自転車に乗っても変化しない理由は?
ここ最近ずっと考えてきたことがある。
それは、ここ最近の運動習慣を経ても自転車に乗って得られる感覚に変化が無いのは何故か?という事。運動としては、筋トレ、筋持久力トレ、有酸素運動と比較的バランス良く、比較的ハードに、相当に長期間に渡り行っているのだが、、、、何故に?って疑問だ。
先の記事にも書いたけど、ベンチプレスでリフト可能な重量、回数とも圧倒的に増えているし、スイムでもタイムの短縮は明らかなんだが、自転車では殆ど何にも変化がない、、、、、、、何故だろう?変化が感じられないと楽しさ半減であるのだ。
で、更に考えること、、、、、で、思ったのが直前記事のダンベルとバーベル、自転車と水泳の違いの記事を書いていて思ったこと。
それは、、、、自転車は、基本的に脚の定方向回転運動のみである。つまり、使う筋肉の大部分は太股、脹ら脛である。マニアックな人的に言えば体幹の筋肉というのもあるけど、それとて結局は脚を介して動力を伝える訳であり、体幹の筋肉を入れても、その程度である。
で、ベンチプレスは?っていうと、これは胸部より上部の筋肉と上腕部の筋肉、肩周りの筋肉が支配的、、、、、、水泳は?っていうと、全身の筋肉だが、自転車で必要な筋肉だけではタイムアップは望めない世界、、、、、
そう、自分の行っている運動種別と所要筋肉はどうか?を纏めると次のようになる。
1.ベンチプレス
体幹の筋肉+胸部、上腕部の筋肉
2.水泳(ブレストストローク)
下半身、大腿部と脹ら脛の筋肉+体幹の筋肉+胸部、上腕部の筋肉
3.自転車
体幹の筋肉+下半身、大腿部と脹ら脛の筋肉
ということである。つまり、パフォーマンスに影響を与える筋肉の要素が全て違うのである。それを思うと、ここ十数年の運動によって得た体型の変化を見ると、圧倒的に上半身の筋肉が肥大しているのが今の自分の姿なのである。胸囲で20cmアップ、上腕部で4cmアップという状態なのである。つまり、筋肉量的には上半身が強化されたのである。
結果、得た効果としてはベンチプレスの最大荷重が60kgが110kgオーバーになり、水泳も泳法改善してから3000mのタイムが70分掛かっていたのが50分未満に短縮出来たのである。これは、水泳での開眼の記事ではないが、殆どが上半身のパワーアップによって得た効果なのである。
下半身の強化を怠っている訳ではないが、自身の判断では既に飽和状態に為っているような気がするけど、上半身の方は鍛え代が随分と残っていたというのが正直なところなんだろうか?
絶対的なパフォーマンスに直結する筋肉断面積を見るには脚の太さが一番判りやすいけど、太股の太さは自転車部時代で60cm、10年前の怠け時代が57cm、ブログ開設時が59cm、今は62cm、脹ら脛の太さも40cm→36cm→39cm→42cmと殆ど変化していない。筋肉断面が変化していないならパワー自体は変わらない訳だ。心肺機能という部分では、殆ど不変だし、筋肉量も不変、、、、結果的に、それらに依存するパフォーマンスは、やっぱり変化しようがないのが現実なんだろう。
では、下半身の強化を怠っているか?というと、上半身程ではないが相応のトレーニングは行っているけど、上半身ほどの変化が得られていないが現実。今の筋持久力的なメニュー(強度的に100RMで実施中)を筋力強化的なメニュー(10RM程度)に負荷×回数を変えてやらないと現実は厳しいだろう。
しかし、周りを見渡しても、現実的に考えても、今の脚の太さは尋常でないと自身でも思っており、これを強化して太くするっていうのは、チョット理想的な健康体型とも違う訳だ。
結局は、自転車パフォーマンスが停滞しているのは、パフォーマンスレベルを律する体内要素が変化していないからであり、その要件を強化する余白を考えると、今後は如何に続けても、変化は得られないだろうという結論だ。
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