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2009年2月16日 (月)

企業にとって必要なのは、

 週末の報道ステーションの特集は久々にマトモだったように思う。

 何が?っていうと、障害者の方を雇用する企業の話だ。
 関心したのは、そこでの経営者と障害者の方との関係ではなく、純粋に企業の姿勢に関心しただけだが、、、、労働者が障害を抱えているか否かは問題でなく、雇用されている限りにおいて、障害を抱えるかどうか?は区別が不要という考えから、それをネタにする事自体は個人的には好きでないのだが、、、、、

 今回の番組では、その企業の商品に関心した次第。

 その企業は、黒板で用いるチョークの製造メーカーだが、その製品にビックリである。
 なんと、ホタテ貝の貝殻を粉に混入することで、強度アップと、チョーク粉の飛散を防止した製品がヒット中ということ。

 ここで、単純に思ったのは、チョークの粉が飛散しない製品を生みだしたという事に驚いた次第なのだ。

 驚いた理由というか、製品の凄さは、粉が飛散しないって事。更には、ガラスにも書けるチョークも開発しているということ。

 驚きの理由、それは、製品の一般的な常識を覆しているというか、先入観を超越しているからである。これがイイ!

 製品に必要なのは何か?っていうと、扱う製品が、その製品分野の常識を超越出来るか?が生き残れるか?儲けれるか?の分かれ目と思っているけど、正に、それを絵に描いたような商品である。

 粉が飛ばないチョーク、、、、出来てしまえば便利!ってなるけど、余に存在しない時は、恐らくは誰もが、チョークの粉は飛ぶモノという意識であり、粉が飛ばないチョークなんて話をしたら一蹴していたに違いないのだ。それを一蹴せず、それをターゲットに据えて取り組みを決断した経営者の凄さである。

 自分自身、耐摩耗と自己潤滑、高硬度でありながら脆性破壊しないという材料開発、システム開発に取り組んできたが、それも、分野の常識を超越することがオリジナリティと信じていたのだが、こういう考えは多くは賛同を得られないモノ。そんな奇異の眼で見られるモノだが、このチョークも恐らくはそういう奇異の眼に曝されていたと思うが、それを製品に昇華したのは驚愕に値する。素晴らしいモノである。

 個人的な感想だが、これからの企業に必要なのは、安価な労働力でコストを下げて競争力を確保するのではなく、派遣であれバイトであれ、何であってもよいから、常識を覆す製品を生み出すことで言い値を通す製品を生み出す事ではないだろうか?ということだ。

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