トイデジ面白い
トイデジ、面白い。
綺麗に撮れないのがデフォルトで、綺麗に撮れると面白くないというか、そんな独特な絵柄が何故だか嬉しい。
同じ風景をとっても、何だか昭和の香りが漂っている。
特に?お気に入りが、僅か10万画素とも言われているC@Mail-F38って機種だ。
これはバンダイのオモチャデジカメであり、全てが緑っぽく映る凄い奴。トイデジの癖に大きいのも今となっては笑える。記録画素数的には38万画素に出来るそうだが、10万画素を画素補間しただけとも言える。実際、10万画素で撮影したのちに、フォト系ソフトで38万画素に拡大したら、カメラ側で38万画素で保存したものと、殆ど一緒。
逆に、10万画素で撮影したり、38万画素データを10万画素に縮小すると、それなりに見える。十分である。
このバカなカメラ、自分撮りに鏡を全面に備えるオバカ具合。更には容量的に無制限となるほどのCFに対応しているのが笑える。
次のお気に入りが、販売元自体が販売履歴を隠しているかのような日立リビングサプライのiNC100って機種。MUSTEKのGSmart350って機種のOEM製品だが、これが良い。
この面白いのは、トイデジらしからぬギミックが満載というところ。液晶ビューファインダー装備で、再生モニターや光学ファインダーは無し。ビューファインダーで構図を確認して撮影。再生はEVF内なら可能という仕様。更に、上記機種同様に無制限容量のCFに対応している様子。
強烈なのは、遅さ。ただ、のんびりした動きと、のどかな雰囲気がお気に入り。関心するところは、ストロボオフが記憶できる点。これって、トイデジには重要な機能だ。
最後のお気に入りは、インテルのPocket PC Camera CS-630ってもの。これはストロボ非搭載でCCD仕様のカメラ。トイデジなんだろうけど、CCDっていうのが良い。CCDってだけなら大昔のデジカメがそうだが、何れも巨大過ぎるので、30万画素機でコンパクトでCCD搭載ってなると、これが最有力候補。
お気に入りポイントはデザイン、オペレーション時の効果音、大きさというところ。
因みに、この3機種はどちらも500円未満でサルベージしたものだが、何だかハートに嵌るのである。トイデジで正攻法?の綺麗に撮れるWS30、同Slim、Largan Chameleon0.3とか、カシオのLV20も悪くないけど、まとまり過ぎである。バカバカしさが欠けている。
そういう見方というか、味というか、そういう遊び方では、未だ低品質のトイデジはやっぱり健在というか、存在価値があるようだ。
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