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2009年1月 3日 (土)

癌ワクチン!?

 大晦日の地方新聞の記事だけど、ガンワクチンっていうのが臨床試験段階ながら大きな効果が期待できそうなんだそうだ。

 ガンワクチンってキーワードで検索すると相当にヒットするのだけど、ヒットしすぎて要約が見えにくいのだけど、ローカル新聞の記事は、結構まとまっており、チョット紹介してみる事にした。

 このガンワクチンの臨床試験は1、2週間に一度注射を打つもので計1000人に行われたそうで、大きな副作用はなく癌の増殖停止、消滅という形で大きな効果を認められているそうだ。
 このワクチン、一般のワクチンの予防的効果でなく、治療と再発防止が目的というのが変わったところである。

 癌って異物は人体に於いては免疫機能によって排除する機能が備わっているのだが、老化等で免疫の低下により癌の増殖が勝ると癌の発症となるらしいのだが、その癌細胞の増殖防止に寄与する免疫機能を補助するのがワクチンの目玉らしい。
 人の身体の中で、免疫の中心を担当するのはリンパ球で、このリンパ球の内、キラーT細胞(細胞傷害性Tリンパ球、CTLとも呼ばれます)が中心となてガン細胞を攻撃する。キラーT細胞がガン細胞の表面の小さな蛋白質のかけらを見つけ、その蛋白質を目印としてガン細胞を攻撃し、その結果、がん細胞を死へと追いやります。
 この目印となる小さな蛋白質を抗原と言う。そして、キラーT細胞はこの抗原の中のごく小さな断片を見つける。このごく小さな断片を「ペプチド」と呼び、キラーT細胞がガン細胞を攻撃する時の目印となっている。

 このペプチドを人工的に合成し、体内に投与すると、ペプチドによって刺激を受けたキラーT細胞が活性化し、さらに増殖してガン細胞を攻撃するというのが、ガンペプチドワクチン療法と言うそうだ。

 この方法はリンパ球の活性化によるものであり、健康な細胞を攻撃しないのが特色であり副作用が少ないとされているが、白血球の型、遺伝子の種類というで使用には制約があるそうだが、それでも大きな効果を上げているというのが患者さんには大きな希望の光となっている。
 この効果では、当初専門家が予想していた早期癌や再発予防には効果があるだろうという事を越えて、進行ガンにも効果が認められる事例もあったそうだ。

 この治療法の承認は5年以内を目指しているそうだが、既に、医療機関では保険未適用ながら『ガンワクチン外来』診療科を新設する動きもあるそうだ。承認よりも時間が勝負の患者さんには負担が大きいのかも知れないが、それでも治療費は数十万円程度ならば大きな希望ともなりそうだ。

 ただ言えるのは、このような医療方法の有効性の根元は、本来的な人体の免疫機能の活性化であり、一番は、自己免疫機能を高める生活習慣を保つ事が、本当は一番の癌予防なのかもしれない。

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