悪い癖
パソコンを調達する時の自分の悪い癖、、、、、それは、メジャートレンドから外れている事だ。それも、初物とか上級レア狙いで、結果、後々に苦労するというパターンを繰り返している。
勿論、後々の苦労を考慮しても拘りたい部分があるからであり、スペック値自体が後発のメジャー系に劣るような時期になっても、何故だか、それ程のストレスを感じずに長く使えたりしており、それなりに満足している。
振り返ってみると、、、、、
最初は、NECのPC9821Anだ。これは、当時のラインではi486のAp2クラスがメジャーであり、その後にXシリーズ、更に後にはXaシリーズが登場するのを予測されていたなか、旧世代+P54CというAnを調達したのだが、初物P54Cということで、Socket5とは異なる特殊ソケット故に、拡張が非常に難しいというモノだった。
それでも、そういう難儀が来るのを覚悟した上で入手のは、それ以前のDOS系アプリケーションとの互換性を重視したからである。実際、当時愛用していたHi-text(DOSハイレゾ)とかも快適に使えたし、以前のDOSアプリは全て動作した。後は、機体に装備できるパーツに制限が多かったけど、故障知らずで、退役する迄に故障は皆無だった。
次の大きなところは、FW-6400GXR/WSってマザーだ。見た目にはSlot1とSlot2を両方装備するというのが大きなところだったけど、このマザーを選んだ最大の理由は、潔くISAバスがカットされ、PCIが6本装備されている事と、メモリーの搭載上限の制限が2GBと、後にメジャーとなるi815チップと比べてもメモリーの上限が遙かに上にあるのが魅力だった。
当時、このマザーを選んだのは、マシン仕様が毎年のように変化している時代。USB装備とか、ATAの制限緩和、速度アップ、、、、、が顕著な時代であり、OS的にもメジャーはWindows9X系からWindowsNT系への移行は当然と思われる時代。そんな時代で、この機種を選んだ理由は?っていうと、、、、世間の標準仕様の変遷にPCIカードを刺す事で追随できる拡張性と、OSトレンドの変化に対応できる搭載メモリー量上限値である。
結果、このマシンは非常に長い間、Windows2000時代迄快適に使う事が出来た。
その次は、殆どが中古調達だが、調達機器はPentiumIIIをDual搭載するGIGABYTEのGA-6VXD7ってマザー、ASUSTEKのCUV4X-Dってマザーだが、この辺も、Windows2000以降で効果的に使えるマルチCPU対応+最大4GBを認識するメモリー上限で選んだモノ。結果的に未だに現役のメインマシン状態。不思議と職場、出張先で触るPentium4世代、Core世代のマシンに比べて遅い感じは受けない。
同様に、CompaqのEVO W6000も然りである。Xeon 2.8GHzのDual構成、RIMMが2GBという仕様で、非常に割高な構成だが、今仕様で何の問題も無い。HT対応CPUのDual構成ということで、WindowsXp以降で効果を発揮しそうな仕様で、未だ現役である。
これらのマシンを見ると、世代毎にトレンド外れがデフォルトで手軽なパワーアップが困難な一方で、マシンなりの標準仕様でフルスペック状態としていれば、実用上の不満を感じる事はまず無いものばかり。っていうか、安定性、互換性、上限メモリー量に代表される実用性能については、逆にメリットの方が多いと思っている。っていうか、後のトレンドの変遷に対応する時に不可避な余力(拡張性)を保ち、拡張できない部分(メモリー上限)の先進性が使用期間を長らえる秘訣のようにも思う。
今回のマシンは、x58チップセットのP6Tというマザーだが、これは現メジャーのLGA775プラットフォームではない。次世代メジャーのLGA1156プラットフォームでもない。チョット拡張性に怪しいLGA1366というプラットフォームだ。普通ならLGA1156が登場するのを待つのかも知れない。
しかし、、、、、これからは、メモリー搭載容量よりもメモリーの速度が効いてくるような気配を感じる。それ故に、3CHなメモリーインターフェースという部分が購入の決断となったのだ。ソケットのLGA1366の未来は案外無いかもしれないが、少なくとも、CPUのクロック上限はPentium4以降、せいぜい3GHz止まりであり、今のCPUで多分一生大丈夫?って思うのが正直なところ。更に、PentiumIIIのDualマシンを使っての感想だが、それでもメモリーさえ十分搭載していれば速度に不満を覚えることが無いという事で、対応CPUの将来性については優先順位が下がったのだ。
過去の例に漏れず、次世代メジャーが普及する迄は、性能的にも一流を維持し、性能面と無意味な所有欲で自己満足できるだろうし、次世代メジャーが普及しても絶対的に違う部分が在ると言うだけで納得?しているだろう。勿論、性能的には暫く不満は出ないと思われる。
しかし、考えようによっては、メジャーが確定してから選ぶ方がコスト的には相当圧縮できるんだろうなぁ!とは、何時も思う事だ。或る意味、浪費しているのは間違い無い。
これを実用と割り切れば今の方法は間違いだが、パソコン自体が半分趣味となっている場合は、趣味に必要な自己満足を満たすという部分で、メジャーをメジャーで最安構成で組むっていうのは、今一つ、面白みに欠けると思うのである。
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