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2009年2月27日 (金)

ポジションとペダリング論

 前の記事では、今流行のバイクのブランド、その上でのポジション、常識化されている装備について徒然私感を書いてみたけど、それとは異なるのが自分のスタイル。

 自分のスタイルは、ポジションで言えば、トップ長は短め、サドルは寧ろ低め、ハンドルは高めである。そして、ビンディングは不要論者だったりする。

 それで、人に言わせれば非常に高回転なんだそうだ。

 何故に、そういう選択肢か?っていうと、力を生み出せる関節角度が決まるということは、そのポイントは只の一点であり、サドルが低いと言う事は、クランクが水平より下側でクランクをイメージ的には後方に蹴るようなスタイルをしているってこと。低い位置で最大の力を出すので、腰の位置も低い方がベターであり、結果的にサドルも高くないのである。
 クランクが水平より下で駆動する事を重視するというのは、反対側のクランクは水平より上に位置しており、その状態でペダルを引き上げる行為自体が無意味であり、結果、ビンディングを不要としているのである。反対の脚の大事なのは、次の瞬間での踏み始めの際に踏み位置がずれないような水平方向での位置併せであり、前後のズレ留めこそが重要だという考え方である。上下方向での接続は反対側の駆動力をロスさせるという考えが、そういうスタイルを選ばせているのである。

 ペダリングにおいては、臍下の筋肉というよりも、肩下の筋肉で後方に蹴るという行為を行っている。駆動の支点は腰でなく肩にあるのが自分のスタイルである。肩が固定されるので、尻はサドルに接しているだけであり、結果的に尻は跳ねないのである。肩位置を固定するっていうのは、車体と肩の位置関係を完全に連結する訳であり、ハンドルを握るのではなく、ハンドルと肩の位置を固定すべく腕の筋肉を導入するというパターンである。
 ハンドルが低すぎて腕は伸ばしきる状態では、力は入れれない。身体を重力に抗じて支えているだけとなる。ハンドルを高めにするのは腕を少し曲げた状態で筋肉を収縮させた状態で身体の固定を作るためである。このスタイルが、座ったまま立ち漕ぎするような印象という言葉になるのである。上体の固定に、腕の筋肉と大胸筋をフルに活用することだ。上体を固定し、その下の筋肉で後方に蹴るような印象なのである。動力の支点は、腰でなく肩にある。つまり、尻が跳ねないという論理である。

 昔の国産フレームの多くはトップ長が短く、リアセンターが短いのが多いけど、それは、こういう漕ぎ方でパワーが逃げないというのが根底にあるように思う。ピストのフレームなんて最たるものだし、本格的なロードフレームもそういう傾向が極めて強い。勿論、舶来ブランドも本来の体格を持った人が乗れば同じ論理が成り立つが、体格の異なる日本人が乗れば、前の記事のような乗り方には制約を受けるのでは無いだろうか?

 既存の舶来ブランドを、この記事の如く前乗り的に踏むことも不可能でない。それには、ハンガー位置とサドルセンターの位置関係を調整すれば済む事だが、そういう方法では、サドルこそ前気味、低めにセットできるけど、シート角によって定まるリアセンターはコンパクトに出来なかったりする。実際、自分のラングスターTT号もサドル位置は前気味に固定しているけど、やっぱり見た目的に格好悪い。

 どっちが正しいか?って事は決めれないが、少なくとも、実質的に多くの筋肉を導入しているのは自分の考え方であり、筋肉が多い程、速度の乗りが上回るのも事実。そして、同じ速度(出力)で走るのなら、多くの部位の筋肉を使う程、局所の筋肉の負担が小さいのも事実だと思うのである。

 多くの部位の筋肉を使い、使う部位の筋肉が多い程、実走における負担率は軽減できて負荷を長持ちさせる事が出来るのは当然と言えば当然なのだ。

 話し掛けられて思うのは、自分より若く、立派な機材や装備を持ちながら、或る意味、そういう質問を受けたり、煽てられるのは、多分だが、単純に乗り方の違いだけかなぁ?っても思ったりする。ボロ機材でオッサンが出来て、高級機材の若い人が出来ないのは、多分、使い方の考え方の差が原因ではないか?と思うのである。

 少なくとも、自転車を体力を速度に変換する機材と考えれば、速度(出力)を得る為には、如何に大量の筋肉を導入できるか?そして、導入した筋肉の稼働率(備わった筋肉に対する)を下げる事が出来るか?がキーであり、大量の筋肉で武装し、全身の筋肉を導入することを前提にした機材の使い方を得るというのが多分、皆が求めている事なんだろうと想像したりするのであった。

 因みに、前乗り、後乗りで使う筋肉、使い方が違うのは当然だが、自分はサイクリングや長時間巡航の場合は、その乗り方を切り換えて主役として働く筋肉を入れ換えながら走っている。ただ、連続で2時間程度の高負荷維持では、前乗りが基本で踏んでいるのである。

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