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2009年1月31日 (土)

水泳と自転車、ダンベルプレスとレバレッジプレス

 ここ最近は、水泳での推進感覚の覚醒もあって、水泳ってホントに楽しいなぁ!って思う事が多い。
 先の記事でも記載したけど、水泳と自転車は全く異質なスポーツである。どちらも一般的には全身運動、有酸素運動、、、、って言われているけど、その違いについては先の記事の通りであり、自転車というのは機材による効率優先、水泳というのはモノに頼らないという部分で大きく違う。一方は楽して、、、一方は苦労して、、、、、ってニュアンスである。

 さて、その一方が楽で効率が優れるって部分は、力を整えやすいという部分である。力の方向が整えるというのは、使う筋肉が限られて、一方向運動になるということ。つまりは、鍛えやすいとも言う。何故に、その事が成り立つか?っていうと、運動において身体を完全に固定出来るからだ。サドルに腰掛けて、ハンドルを握り、ペダルを漕ぐという事で、体位が完全に拘束されるのである。その拘束形態で特定の運動、つまりはペダルの回転のみを行うのである。必要なのは、ペダルを回す筋肉であり、その運動に必要な循環器能力さえあれば事足りるのが自転車なのだ。

 これに対して水泳はどうか?っていうと、、、、これは完全に三次元方向にフリーな状態で運動するのである。通常の陸上運動では地面に接地という形で最低一箇所の固定があるけど、水泳は完全に固定されていないのである。この固定されていない形態で効率を生み出すというと、如何に無用な身体の動きを止めるか?が重要な鍵であり、その身体の揺れを引き起こさないための平衡動作が常に必要なのだ。この平衡動作っていうのは、推進を生む行為の段階に応じて整えなければならない動作である。この部分において、自転車とは全く異質であり、その平衡性維持には全身の感覚と筋肉を細かく制御しているのである。これこそが全身運動たる所以であり、自転車のような特定方向運動とは全く異なるのである。

 この当然の事を改めて気付いたのは、最近自宅で始めたダンベルによる筋トレだ。筋トレで筋肉を強化するのに、ここ15年のスポーツセンター通いでは、基本はバーベルを用いたフリーウエイトのベンチプレスだったのだが、育児と言う事で時間の制約が厳しくなりスポーツセンターに通うのが限られる状況で、自宅で出来る筋トレで辿り着いたのがダンベルベンチなのだ。ダンベルベンチとバーベルベンチの違いは、行って始めて気付いたのだが、ダンベルベンチの方が軽い重量で限界を感じるということ。その理由は?っていうと、バーベルは左右が拘束されているけど、ダンベルは完全にフリーという点。完全にフリーというのは細かい制御を様々な筋肉を様々な方向で働かせているからだ。つまり、重量的には軽くても大量の筋肉を誘導しているのである。
 同じバーベルベンチでもフリーウエイトよりもレバレッジタイプの方が更に楽で大きなウエイトが支えられるのは、運動方向の拘束が更に固定化されているからなのだ。

 全身運動という言葉の意味は、筋肉の一方向固定化運動とは別のものであり、そういう意味で、ダンベルベンチ>フリーウエイトバーベルベンチ>レバレッジプレスと言う事となるように、水泳>陸上競技>自転車となるのである。

 今更ながら思うのは、自転車と水泳を比較して心拍数が高い状態ながら局部的な疲労感が小さく長時間運動できるのは?っていうと、水泳の方だ。これは、結局は局部負荷は小さいけど、積算の総負荷が水泳の方が大きいってことだろう。

 こんな当然の事なんだが、自分自身、最近迄自転車は全身運動と錯覚していたのが、我ながら情けないところ。所詮、機材スポーツであり、機材の操作能力という技量的要素がパフォーマンスに大きく影響するという部分で、機材スポーツ以外の競技とは大きく異なるもの。この機材の操作技量という部分の影響度がパフォーマンスとしての結果に大きな差異を生むという所で、自転車っていうのが統一尺度で評価されない趣味的スポーツに留まっている理由かもしれない。

 えっ?訳が判らないって?、、、、、統一尺度っていうのは、級とか段の制度の事。例えば、柔道、剣道、格闘技には、級、段って制度が存在する。実は水泳もそうだ。日本水泳連盟で伝統的に泳力認定制度っていうのが存在する。制度自体が今の形になったのは1998年からだが、実は以前からベースとなった制度が存在していた。今のバッチは四角のバッチだけど、昔のバッチは丸のバッチ、7級~5級が緑色、4級が黄色、3級が赤、、、、、ってバッチである。このバッチを収集するのが昔の生き甲斐だったのを思い出すところ。
 このような制度的な技量認定が自転車に生まれないのは、レギュレーションによる条件の固定化が難しいからであり、この不公平さが解消されなければ、技量階級を純粋に色分けしにくいし、指導者も育たなければ、論理的な指導体制も根付かないだろうし、結局は遊びで終わるような印象だ。

 自転車において、そのような領域というか段階が明確になっているのは競輪学校くらいのもの。言ってみれば、競輪学校を目指す方、その本職の方くらいしか、自転車を競技的に語る資格は無いと言っても過言では無いかも知れない。そんな気がする今日この頃。

 少なくとも、単車、車では、完全に機材を固定した上で競うような土壌が存在する。そういうのが無いのが自転車では不思議な感じだ。
 資格認定的な制度で、最高ケイデンス測定とか、出力測定とかペダリング脈動測定とか、同一機材によるTTとか、、そういう基本的な判断基準があれば階級分けが出来るんだろうけど、難しそう。

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