テレビならブラウン管、でも、PCなら液晶
この度、2005年製造、売れたのが2006年という比較的近年モノの地デジテレビを入手した。入手したのは、今更ながらのブラウン管である。ブラウン管のフラットワイドのハイビジョン管である。
ブラウン管を買って良かった点。
1.やはり動きの在る映像がカクカクしない。スムーズに流れる。
これは、画像表示が走査線の走査によって実際には段階的に映し出されているため。液晶等は全画面同時表示で書き換えによって映像を動かしている。画面一括書き換えの速度を上げすぎると、宿命的にちらつく。
2.厚みがあるのでテレビ上にモノが置ける。頑丈なんで子供に強い!
物理的に厚みがあるので、テレビ上に置き時計、MDコンポ等が置ける。薄型テレビでもテレビ台に載せたらテレビの薄さのメリットは半減する。後は、頑丈なんで子供が画面アタックしてもクラッシュし辛い。薄型モニターなら悲惨な事になる。
3.色んな解像度の映像が平均以上に綺麗に見れる。
薄型テレビのように固定画素数でないのが最大のメリット。フォーカシングによって映し出せる解像度が自在に変えれる。解像度が変遷している今ならではのメリット。固定画素数のテレビで緻密さを維持したまま低解像度の画面を表示させるならば、本来は、例えば37インチ中に表示領域が15インチ程度に圧縮されるもの。でも実際には、これを37インチに拡大表示するので、まるで低画素のデジカメ写真を拡大したかのように見えてしまう。
でも、液晶モニターも実は良いところは沢山あります。それを羅列すると、、、、
1.静止画は状態を保持し続けれる。
そういう意味ではパソコンのモニターにはブラウン管は有り得ません。パソコン等のモニターには絶対に液晶モニター有利でしょう。
2.固定画素数で使う。
固定解像度で使う場合も液晶が便利です。それも、動画編集等では、圧倒的に大きな解像度があれば、エリア毎に高解像度映像を表示できますし、映像編集では画面を停止させますので、その場合には、やはり液晶モニターが便利かもしれません。
そういう意味で、動画視聴ならブラウン管、静止画視聴なら液晶パネルというような棲み分けで使っている。
でも、画質云々では、実のところ、どっちでも良いかなぁ?っていうのが個人的な感想ですねぇ。我が家の場合、テレビを壁に掛けるような状況が無い訳で、テレビと言えばデッキ類を収納したテレビ台の上に鎮座するという使い方。そして、そのテレビ台は、部屋の隅に45度の角度で設置されるということ。結果的に表示面の後の三角形領域はデッドスペースとなる訳です。少なくとも、テレビ台が今の奥行きの状況では画面の薄型化のメリットは大きくないのです。
ブラウン管テレビを今更良いな!って思った理由は、実はテレビの上の空間が利用できるという点が最大のメリットです。
そして、第二の理由は、重さによる安定感と頑丈さです。子供の手加減無いアタックによっても壊れないというのは幼児を抱える家庭では大きな利点だと思います。
もうすぐ、マルチメディアデータの編集、サーバーマシンがテレビの横に鎮座しますが、これのモニターは大型液晶モニターです。この液晶モニターが壊されないかどうか?が非常に大きな心配どころだったりします。最悪、ブラウン管の上に液晶モニターを置かなければ為らないかも知れません。
| 固定リンク
« 悪い癖 | トップページ | 自然が一番かな? »
コメント