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2009年3月 6日 (金)

単車で脳活性化!

 ここ数週間の娘の子供部屋割り当てに伴う部屋の配置換え、模様替え、AV機器の接続夜更かし生活では、ニュースに対して鈍感気味になっていたけれど、それでも一番の関心を惹いたのは、、、、、何でも、二輪車が脳活性化に効果的ってレポートである。このレポートはヤマハ発動機が行った研究によるもので、詳細は↓である。

http://www.yamaha-motor.co.jp/news/2009/03/04/research.html

このレポートによると、単車に乗る行為は、脳を活性化するって事。そして、現役ライダーとリターンライダーでは、脳の使い方、活性化のパターンが違うって事らしい。

 以前から当ブログでは、自転車と単車の楽しみ方は異質な部分が多く、その異質を感じるために必要な乗り手に必要な能力も違うって事を記事にしてきた。

 自転車(ロード系)の場合は、これを競技的に楽しむ場合は、高負荷を長時間という尺度、つまりは、速くという段階を上げるには、大きな負荷を長時間持続するって事が求められ、そのために、機材であったり、技法であったりという部分で向上しなければならないが、それよりも、何よりも、筋持久力、心肺機能といった身体能力が重要となる。

 一方で単車(ターマック系)の場合は、競技的に楽しむ時には、負荷変動を如何に素早く正確に行えるか?ということ。価値観的には速度であっても、その速さの段階を与えるには、時間を短縮する方向に全ての機能を向ける必要がある。同じ動作を以下に速く短時間にこなせるか?が速さに起因する訳だ。同様に、機材、技法のレベルを高める必要があるが、それを駆使する上で必要な身体能力は、瞬発力、反射神経といった部分が必要だと思う。

 勿論、どちらの二輪車もお互いの要素を持っているけれど、支配する量の違いがあるのは明らかである。

 どちらが優れているか?っていう問題でなく、尺度が違うって話であり、どちらの身体能力にしても、必要な技量、機材を調律する知識っていうのは、どちらにしても一朝一夕には成らないのは、言うまでもない。ただ、個人的には、単車における世界の方が好みっていうのは、以前から記事にしている通りである。

http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/11/11-1f9e.html

 脳の活性化に有効っていうのは、単車に乗る行為が本質的に神経系を発達させる行為の一つとして有効っていうこと。神経系を発達させるっていうのは、情報処理速度を高めるってこと。その処理を高める必然というのは、単車という俊敏な動作が可能な乗り物を俊敏たらせるには、速い時間の流れで多くの判断が必要という事に他ならないのである。
 そういう意味で移動速度が高める事が出来る乗り物程、短時間で多くの判断が必要で、その見方でみれば、脳の活性化には、単車>自動車>自転車って順になるんだろう。

 さて、そういう神経的な単車、肉体的な自転車だが、何故に単車が自分の場合は自転車の楽しみを上回るか?っていうと、、、、自分レベルで見た時に、自分の経験の歴史を振り返ると、自転車の場合は、初めてスポーツとして捉えて見た時に、既に、その後の状況がどうか?とか、そういう上達後の状況が或る程度は想像できたのだが、単車の場合は、初めてスポーツとして捉えた時の感覚は、今の感覚を想像だに出来ない状況だったていうのが、今思えば判るのである。勿論、自転車も凄い未知の世界があるのかもしれないば、最終的には筋持久力、心肺機能であり、それを得る事で出来るレベルとか、そのレベルで感じる感覚っていうのは、今の自分には、今得た感覚の延長線上に想像出来るモノだろうという思いがあるのだが、単車の場合、今の感覚より別の上の感覚が多分存在しているのだろうという、漠然とした意識が在ったりする。
 好きかどうか?好きの順位はどうか?という部分では、何よりも優先するのが好奇心であり、好奇心の先が見えるか見えないか?が分かれ目である。先に見えるモノがイメージ出来ない程に、先が知りたくなる。そんなモノである。

 単車の場合、高校~大学、大学院卒業に掛けて、年平均で30,000kmの距離を峠道&サーキットで走り回っており、その間だけで、200,000kmは走行している。乗り換えたスポーツバイクの数も、その期間だけで3桁に迫る台数だが、そうやって過ごして得た感覚は、乗り始めた時には、絶対判らない感覚だと今でも思うのである。
 感覚的な話だが、同じ行為をする時に、今では、非常に多くの情報が非常にゆっくりと感じられ、全くスローな形で殆ど無意識に近い状態で扱う事が出来るような感じなのである。今、どうなっている。今、どうだから、次、こうしたら、挙動はこうなる。その挙動に例外が来たら、咄嗟に、収束させる動作に移る、、、、そういう感覚は、短時間に非常に多くの処理をしているから得られる事であり、この感覚は知覚行動では対処できない時間での話であり、寧ろ、反射行動に近いのだろうと思う。不思議なモノで、反射行動のような速度であっても脳にはイメージ出来ているような感じなのである。
 寝かせる→アクセル開く→滑るかな?→滑らせてみようか?→更にアクセル開いてみる→滑った!滑った!→滑らせる度合を変えようか?→アクセル開度を変える→滑らせ方変える、、、、、こういう一連の動作や、ブラインドコーナーに入る→寝かせる→向き変える→路面に石ころが!→逃げ場を探す→アクセル開度、バンク角、スリップアングルで選択肢を考える→イメージに併せて動作開始→無事通過、、、、、、って感じだろうか?

 このような動作の流れを非常に短時間に行うトレーニングに単車は有効なのだ。単車の面白さは、正しく、こういう部分であり、神経系を如何に鍛えるか?慣れるか?というのが奥義に近づく秘訣なんだろうとも思っている。

 今回の単車で脳活性化!っていうのは、このような自分の考えが第三者からも認められた事かな?とも思えば、思わず、拍手したくなったりするのである。

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