持久力を高める方法
似たような印象を持つ二つの要素に心肺機能と持久力ってのがある。
心肺機能についての印象は先の記事に書いたけど、今日は持久力について考えてみた。
持久力っていうのは、運動を長く続けるための能力である。運動を長く続けるっていうのは何か?っていうと、筋肉に滞り無く栄養分を供給し出力を取り出し、老廃物を回収廃棄する能力が高いということ。つまりは、全身の筋肉へのエネルギー供給回収システムが高度に発達しているということが持久力の高い身体と言う事になるわけだ。
筋肉との物質交換の経路っていうと毛細血管である。毛細血管が滞り無く機能するっていうのは、そういうトレーニングをする事も大事だけど、毛細血管がしっかり機能できるような体調を維持するっていうことが大前提なのである。
色んな書物、文献、サイトには、持久力向上のトレーニングメニューが数多く紹介されているけど、それに加えて、土台としては物質移動経路である毛細血管がしっかり機能できるようなクリーンな血液組成を保っているっていうのが最重要ではないか?と思うのである。
そして、血液組成を健全に保つっていうのは、健全な生活習慣(食生活、生活のリズム)と、効果的な運動ということ。
激熱系サイトでは、この運動の部分を特に重要視して取り上げているけど、実際には、その土台である食生活っていうのが実は一番重要だったりするのである。っていうか、そういう食習慣の改善で体内環境を揃えた後に運動をしなければ運動による突然死に見舞われる可能性が極めて高いのである。
昨今の健康ブームでは、運動=健康という概念に囚われすぎており、結果として『運動による突然死』が起きたりする。
http://www.ahv.pref.aichi.jp/hp/page000003000/hpg000002943.htm
http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000400/hpg000000318.htm
等々が簡単に検索出来たりするのである。運動に見合わない身体の持ち主が汗を掻いて頑張ると陥る可能性が高いのである。
多くの情報では、運動やダイエットのために?水泳するとか、自転車乗るとか、、、あるけれど、それは本末転倒の場合もあるのである。日本人の悪い癖、負けず嫌いで、頑張り屋さんという習性が知らず知らずで無理を呼ぶのである。
自分も身体を作り直してから自転車に復帰したのだが、仮に自転車で身体を作り直すってパターンでは、今頃は、墓の下かもしれないのである。
身体を作り、体調管理を行い、運動に見合う身体を作った上で運動を本格的に始める。運動を始める前に、不具合のある身体を作った要因を除去して取り組むというのが大事である。
纏めると、持久力を高めるには、持久運動を続ける事の出来る体組成、特に、血液組成を最初に得るべく、食生活の改善を行うのが第一歩。そして、その後に、体組成を向上させる事を目的に低負荷の運動を持続的に行う習慣を身に付けると言う事。
その取り組みを継続的に行うことが最終的な持久力に結びつくのでは?と言う事である。
このサイトは、自転車系熱血サイトとは違い、健康を追求して考える場所であり、健康のために自転車をどう使うか?どうしたら危険か?を今一度考える場所なのである。
よって、汗を撒き散らして熱くトレーニングを進める論調は基本的にナンセンスなのだ。
自転車で膝壊したり、突然死したり、交通道徳を犯したりと、、、そういう事の無いように、楽しく、調和して過ごすためには、どういう考え方がお奨めか?を考えて記事にしているのだ。それ故に、自転車で持久力を高める前に、持久力を高める行動前の身体の準備としての食生活改善を推奨したりするのである。
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