ニューマシンは買わないの?
出張で同行した他者のエンジニアの方から、表題の質問を受けた。
その方とは、単車が趣味という点で共通点なのだが、良く聞かれるのが、『○○さん、新しい単車は買わないの?』って質問。
で、今答えるのは、大抵は『H-DのXR1200』って答えるのだが、俺のことを良く知る人からすれば、俺がH-Dを選ぶのが気にくわない人が多い様子。
皆さん、殆どが、最新のSS、或いは、イタ車を期待されている様子。99%の人が最新のスーパースポーツを期待されているのである。
そういえば、単車に限らず、自転車趣味人の方からも似たような質問を受けるのだが、多いのが、フルカーボンに何故乗らないの?とか、、、、そういうのが多い。
皆さん、何故だか、そういう最新最強に乗って欲しいかのような質問を為されるのである。
でも、、、、、俺的には、単車、自転車に最新、最強の機材を求める気持ちが全く無かったりするのである。最新の性能が自分レベルで必要性を本当の意味で感じないのが正直な意見であり、それ故に、俺が乗っても宝の持ち腐れ、、、、って思うのである。
単車、自転車でパフォーマンスを発揮するのは大好きなのだが、、、、そのパフォーマンスを機材で獲得したいと思わないし、今のパフォーマンスを機材があるから実践出来てるだろ!?って言われたくないのが正直なところなのだ。
自己満足ではないが、その機材で、そこまで!?って驚かれる方が良い気分になるのである。そして、逆に言えば、一般的に驚かれる程度のパフォーマンスであれば、機材に拘る必要も無いというのが、小さなプライドのかけらだったりするのである。これがホンネなのだ。
納得のパフォーマンスといえば、今の自分のレベルであり、そのレベルには今の自分の機材がせいぜいマッチしているというのが自分なりの分析結果なのだ。それ以上の機材は多分、無意味で機材のパフォーマンスを寝かせる頻度が高そう!っていうのが、最新の機材を求めない理由でもある。
今の自分が納得のパフォーマンスと言えば、単車でも、自転車でもだが、今の自分のスタイルで自分がフラストレーションを溜めない今の状況の事。
単車で具体的な状況を言えば、フルバンク云々は当然だが、ラインの自由度を自在に操れるリアのスライドコントロールで、それを利用して、どんな状況でも破綻の無い路面の素早い解読とトレースをあくまでもスムーズに消化する事。咄嗟の状況においても何事も無かったかのように対処できる懐の深さである。
自転車ならば、、、、そうだなぁ、速度的にいえば35km/h程度の速度延々と走り続ける事の出来る持久力、或いは、10%勾配を上るギア比で180rpmオーバーで60km/hを狙えるレンジの広さなんて言えるけど、その根拠の一つとなる持久力の強さの維持。具体的には今の最大心拍数、安静時心拍数、回復率を保つことだったりする。
機材云々よりも、単車なら反射的な対応能力を大事にしたいし、自転車なら何よりも心肺能力を大事にした。この反射と持久は、機材では調達出来ないモノ。この反射と持久こそが単車と自転車を趣味としている大きな理由なのだ。
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