難病であっても原因が、、、
先週の金曜日に難病関連の番組を見て、前後して帰ってきた健康診断結果を見て、、、そして、病の怖さについて記事を書いて更新予約したのが12/2午前零時アップの記事だ。
その記事のアップ前に、難病が一度に二つも襲ってきたという話を聞いたので、再度、病に関する感想を一つ、、、、
さて、その前に、先週金曜日の番組での難病の話では、急性心筋炎って病で、心臓の筋肉の炎症で機能低下した状況から全身の血の巡りを確保するために、大腿部の動脈をバイパスする処置によって大腿部より先の血の巡りを失って大腿部の壊死、切断から義足によって元気を取り戻した女性の話が取り上げられていた。
その際に耳に残っていたのが、筋炎って病。これは筋肉の炎症で、10万人に7人とかの病の話で、危機感としては全く感じない印象だったのだが、今回、身近に聞いたのが筋炎の一つである感染性筋炎の話。
この筋炎は10万人に6人程度の有病率という稀な病だが、四肢の筋などの横紋筋が炎症を起こす病気で、自己抗体、ウイルス感染、薬剤の影響、遺伝的要因などが発症に関与するのではないかと考えられている。未だ、疾病の因果が特定出来ていないという意味で怖い病である。この中で感染性っていうのは、ウイルス感染、細菌感染が発症の引き金になっているって意味。そして、感染対象に対して免疫が過剰に反応して発症する筋炎のこと。
この感染性筋炎と闘病された方が引き続き闘った相手っていうのが、間質性肺炎。これは肺の間質組織が炎症し、炎症組織が繊維化する病。因みに、歌手の美空ひばりさんもこの病で命を落とされている。この間質は肺胞と毛細血管の間の組織であるが、これが炎症肥厚化することで、肺胞と毛細血管の間でガス交換効率が低下するのが致命性を与えている。この間質の炎症原因によって様々に分類されるが、感染、膠原病、放射線、薬剤性、突発性と様々。突発性という場合は、喫煙習慣が原因となるとも言われている。
これも稀な難病で10万人に5人程度の有病率。
さて、この二つの病が稀な難病でありながら、同一人物に発症したというのは非常に珍しい事。
この方には該当しないとは思うけれど、この難病の共通な特徴っていうのは、組織間、細胞間の組織の炎症ということ。そういう炎症を伴う病っていうと、膠原病って病がある。そこで、現代では忘れ去られつつある、過去の恐怖の病の代表である膠原病についても考えてみることにした。
膠原病は、遺伝的、体質的要因もあるけど、それ以上に、発症を誘因する環境因子っていうのが大きな要素のようだ。怖いのは、膠原病というのは様々な病の症状を呈しており、それに応じた対処療法(対炎症措置)が治療の軸となっており、根絶療法的な方法が確立されていない点である。
それにしても、この膠原病っていうのは、一般的な名称であり、発症パターン自体が稀であっても、それ自体が普遍化しているという意味で、消化器系ガン、腫瘍に近い怖さがあるようだ。様々な原因が複合的に作用しているがために、根絶策を講じにくいという点が自分にとって恐怖の類似性を生んでいると思う。但し、現代は、この病が致命性を持っていたのは昔の話であり、今は治療による改善も期待出来る分、病の怖さって部分は幾分和らいでいる。
さて、この膠原病、組織間物質の炎症による病の原因が何か?を考えると、難病故に研究が進んでいないという質とは異なり、普遍的な病ながら原因の解明が進んでいないというのは、それはそれで怖いものである。ただ、昨日公開している記事にも書いたように、こんな難病であっても、所詮は、身体機能の平衡安定性の欠損に起因している筈。その欠損を抑える事こそが重要であり、日常的な健康維持への意識と、そのための身体機能の活用っていうのが、こういった難病の発症を遠ざける鍵ともなっているのでは?と考えるようにしている。
病は怖い。特に、現代医学で因果が特定されていない病は尚更だ。しかし、それで恐さを感じるだけでは明るくない。恐さの理由は、いろんな疾病が我が身に降り注ぐ事を想定するからだ。恐さに打ち勝つには、それに対応する意識を持つ事。これは何事にも当て嵌まること。だれでも未来、将来を心配するが、それに対策を持っていれば心配するまでもない訳だ。
それで、恐さを封印するには、見て見ぬ振りではなく、その恐さに対する自分の信じる手立てを実践するしか無いのである。こと、健康に関して、様々な疾病に恐さを感じるけど、それを遠ざけるための自分の意識の保ち方は、日常生活における身体機能のフル活用である。筋力、持久力、好奇心、、、、、そんな身体の機能をフル活用するような身体の使い方を続ける事。これが、自分の思う恐さへの対策法なのだ。
難病であっても原因がコウだ!って思いを自分で決めて、それを信じて対策する。それが真実でなくとも、自分が信じる事が出来れば良いのである。そういう考えを自分なりに持つ事が大事な気がするところである。
それにしても、いろんな病、疾病が存在するものである。これを一つずつ見ると怖いけど、見方によれば、なんとかなりそうな気もするのである。
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