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2008年12月 7日 (日)

簡単!?スポーツ心臓の作り方

 表題のようなキーワードで検索に訪れる方が結構居る。
 さて、自分はスポーツ心臓か?っていうと、医者から診断を受ける事は在るけど、自覚としては、自身はアスリートでもない中年サラリーマンだから、まぁ、スポーツマンハートとは違う、サラリーマンハートだと思っている。

 だから、心臓の能力?心肺の能力?のファクターである数値を見てもホンネの部分では、ピンと来ないけど、今のレベルを医者がスポーツ心臓と判断するなら、そうなんだろうと思っている。

 因みに、最新の計測値では、
・最高心拍数:202bpm(自転車で実走計測)
・安静時心拍:35bpm(起床直後に計測)
・平常時心拍:45bpm(勤務中の時折計測)
・肺活量:5400cc

って状態。まぁ、一般的な尺度で見ると、安静時心拍数は激低で、最高心拍数も激高な状態らしい。ただ、その数値が偏っているって認識を持ったのは最近の事で、同じ様な数値を持つアスリートの人が居るって話を聞くと、『へ~っ!』って思う程度だったのだ。それで、スポーツ選手の方と近い数値であるのを自覚して、もしかしたらスポーツ心臓?って思っている次第だ。因みに、診断されがちな病名ではⅠ度心房ブロックという名の不整脈があったりする。

 さて、そんな自分の事は置いておいて、一般論的にスポーツ心臓を作るには、如何にしたら得られるか?を考えると、、、、、

 心臓っていうのは、筋肉で横紋筋組織で出来ていながらも、不随意筋でもある組織であり、通常の筋肉と違い意識的に運動させる事は出来ないのである。意識的に心臓でベンチプレス等出来れば鍛えるのは簡単だが、それは出来ない相談なのだ。
 では、心臓の筋肉が何故に肥大するか?如何に肥大するか?肥大のパターンは如何なるパターンか?を考えると、、、、これは、他の筋肉と同じであり、筋肉の運動次第だと言えるのである。心臓の筋肉の強化は、筋力が求められる場合に生じるもの。どんな場合か?っていうと、大きなストロークで大量の血液が求められる場合である。もっと言えば、大量の酸素が身体から要求されて始めて心臓が変貌を遂げようとするのである。

 つまり、身体の各部が大量の酸素を連続的に欲するような状況を維持することで、間接的に心臓が鍛えられる訳である。結局は、筋力、筋持久力の強化が心臓の強化に繋がる訳である。
 ところで、心臓は大動脈を通して各部に血液を送るのだが、送る血液の利用先が分かれていても送り元の心臓は一つしかない。ならば、心臓に大量の酸素を送らせるようなトレーニングを行うには、、、、それは、全身の筋肉を導入した長時間の運動を行うしかないのである。局部の運動に如何に大きな力を発揮させようとも、全身の運動が欲する酸素量には及ばないのは、動かす筋肉の総量を比較すれば一目瞭然である。
 つまり、心臓に大量の血液を送らせる能力を与えるには、長時間の全身運動、、、、殆ど答えは一つだが、水泳しか有り得ないのである。
 そんな水泳を行う事で低負荷ながら全身運動で心臓に大量の酸素(血液)を送らせる力を宿らせたならば、スポーツの種別に応じて一番機能を支える筋肉の筋力と筋持久力を鍛える事で、全身運動で作ったスポーツ心臓の酸素をくまなく使えるようになるのである。
 仮に、ターゲットが自転車ならば、水泳で心臓を鍛えながら、10RM程度の下半身系筋トレをサーキットトレーニングで組み込んで鍛える等も一方法であろう。

 それを続ける事で、使う筋肉の強化、増強と心臓の強化、肥大が叶うのだろう。

 但し、一般に生物成体の細胞数は成長後は不変であり、成長後の変化は肥大のみによって与えられるというから、成人以降において、強化を望むので在れば、相当に長い年月を掛けて鍛錬をしなければならないし、強化習慣を怠ればアッという間に、得たスポーツ対応力は失われていくだろう。仮に、成長過程にある若年世代が、そういう習慣で取り組めば、肥大+増殖による強化が叶うために、スポーツ対応力の完成の速度も速く、仮に、将来、習慣を中断しても、比較的簡単にスポーツ対応力の復元が可能であろうと言える。

 それにしても、不随意器官である心臓を鍛えるっていうのは、他の筋肉を鍛えるのとは訳が違い、相当に長い期間が必要なのは言うまでもない。更には、少々の運動では、そういう対応力を備える状態にはなかなか到らないのである。

 自分の理解するスポーツ心臓の作り方は以上である。考え方は超シンプルで簡単なものだと思う。但し、これが実践できるか?っていうと、それは願う人の思い次第とも言えそうだ。
 客観的に、他人事的に考えると、スポーツ心臓っていうのは、こうやって作るんだろうと思う。そういう客観性で見ると、まぁ、普通のサラリーマンよりは多めで長めの運動量を長期間続けてきている訳で、医者の言うようなスポーツ心臓風味になっているのかなぁ?と思うのだが、本物のアスリートのスポーツ心臓っていうのは、理屈は簡単ながら相当の鍛錬で、幾らでも鍛えられるんだろうと思う。

 そういうスポーツ心臓の究極の例が先に記事にしたランス・アームストロング選手(安静時心拍数32~34bpm、最高心拍数201bpm?)なんだろうけど、もっと身近(物理的に近い所に住まれているっていう意味)に居たりする。
 心臓を極度に鍛える事が要求されるスポーツが、所謂トライアスロンなんだろう。広島県の三原市在住のF選手なんかがそうだ。トライアスロンの日本代表で、所謂プロのトライアスリート。その方のサイトを覗くと、鍛え上げられた肉体が如何なるものか?が良く判る。凄いモノである。まぁ、そういう状態は手に入れようと思っても、手に入れれるものでは無い。そんなモンだろう。

 こういうスポーツ心臓が欲しい!ってノリで検索されてるかたは、流行のせいか、自転車趣味人が多く、スポーツ心臓の用途を速くはしるためって目的のようだが、バリバリのトライアスリートを目指して超ハードなトレーニングを行われるのが一番簡単で、最も近道だと思う。
 まぁ、俺的には、目指すはスポーツバイクを操る山岳ワインディングツーリストなんで、そういうのは目指さないけど、、、、目指す人は、トライアスリートな方々のサイトが参考になるだろう。

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