マイナスダイエットなんぞ、糞食らえである。
昨日アップの記事ではないが、人間、元気が一番である。
元気っていうのは、備わった能力を磨き上げることだ。備わった能力を磨き上げるッてことは、あるモノをフル活用するということ。言ってみれば、使える機能は全部使えってことなのだ。
そうすれば、個体として理想的な身体が得られるのである。個体として理想的な身体っていうのはダイエット等の処置が不要な身体であり、それは見掛けの問題とは違い、内面の問題、機能の問題なのだ。
健康な身体っていうのは、見た目細い身体とか、痩せた身体というのとは違い、無駄のない締まった身体という意味。無駄の無いというのは、備わった能力は失われていない身体って意味。ダイエットで痩身というか痩せた引き締まった身体を目指す時、多く見かけるのが摂取制限系のダイエットである。一食抜いたり、炭水化物を抜いたり、、、、そういうのを引っくるめて『マイナス』ダイエットと読んでいる。この『マイナス』ダイエットっていうのは、絶食、単品食、食事制限に限らず、本来、備わった機能を使わせないようなダイエットも含むのである。極端に言えば、栄養分の摂取を点滴のみによって賄うのも含めるのである。因みに、点滴で血液に栄養分を直接入れるという行為は、消化という機能を失わせる行為であり、それは生体機能から見るとマイナスだという判断である。
備わった能力は使わないと衰える。その能力、機能は、筋力、思考力に限らない。内臓の働き、代謝能力、消化器官の働き、神経系の働き、、、、、全てに渡るもの。
これは何を意味するか?というと、本来的に自然に存在するモノを自然に摂取し、自然にパワーに変えて、自然に蓄えるということが大事なのである。
自身のコンセプトでは、点滴による栄養摂取がナンセンスなのと同様に、不自然に短絡的に栄養補給するようなサプリ依存とか薬剤依存とかは有り得ないのである。例えば、アミノ酸を選択的に吸収するようなサプリがあったとしても、アミノ酸は本来はタンパク質を分解して摂取するというのが身体の機能であれば、タンパク質を含んだ食材の形で摂取すべきという考えだ。
結果としてアミノ酸の吸収量が同じであったとしても、タンパク質をアミノ酸に分解するための、物理消化、化学消化のプロセスを働かせるか否かの部分で明確な差違がある。そのプロセスには酵素の分泌が関与し、酵素の分泌は体内環境を神経系が判断して行われているものであり、その複雑なプロセスを働かせないというのは、絶対的に身体の機能の活用度合いに差違が生まれているというのが厳然たる事実である。勿論、アミノ酸に限らず、でんぷん質からの麦芽糖、ブドウ糖への分解、脂肪からの脂肪酸等々、全てに於いて言える事。
最近は、自転車競技志向でサプリ云々とか論理云々でスペックオタク、論理先行オタクが多いけど、カタログ数値が本質を示しているという錯覚で走る行動に過ぎないもの。そんなモノは単なるカロリー数値の帳尻併せに過ぎないのである。人間の英知なんぞ、たかが知れている。進化の過程で得た機能には必然性があるはずであり、機能について論じられていないのは、それが解明されていないだけと考える方が正解と思えば、安易なサプリ依存には走らずに、進化論的に与えられた機能を活用するという考えのほうが実は論理的な筈なのだ。普通に伝統的に摂取するモノを効率的に体内で分解、吸収するシステムを備える事こそが健全な肉体を作る上で必要な事の筈。
俺的に言えば、特保食品、サプリ等々に拘るバカ?は、身体の機能の一部を退化させる行為に走っているだけに見える。それで得られるのは、言ってみればガラスの身体。抵抗力の無い、サプリ以外では栄養分を分解する事の出来ない身体だったりする。こういう身体では多分、外界の環境変化や感染性ウイルスに対する抵抗力も激低であり、案外、脆いような印象だ。
理想的には、野人的な抵抗性こそが必要で、それこそが求めるモノなのだ。
最近は、ダイエット系サイト、或いは、競技者向け風のサプリ推薦サイトには、各種サプリメントの効能をさも判ったように掲載しており、その掲載文面のみを読んで全てを理解したかのようなサプリ信者、サプリ信仰系アスリート擬きも多いみたいだが、所詮、商業系サイトの宣伝情報。そこには販売上における不都合なんぞ一言も記載されていない。その商業フレーズが論理の全てと錯覚してサプリを飲んでは健康、パワーと言うのは如何にも愚かな行為のように見えるのである。
最近はカロリーマイナスということで合成甘味料が流行している。IUPAC名は伏せるけど、合成甘味料の特徴は摂取から排泄に到るまでで分解されないというのが原則だが、この合成甘味料は調理形態によっては別のリスクを抱える場合もある。例えば、合成甘味料を含んだ食材を料理する。料理では加熱等も当然あり得る。ところが、合成甘味料は熱分解によって別の物質に変化する場合もある。熱分解させなければ無害かもしれないが、熱分解後の物質を摂取したらどうなるか?そんな事も当然あり得る訳である。
マイナス系ダイエットの特徴は、基本はカロリーマイナスということで、そうであっても満足感を得たいという欲張りを叶えるために、様々な方法を採っているが、その方法が安全か?という観点でも迂闊に安心出来る状況には無いとも思うのである。
個人的には、マイナス系ダイエットよりもプラス系ダイエットがお奨めだ。腹減ったら食えば良い。甘いモノ欲しければ、普通に糖分を摂ればよい。アミノ酸が欲しければタンパク質系食材を食えば良い。それで体重が増えるならば、激しく運動すれば良い。こういうのが一番自然で、健全な肉体と抵抗力のある身体を創る上で大事なのでは無いだろうか?
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