久々のPC-9821弄り
我が家のPCシステムは殆どAT互換機である。
パソコンを始めたのはメインサイトにも紹介しているように1991年に遡る。初めて触ったのは、日立にEWSであるG2050ってモトローラ系UNIXマシン。これを理解?するのに、C言語が必要ということで、学習用UNIXであるMINIXをインストールすることの出来る携帯マシンということでPC-9801T/W5ってモデルを購入したのがその時である。
このマシン、当時の定価で75万円程。このマシンにメモリフル増設、シリコンディスクドライブ搭載、SCSIのCバス内蔵ドライブ増設という仕様で、MINIXのカーネルのコンパイル等々をしていたのである。
その後、そんな真面目?な使い方から、凡人的なゲーム、OSインストールマニア、改造マニア的な方向に関心が向くにつれて、PC-9801FS/U2、PC-9801FA/U2、PC-9821Ap/U2、PC-9821Ap2/Us、PC-9821An/U2とマシンが現代的になっていった。
ここで、A-Mateの時代がWindows3.1、Anの時代がWindows95のデビュー時期であり、当時話題のAT互換機の性能を目指す改造を趣味としていた時代である。
その後、PC-98シリーズに見切りを付けたのは、Anの改造をしながら、登場するX-Mateの仕様向上の行き詰まり感を感じたのが理由。そして、FW-6400GXR/WS、SH-6、CUSL-2、CUV4X-D、GA-6VXD7、、、、、と互換機に移行したのである。
それでも、AbitのSH-6の時代迄は、AT互換機のコンデンサ不良騒動もあってPC-98も健在であったけれど、その騒動が一段落してWindows2000がメジャー化してからは、急速にPC-98の使用頻度が減少してきた。
それでもPC-98が健在だったのは、過去の研究データ、実験記録~プログラムソース、バイトのシステム等をPC-98で作成しており、そのメンテナンスに必要という理由があったからである。
ただ、自分のデータのAT機への移行が完了してからは、用途がバイトで作ったプログラムメンテナンスということで、PC-98は一台でOKという判断から、長きに渡り使い続けてきたPC-9821Anはネットで売却して、PC-9821V20/M7ってモデルを保管していた。しかし、この山猫機はチップセットの制限から搭載メモリに制限がある上に、拡張性が若干乏しいという条件から、最後の投資ということで、Windows2000が楽に運用出来つつも拡張性を持つマシンということで入手したのがPC-9821Xv20/W30ってモデルだ。
このモデル、殆ど壊れたベアボーン状態でやってきて、手持ちのパーツを纏めて組んだ仕様なんだが、最近、久々に触ってみると、何だか不調である。不調といっても、物理的にクラッシュしているのではなく、仕様的、相性的、手順の不手際的な不調のような感じ。そもそも、このマシンに組まれたパーツは歴代98やAT互換機からの使い回しが主であり、何が不調の原因かさっぱり判らない状態。
多分、この煩わしさが当時の楽しみだったのだろうけど、数年ぶりの解体では、その相性、条件、設定がどうだったか?という記憶がさっぱり抜けている。
今抱えている問題、、、、それは、内蔵IDEに接続したHDDを認識しないのである。拡張ボードにAHA-2940AUを付けているからか?とも思うけど、これはNEC対応版であり、不調の原因とは考えにくい。起動すると、システムディスクをセットして下さい、、、、。
そして、AHA-2940AUにAnで使っていたSCSI-HDDを接続すると今度は起動する。起動しても内蔵HDDは見えない状況。勿論、システムセットアップメニューで内蔵HDDは使用するになっている。DOSのSwitchコマンドで起動装置は標準となっている。CD-ROMは使える。つまりは、HDDのみ見えないのである。
で、PCIスロットにUIDE-133/98Aを差し込んでHDDケーブルを繋ぎ変えると、今度は固定ディスク起動メニューが登場する。そして、一台目からはインストールしたWindows2000が普通に起動するけど、二台目からはインストールしたWindows98SEは起動領域を選択してリターンキーを押しても画面は真っ黒で起動しない、、、、、
因みに、このHDDは4.3GB未満のディスク。そもそもXv/Wでは8.4GB迄OKの筈だから関係なかった筈、、、、
解体して、ボードの抜き差ししてもダメ。言えるのはUIDE-133/98Aで起動した時に、ディスクにエラーも無い。FDDで起動するとUIDE-133/98Aの先のHDDはしっかり見えるしシステム転送も出来る。
言えるのは内蔵IDEコネクタに繋いで見えないというのは、ファイルシステム以前の問題。システムセットアップメニューで内蔵HDDは使用するというのは間違いないので、多分だけど、IPLとかブートセクターに何らかの不具合があるんだろう。更に更にだが、この内蔵IDEのHDDにはマスター側にWindows2000がインストールしてあり、スレーブ側にWindows98SEがインストールしてあるので、過去において内蔵IDEに接続して起動したのは間違い無いのである。それが、起動しないっていうのは、、、、、何が原因か?
1.CPUが怪しい。K6-IIIを搭載している部分。
2.PCI-SCSIであるAHA-2940AUが怪しい。
3.HDDのIPLが怪しい。
って状況。取り敢えず、UIDE-133/98AではWindows2000が起動できて、Windows98SEが二台目から起動出来ない(システム転送はOK、内蔵HDDは使用する。Switchコマンドで起動順序は標準)ので、IPL辺りの対策から始めてみようか?
それにしても、すっかり忘れてる。困ったモンである。今更、PC-98に投資する気も無い。もう売却処分しても良いか?とも思うところ。どうしようか?
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