BIOSアップデートも様変わり
表題の行為っていうのは、結構緊張を伴う作業である。
コレに失敗すると、パソコンはタダの箱になるのである。
こんな危険な作業は、少なくともPC-9801シリーズでは基本は有り得なかった作業である。例外的に、PC-98の場合は、PC-9821AnでPlug&Play対応BIOSへのアップデートBIOSが販売された事もあるし、その後には、MMX-ODPへの対応を可能とするアップデートBIOSがODPに梱包された事もあるけど、基本は無しの話。
しかし、こんな危険な作業もAT互換機では普通の事である。しかし、危険であるには変わりなく、途中、停電にならないか?途中、読み込みエラーとならないか?等々で緊張して作業してきたのである。
この作業の基本はブート可能なFDに更新BIOSを保存した上で、読み込ませるという作業を行うモノ。こんな作業の必要性は、周辺機器の進化にマザーを対応させるための作業であり、一般的には対応HDDの容量制限の緩和とか、或いは、搭載可能なCPUステッピングへの同調とか、、、、そういう機能の進化には不可欠な作業だ。
勿論、使用において不具合なく、周辺機器を変更しないのであれば不要な作業ではあるが、それでも新しい方が望ましいのは間違いなく、BIOSの更新は時折は行った方が良いと思うのである。
そんなBIOSだが、更新を失敗すればPCはゴミとなるわけであり、その普及には結構な面倒臭さが伴うもの。そのリスクを取り除くのに、Dual Biosとか色んな救済処置が生まれたのだが、それでも、作業自体は結構緊張を伴うものであるのは間違い無い。
何よりもFDベースで行うっていうのが、緊張度を高めるのである。
そういう常識的観念を覆したのが新しいPCである。
このPC、一般的に装備するというFDDは付けていない。それ故に、FDベースでのBIOS更新は物理的に不可能なのだ。
BIOS更新はUSBフラッシュメモリーで行うのが、FDDレスなシステムの通常ならしいが、このP6Tマザーは、WindowsからBIOSアップデートが可能なのが驚きである。
勿論、更新作業自体は結構緊張するのだが、最新のBIOSデータをネット上からダウンロードし、WindowsからFEPROMの更新を行い、再起動して終了というもの。
何とも、時代の変化を感じるところなのだ。
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