小さく生んで大きく育て、、、育ちすぎる?
以前も話題になったけど、今度は新聞にも掲載されていたのでピックアップ。
最近は、妊婦さんの体重増加が厳しく抑えられて、早期出産で無いにも拘わらず、3000gはおろか、2500gに満たない新生児が多くなっているという。
実際、産婦人科においても妊婦さんには過激な体重増加を戒めるような生活指導が為され、最近迄は『小さく生んで大きく育てる』というのが推奨されてきたのだが、最近になって、そのような妊婦さんのカロリー制限による妊婦さんの体重増加抑制で生まれてくる低体重の新生児には遺伝子的に通常とは異なる肥満スイッチがスイッチオンされることも判ってきた。
結果、誕生後のカロリー摂取では胎児時代に入った肥満スイッチいよってカロリー蓄積が進みやすい身体となるんだそうで、これが将来の生活習慣病へのリスクに繋がらないか?と危惧されているそうだ。
まぁ、小さく生んで大きく育てる思想は、妊婦であるお母さんの出産時の負担を軽減するという意味で生まれた考え方なんだろうけど、赤ちゃんの立場でいうと、生まれ出た瞬間から外界とのストレスと闘う必要がある訳だ。
そのための防御システムの構築とは、即ち胎内での成長であり、当然、母体からの栄養補給が無ければ適わない訳であり、母体からの栄養補給が乏しい場合は、胎児自体も僅かな栄養分を積極的に蓄えるような機能が活性化するんだろうか?
そう考えると、表題のような説明も納得出来ると言えば納得出来なくもない。そんな感想である。
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コメント
コメント有り難う御座います。
そうですね、知られているんですが、不思議な事に産婦人科の妊婦指導では妊娠時における体重増加の目安が、小さな赤ちゃんを産むような数値になっているところが興味深いところなんですね、、、
3000g未満で楽に生むってのが流行りな様でしたが、この記事の引用元情報では無いですが、そういう妊産婦指導が見直されているそうです。
投稿: 壱源 | 2009年1月12日 (月) 23時17分
2,500グラム以下の低出生体重児(いわゆる未熟児)はむしろ後に2型糖尿病になりやすいことが知られているので何処の話かと思いました。
ちなにみ父親が糖尿病でも子に影響が・・・。
父親の『糖尿病』と新生児の体重
http://allabout.co.jp/health/diabetes/closeup/CU20030127A/index.htm
投稿: hoe | 2009年1月12日 (月) 23時02分