iNC100、GSmart350は面白い。
ゴミ記事だけど、表題のデジカメ、小さくないし、格好良くもないのだが、何故か好き。その好きな理由っていうのは、多分、不動状態を修理したという要素も大きいとは思うけど、、、
因みに、これはオークションで100円でサルベージした品物。送付されてきた状態は?っていうと、液漏れで漏洩液が基板に侵食した飛散な状態。漏洩液は腐食性であり、電池の電極プレートも折れた状態で、まぁ、完全にゴミな状態である。
で、ゴミを承知で買ったんで文句も無いけど、取り敢えず電池入れ近辺の固着した腐食液を清掃して新しい電池を入れると、、、、取り敢えず電源は入る。しかし、映る画像は、凄い状態。全く、映像が映像として存在しない状態。風呂場に眼鏡で入って視界を失った状態という感じ。ピント云々の話でなく、多分、レンズが終了、、、、てパターン。
ということで、早速、解体。まぁ、壊れても惜しくないというのもあるけど、手軽に解体、バラバラにしてみると、、、、、レンズとCMOSセンサーの間のフィルターが完全に曇った状態。
曇りはカビというよりも樹脂成分が付着した感じ。症状的にはネットでも同例が見つかったんでデフォルト的にそうなるのだろう。
これを尚して組み立てると、、、、、おっ!取り敢えず、綺麗に映る感じ。
しかし、ボタンの内、一つが反応しない。一つはSELって書いてあるんで、多分、モード切替のボタンだろう、、、、、
ということで、更にスイッチ基板辺りも解体。解体すると、腐食液が基板全体を覆ってる。腐食液を慎重にカッターで削り落とすもスイッチは復帰せず、、、、、で、スイッチの配線を集積した端子でバイパスさせると、モニター上にSEL表示が出てくる、、、、、ということは、スイッチの導通不良だ!
基板の解体では基板の上面、下面のパターンの連続部位を疑い、上面と下面のパターンの接続をリード線をバイパスさせて復活させてみた。
で、見ると、、、、、今度は完璧にスイッチが蘇った。
しかし、そのまま組み立てると、基板上に追加したリード線がプラスイッチのストロークを制限し、シャッターボタンの節度が無くなっている、、、、、で、次は、リード線の経路を変更し、不要なハンダを削り落として再び組み立てる。
!!!完璧である。
このモデル、改めて紹介すると、単三電池三本で駆動。液晶ビューファインダーのみ装備で、ビューファインダー内で画像の再生、構図の確認が出来る。視野率100%か?イイ感じである。因みに、このビューファインダーは『サイバーディスプレー』って言うそうだ。更に、CF使用可能であり、画像制限は皆無。簡易的な露出調整も可能、トイデジでありながらストロボの設定を記憶するのも優秀。デジカメ類はフラッシュ無しで撮影出来てこそまともな機種と思うのが最近の考え。フラッシュ焚いたら画像は異質になる。そういう意味でフラッシュ無しがデフォルトでスイッチオンで即撮影可能な本機は悪くない。更に、露出調整をEVFで確認出来るのは光学ファインダーよりも失写が少ない。
勿論、シャッターを押してのリリースタイムラグは遅く、シャッタースピードもクソみたいなもんだから動きのある被写体は駄目駄目だけど、それでも、このカメラ、お気に入りである。VGAデジカメでは、DS-10、intel pocket pc cameraに次ぐ三番手のお気に入り。性能的にはWS30の方が上だけど、雰囲気が良いのだ。
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