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2008年12月 3日 (水)

ひろしま自転車トーク2008

 記事自体は古い(11/30)記事。即、更新アップも考えたけど、催しの開催が12/6ということで、敢えてずらして記事にしてみる。ネタは新聞記事だけど、自転車の便利な活用法を考える講演が開催されるようだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811300217.html

 まぁ、自転車の夢、活用法を語るのは良いことだけど、何時もの通勤風景を見ると、自転車は生活用具として活用されているのが殆ど。歩道を連なるように走る。渋滞時間帯では、歩道を占拠して十数台の自転車が停止する。そんな状況。歩行者から見ると確かに危険だが、その利用形態から見ると、純粋に高速移動する歩行者そのものである。

 そういう実態に夢や活用法を定義するのは、非常に難しいなぁって印象。

 自転車を夢のアイテム、統制された活用法を提案するのは、自転車に対するユーザーの認識次第だろう。普通の人が扇風機に拘るか?ストーブに拘るか?っていうと、殆どが、使えれば良いだろう!?って済ませる。そこに夢を持ち込んでも駄目である。そんな印象だ。

 自転車に拘りを持てる人対象限定なら実りある議論になるけど、99%が拘りを持たない一般市民。ここに問題がある。市民にとって自転車が関心の対象となるようなものに置き換える事、これが重要で、それには、自転車愛好家以外の一般市民が、その目線でOKと思える道筋を与える事が重要だ。

 日常品がブレークして生活に密着して、その利用法が洗練されているって世界があるとすれば、そういう世界を目指すのが一般的な自転車に求められている事だろう。そういう提案、活用法が生まれる事が大事なんだろうけど、今の自分には、何が良い案ある?って思っても思い付かないのが現状だ。

 敢えてっていうと、原付以上の自動車の如く、運転免許制にして取り締まり等も厳しく行うのが単純で効果的なモラル構築なんだろうけど、ユーザー年齢を考えると不可能。自転車のマナーが悪いと言われているけど、結局、利用者は自転車を道具として使う普通の人。普通の人は、普通に歩き、普通に車も運転する。歩行者のマナーは?っていうと、信号無視も日常茶飯事。車の運転は?っていうと、煙草のポイ捨ても結構茶飯事。駐車違反も殆ど常識化している。つまり、自転車の良い活用法は?っていうと、普通の利用者が普通にマナーを守れるか?ってこと。そうなると、それは自主性に任せた時点で不可能ということ。

 自転車の有効な活用法は?っていうと、自転車が事故を起こさない環境整備ってこと。これは、車とも歩行者とも隔離すべきって事。歩道内でも歩行者と隔離、車道内でも車と隔離ってこと。それを法律で定義できないなら、インフラで行うしかない。インフラで行うにも利用者の意識に任せるような方法では、遵法性、マナーが無いと無理。

 当面の課題となっている歩道での対人との事故対策なんぞは、アスファルト、インターロッキングタイルではNGだ。自転車で走る事が困難な全面点字ブロックか、点字ブロック以外なら、花壇やブロック、或いは、うねり段差を連続的に配置したような路面デザインとか、鉄柱で支柱で自転車通行が不可能な歩道構成にするとかしないと駄目だろう。車道を走る自転車エリアを確保するよりも、本来車道を走るべき車両は車道を走ればよいのだが、仮に歩道を走るならば、走る際に走れるエリアを強制的に制限させる方法が必要だ。全面点字ブロックでブロックの起伏が大きいものってすれば、自転車のスピードも殺せるし、何処でも暴走系の街中スポーツサイクルも減らす事が出来る。

 用途に応じた利用形態の特化が進めば、煩雑さが解消され、そこで利用方法の提案にも結びつくような感想である。煩雑な未整理な状態では、ビジョンを画く事も難しいのである。

 個人の感想では、チョイ前の記事にも書いたけど、自転車も道具の一つ。道具って言うのは適材制が在る訳だ。よって、街乗りコミューターならば、それ系のデザインの自転車こそが使いやすい訳である。一方で、健康グッズとして、スポーツ用品としてならば、そういう空間でそういう使い方をした時が一番快適なのである。用途に応じて、使う空間が違えば、選ぶ道具も代わる訳だ。道具が代わって、状況の特化していけば、それに応じた利用空間の定義も出来るわけだ。そういうのが夢であり活用法ではないか?と思うのである。今は、雑多な繁殖状態であり、スポーツサイクルの市街高速暴走があったり、或いは、遊歩道、CRにおけるママチャリ、通学者のお喋り並進運転があったりする。少なくとも、利用法、活用法を訴える前に交通弱者に対する配慮が行き届かないと声を主張しても虚しくなるだけである。
 だから、なによりも、市街地にスポーツサイクルで乗り込まないとか、或いは、市中歩道で歩行者を蹴散らす運転をしないとかが必要で、第一段階では、市中歩道における歩行者蹴散らし運転を物理的障害で出来なくするような環境整備が、自転車の用途別選択性の特化促進につながると思うのである。

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