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2009年2月 2日 (月)

脚は細くなるか?

 バイクレッグ、、、、これは自転車愛好家のカモシカのような細い脚を指すんだそうだ。
 最近の論調、、、、自転車に乗ると脚は細くなる、、、、、これは、どうなんだろうか?と考えること暫し、、、、、

 或る意味では真実、しかし真実でない場合も多々ある。

 今の自転車ブーム、、、何がブームの中心か?っていうと、それはスポーツサイクル、特にロードバイクである。ロードバイクというと所謂、スピードが出やすい、出しやすいバイクであり、そういう形をしている。そういう形は乗り手に、スピードが出るぞ!って常に誘惑する形でもあるし、その形に格好良さを認めるという価値観は、それを手に入れてスピードを出したいという本能的な欲求があるのも間違いない。

 ここで、再度考える。自転車でスピードを出す。スピードっていうのは、時間あたりの移動距離を稼ぐ、つまり時間あたりの仕事量を稼ぐってことで、結局は出力を稼ぎたいって事を意味するのである。

 出力=時間あたりの仕事=ペダルを踏む力×回転速度となる。

 回転数を上げても踏む力が無ければ出力(速度)には繋がらない。回転数を上げるにしても、それだけで力が必要なのも事実。同じ回転数ならばペダルを踏む力が大きい(ロールアウトが大きい)程速いのである。これは厳然たる事実である。

 つまり、スポーツサイクルのオーラに惹かれて購入するっていうのは、速度が出したいからであり、その速度の獲得には、絶対的に出力、即ち、力が必要なのは言うまでもない。
 そう、速度にどのレベルを求めるか知らないけど、速いという領域に入るには回転数的に違いが無ければ、結局は重いギアでなければ速さには結び付かないのである。
 それを思うと、スピードを求める限りは、如何に理屈をこねようとも、本能的な行為によって、脚は太い方向に変化せざるを得ないのでは無いだろうか?
 勿論、ここでいう脚の太さっていうのは筋肉の断面積の事であり、脂肪が取れることで脚全体の断面積が狭くなる状況はありうるとして、筋肉の断面積自体は確実に増加すると考えられるのである。

 仮に、脚を細くするというのが目的ならば、速度への願望をカットする事が大事では無いだろうか?今のブームを引っ張るロードバイクの注目度は、速そう、格好良さそう、っていうのが最初にあって、その効能に、省エネ、健康、環境がキーワードが続くモノである。そんなロードバイクに乗ると、多分、負けず嫌いは、速度の部分が大きくなり、出力志向となるように思うのである。
 ダイエットって言葉が健康という言葉ならば、脚が太くなっても構わないだろうけど、脚の太くなる事をダイエットと認めない考え方からすれば、自転車に乗って脚が太くならないようにしなければならない。そのためには、選ぶ自転車がスピードを連想させないようなモノでなければ!って思うのである。速さを捨てると言う事は、力を入れて漕がないということで、それならば脂肪燃焼でスリムな脚を得る事ができるだろう。力を入れて漕ぐ気を起こさせないバイクこそが、表題の問題を解消するようなバイクになるんだろう。

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