何故に健康に目覚めたか?っていうと、2005年の健康診断での血圧測定で拡張期血圧が90[mmHg]を記録したから。それでヤバイ!と思ったのと、同時期に開催した11月ツーリングでの身体の動かない具合、ツナギのきつさに驚いたのが発端である。
それでも、ダイエットの成果により翌年には殆ど全ての検査項目を健全域に復帰させたことにより、健康診断=楽しいモノ。結果を楽しむモノ!って意識だったのである。
その際の改善を示したブログ記事がコレ↓
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2006/12/post_c778.html
それが、恐怖の対象に様変わりしたのは、自分の変化と周りの変化、つまりは環境の変化によって、健康診断の結果が怖いモノに変わったのである。怖いっていうのは、やはり当事者意識を持ってからであるが、当事者意識っていうのは、再検査通知が同封された時に始めて実感したのである。そう、2006/11の事である。その時は、2006/7に掛かり付けの医者で健診を受けた時に大丈夫!って自信があって、自信満々で2006年の定期健康診断を受けたのだが、その時に入っていたのが、バリウム飲んでのX線検査で胃部所見有り!を宣告された時のことだ。
当時の意識は、胃部所見=胃ガン?って意識が有ったから。何故か?っていうと、同じ職場で机を並べて仕事をされていた方が、前年に胃部所見で胃ガンが発見されて、摘出手術を二度も受けられた経緯を目の当たりにしたのと、2007年の春に自分が虫垂炎で入院した時の病棟の他の患者さんが殆どガン患者だった事。その時の闘病の様子を間近に見たためである。更には、身の回りでガンによって命を落とされた方が複数居る事等々である。
そして、ガンでも消化器系ガンは、生活習慣病と密接にリンクしている事を健康オタク的探求心によりガンの誘因リスクが生活習慣病のそれと同質のモノという現実を理解し、生活習慣病のリスクを抱える経験をした自分にとって、消化器系ガン(胃、大腸、直腸)は最大の驚異でもあるのだ。
それで、胃部所見有り!って消化器系疾患のリスク告知の入る再検査通知に恐れを成しているのである。実際、そういう目で周りを見渡すと、自分より若い人が消化器系統に所見を持ち、腫瘍やポリポージスを発見し治療されている例も在る訳で、やっぱり、単純に他人事とは思えずに、ビビリモードになってしまうのである。
俺的には、そうなると多分、超悲観的になる。その客観性で悲観的に為らざるを得ないのは、そういう疾患状態に陥ると、保険加入が出来ない等の扱いを保険会社から通告されたりするのである。これは冷静に判断すると、そういう宣告の受けた経験があれば、相当の長い年数の経過がなければ、健全状態に戻らないという判定であり、その判定は、金を払うという損得が重要な判断基準による保険会社によるモノが一番冷徹で正確とも言えるのである。大きな借金も出来なければ、生命保険加入、保証人契約等々の様々な自由な選択肢が奪われるのは、その病の経歴を冷徹に判断すればどうか?を否が応でも認めざるを得ないのである。少なくとも、自分の生活環境、家族構成、年齢から、そういう自由度が奪われるのは、半分、死を宣告されたようなものなのである。
最近は、特に、ガン、糖尿病等の疾患を扱う番組が沢山放送されているので、特にそう思うのである。自分の場合、まずメタボリックシンドロームの該当か否か?或いは、糖尿病、肝機能障害、腎不全等の障害は絶対に有り得ないという自信(仮に軽度の異常が見つかったとしても回復させる自信がある!)はあるけど、ガン、ポリープ等腫瘍組織(ガンとポリープは基本は同じ。癌には浸潤、転移、異常増殖、不死があるが、ガン化前のポリープには転移、浸潤が無いだけで基本は同じモノ)にはハッキリ言って全く自信は無い。何らかの必然によって細胞の異常化が起こるのは理解できても、その因果関係を特定し、集中的に対策する方法が判らないからだ。そんな異常細胞の発生リスクに対しては、明日は我が身と思っているので、そういう召集令状には極度の恐れを感じているのだ。
健康オタク状態の納得している知識は、消化器系ガン、ポリープ等の異常細胞(腫瘍)は、細胞分裂の際に何らかの不具合によって、遺伝子の異常と合わさって生じた変異である。変異は偶然で起きるのではないって事。変異は必然によって生じるのである。運悪く疾病がやってくるのではなく、起こるべくして発症したのである。世の中の出来事全てには因果関係がある。ここが重要である。細胞の異常は、起こるべくして起こるのである。つまり、異常細胞が生まれるってことは、遺伝子、食生活、生活習慣、運動習慣等による細胞分裂環境が癌化に適した状態の裏返しであり、それが見つかってからでは、自分的には既に手遅れと判断しているから、恐さを感じるのである。
更に、特定の因果を見極める術が現段階では発見されていないっていうのも恐さを助長するもの。何か原因は在っても見えないという恐さである。いわば、消化器系ガンやポリープの発症を経験し、生活習慣的にもメタボ気味な生活を体験してきたということは、何らかの必然要素を含んでいるということで、それを改めない限りは、絶対に病は襲来してくるけど、その原因が特定されていないという未知の部分が恐さに繋がっていると自分は思うのである。だから、最初の発症を封じ込める事を意識したような生活が重要であり、仮に一度、そういう事態に陥れば、なるべく生態環境が改善されるような意識を持って生活を重ねなければならないのである。
異常発症は必然による結果な訳であり、発見されてから対処的な手を打っても遅いのである。癌化になりそうな環境因子を如何に潰しておくか?って根絶的な対策が重要であり、その意識により、今現在、喫煙、飲酒、特保食品、冷凍食品、インスタント食品、ジャンクフードの嗜好習慣を数年来徐々に中断するモノが増えているのである。(喫煙停止は490日経過、飲酒激減は18年経過、インスタント食品断は10年以上経過、ジャンクフードも食べるのは年に5回以下、冷凍食品断も10年、、、、)
今回、呑気にこんな記事をグダグダと書いているのは、召集令状が入っていなかった!血液検査数値も極めて良好であった!っていう安心があって故の事。仮に、自分の検査結果に異常があれば、こんな記事を冷静に書ける筈が無いのである。それ故に、ホンネの部分ではホッとしており、取り敢えず、次の検査迄の一年も運動しっかり、規則正しい、バランスのとれた自然食生活、喫煙習慣の中断の継続、飲酒機会の限りない抑制というスタイルを保ち過ごしていきたいと思うところなのだ。
息子が1歳、娘が6歳。住宅ローンも残っている。これからずっと自分自身元気でパワフルで無ければならない。疾病、怪我に見舞われず楽しく過ごせるように肝を引き締めると今思っているところ。
ところで、現在の状況では、次のようになっている。
測定順は、
2005/11→2006/07→2006/11→2007/11→2008/10
である。
1.血液一般
1).赤血球:標準値が400~550万/mm3
581 → → 518 → 508 → 491
2).白血球:標準値が3000~9000/mm3
8910 → → 6110 → 5980 → 5600
3).ヘモグロビン:標準値が13~17g/dl
17.2 → → 15.7 → 15.6 → 14.7
4).ヘマトクリット:標準値が40~54%
51.3 → → 47.3 → 45.8 → 44.5
2.肝機能
1).GOT:標準値が8~40IU/l
34 → 19 → 22 → 23 → 21
2).GPT:標準値が5~35IU/l
63 → 17 → 16 → 15 → 14
3).ALP:標準値が105~340IU/l
284 → 216 → 206 → 185 → 181
4).γ-GTP:標準値が0~70IU/l
86 → 16 → 20 → 22 → 21
3.脂質
1).総コレステロール:標準値が130~220mg/dl
207 → 178 → 171 → 201 → 189
2).中性脂肪:標準値が30~170mg/dl
468 → 112 → 97 → 172 → 131
3).HDLコレステロール:標準値が35~85mg/dl
34 → → 53 → 61 → 61
4).LDLコレステロール:標準値が70~139mg/dl
→ → → → 102
4.腎機能
1).尿酸:標準値が2.0~7.0mg/dl
9.1 → 7.5 → 6.7 → 6.8 → 6.8
2).クレアチン:標準値が0.5~1.3mg/dl
1.07 → 0.94 → 0.95 → 0.98 → 1.00
5.糖尿病
1).空腹時血糖値:標準値が70~110mg/dl
88 → 86 → 77 → 87 → 82
6.メタボリックシンドローム判定
測定胴囲は69cm、当然、『非該当』である。これは心配していない。
で、今回の健診ではLDLコレステロールの測定が追加された程度の違い。
因みにLDLコレステロールの推定も可能で、
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2006/12/hdl_576e.html
参照!
LDLコレステロール量=総コレステロール量-HDLコレステロール量-0.2×中性脂肪
で推算可能だ。
試しに計算すると、189-61-0.2×131=101.8!
実測値の102にピッタリだ。凄いなぁ。
今の関心は、上記のような測定項目には健全域という形で幅が与えられている。この幅は何を意味するか?幅の中央が良いのか?或いは、此処の数値の相関が重要なのか?って所。その辺を調べて判れば記事にして、ベストが判れば、それを目指す生活のマイナーチェンジを施そう!って思っているのだ。
なお、前回所見で書かれたⅠ度心房ブロックは無かった。勿論、胃部、胸部所見も無し。順調である。
身体機能を効率的に活用する。これを生きるテーマの主軸に掲げ、全ての行動を行う。これが大事。
例えば、アルツハイマー、若年性認知症なんぞも、結局は、思考展開の訓練で相当に発症を押さえ込める例も知っている。脳が萎縮しても痴呆症状を呈さない例が実際に多く、それは、その老人が強烈な趣味への好奇心を失っていないという報告もある。趣味においても、模倣する、流行に乗るのではなく、自身の発想で、自身の好奇心を、自身の論理展開で納得する。妥協を廃す。って姿勢こそが、最重要と思う。これも身体機能の活用である。
飯を食う場合でも、定時定刻に三食食う。食う過程においては、身体の消化を司る行為を無駄なく活用する。つまりは、しっかり噛んで、食う順番を、人間の文化(マナー)に応じた形で摂取するっていうのが、一番合理的。そうすることが、機能を活用するということ。
そんな風に、身体機能をフル活用する事を最重要課題として生きるのが大事なのである。異常を呈してからは、健全状態に復帰させるのは困難を極める。
大体、自然界の変化は殆どが不可逆変化の筈。それ故に、崩れたバランスを復帰させるのは相当に困難だし、崩れるという乱雑さの増大した状態を律するっていうのは、相当なエネルギーが必要なのは、自然界の法則に則ったモノである。それを思うほどに、対処は無意味で、対策こそ重要って思うのである。ザックリ言って、異常状態に陥るっていうのは、健全な状態からの移行を意味する。移行に際しては、移行推進力と移行抵抗の積で表される。疾病状態に速く陥るってことは、移行推進力が思いの外大きいか、移行への抵抗が少ないか?って事。そんな変化した乱雑状態からの復帰は?っていうと、逆のエネルギー(努力)が必要。健康な人と疾病状態に陥った人の疾病発症年数が短い(つまりは、若くして糖尿病とか異常細胞の発現を呈した)場合、移行推進力が人の数倍大きいか、移行抵抗力が数分の一程に小さいってこと。これを元に復帰させるっていうのは、エネルギー的には二乗倍が必要。生活の破綻が健全者の5倍とすれば、本人基準で25倍の節制が必要って事。これはザックリしすぎた話だが、それを言うと、疾病状態に陥った後の回復を本人の努力で行うって場合は、物凄く高いハードルとなって立ち塞がるのである。そうなる前に、身体機能が破綻に陥る前に、体内数値を健全域に戻す努力が必要なのだ。機能異常とか出血前ならば、戻す際に厭うハードルの高さはそれ程でも無いのである。
チョット長文になりすぎたけど、一年に一度の定期健康診断の感想だし、今年から始まったメタボ健診に対する感想も含めての話なんで、ヨシとしよう。
取り敢えず、生活習慣病、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、消化器系ガンや腫瘍って部分は、必然的に発症するモノと理解している今、根絶すべき生活習慣を身に付ける事が重要なのだ。
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