献血で糖尿病検査サービス
木曜日のローカル新聞にも小さな記事が掲載されていたけど、表題の如く、献血を受けると、糖尿病の検査結果を知らせてくれるというサービスが来春から始まるという。
糖尿病の検査というと直接的に血糖値を測定するのだが、この血糖値は空腹時血糖値という事から、献血行為の前に空腹とは限らないという事を考慮すれば血糖値を測定して判定する事が出来ない訳だ。
そこで、新たに判定のために検査するのグリコアルブミンと呼ばれる項目。これは直近2週間の平均血糖値を反映していると言われ、血糖値が高い状態だったか否かが推定できるという。
ところで、過去においては肝炎とかHIVの検査目的で献血を行う人も居て、それが献血後の検査をすり抜けて問題となると言う事で、検査目的の献血をしないように!って呼びかけが為されている。
まぁ、そういうウイルス検査というのと、血液の状態検査っていうのは異質なモノなんで、献血を行う人は、その辺の意識を持たなければならない。
因みに、血液の状態検査で判るのは、次のようなモノがある。
1.ALT(GPT)
標準値が5~45IU/L、急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肥満の判定。肝臓に最も多く含まれる酵素で、肝細胞のダメージの度合で上昇する。
2.AST(GOT)
標準値が11~37IU/L、心筋梗塞、急性肝炎、アルコール性肝障害、心筋、肝臓、骨格筋に含まれる。1.に加え心筋梗塞が類推できる。
3.γ-GTP
標準値が10~65IU/L、閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害、飲酒との関連性が高い。
4.コレステロール
標準値が110~250mg/dL、肥満、動脈硬化、食生活中の脂肪摂取量を反映。
5.赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット
貧血の有無の判定を行う。この平均値の場合は、貧血の種類の判定を行う。
6.白血球
標準値が35~100、細菌感染症の状態を示す。
7.グリコアルブミン
糖尿病検査
8.B・C型肝炎検査、梅毒検査、HTLV検査
異常があった場合のみに希望者に限り郵便で通知される。
ということで、企業等で行われる健康診断と殆ど同じ検査を受けられるのが献血のメリットである。この血液検査に加え、胃部レントゲン、胸部レントゲン、心電図、視力、聴力、尿、便、血圧で成人病検診だ。これに単なる胴回り測定でメタボ検診という程度。
献血をして健康診断に役立てる!っていうのも悪くない選択肢である。お奨めだ!
・・・・・・・・・・・・・・でも、自分は実は献血はしない事に決めている!?
なぜなら、いつも貧血気味?っていうのは体感上あるけど、もっと別の理由、、、、、、
それは、大昔、大腿骨が木っ端微塵に砕けた際の手術の際の事、昭和59年末の事故で、昭和60年の正月に手術を受けた際の事。
その時に、地元の個人病院で大腿骨を金属プレートで代用させる手術を受けた時に、予想以上の出血があったのだが、その時に、輸血用血液が不幸にも(運良く?)無くて生理食塩水で量を賄った!?って嘘か本当か判らないような話を経験したのが一寸した理由。
心が狭い?かもしれないが、その時以来、献血はしていない。それまでは、経験あるけど、必要な時に輸血が受けられなかったという印象から、そのまんま今に至るのである。
まぁ、それは今となっては良かった事かも知れないが、当時、大きな手術をすると、輸血、フィブリン糊等々と今の時代では薬害肝炎のリスクを抱える可能性があった訳だ。
そういう心配?で、薬害C型肝炎がニュースになった時に、当時の薬剤の処理を時系列的に纏めた事もあったりする。
http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/01/c_eb65.html
が、そうだ。当時の時期というのが、偶然というか、大きな出血を伴う手術だったけど、偶然、BPL処理が為されたフィブリン糊だったというだけ。或る意味、リスクの可能性を抱えるか否かの危機一髪って状況だったのである。
そういう経緯で、当時輸血を受けなかったり、時期的に1985/9以降の抗HBsグロブリン添加処理でウイルス不活化を済ませたモノが使われてなかったのは幸運だったのだが、それとの運は別として、その時の感情が今に繋がっているのである。
勿論、その後の検査でセーフなのは確認しているが、あれでも事故を起こしたのが数ヶ月後で、手術を受けた場所が大病院だったりすると、輸血も受けて、フィブリン糊でも何らかのリスクを被った可能性があるのである。当時の血液産業?では、HIVとか肝炎を蔓延させたという事実がある訳で、ホント恐ろしい話と思うのである。
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