パソコンメンテ、奮闘中
我が家のいにしえのPC-9821Xv20/W30の固定ディスク起動メニューからの起動不良の件、なかなか原因が究明できなかったのだが、いろいろと拡張ボードの脱着、ディスクのツナギ変え等々を行っていて最終的に辿り着いた結論、、、、、IDEケーブルが悪いのか?ということ。
で、純正のNECのIDEケーブルを外し、AT互換機用のフラットケーブルにツナギ変えると、、、、、、あっさり認識、あっさり起動できる。但し、起動不良のドライブは、いろいろと手を加えすぎたのでOSの起動はコマンドプロンプトでダウンするという状況。
それでも、一応は当初の問題は解決。
起動不良のドライブのWindows98SEは、OSしか入れていなかったので、気を取り直して再インストール。何にしろ、Windowsのサポート期間は過ぎているので、素のOSオンリーだ。まぁ、ネット接続を考えている訳でもないので、取り合えず良し。
ただ、PC-98ならではの注意事項があって、メモリー搭載容量が256MBを越えた状態ではWindows9X系のOSのインストールは受け付けられない。メッセージとしてはインストール過程で『エラー:SYSTEM.INIのPageOverCommitの値が大きすぎます。値を小さくするか、未設定ならば4より小さい値を設定して下さい』と出る。これは、CD中のcabファイル内のSystem.iniからのメッセージであり、Cabファイル内のSYSTEM.INIを編集しないとNGな仕様。
この回避は?っていうと、素直にメモリを256MB以下にしなければ為らない。で、インストール時にはメモリを抜いて対処。
それにしてもケーブルが不良って事もある訳だ、、、、このケーブル、大昔の数百MBのHDDと接続する分には問題無いのだが、ATA66仕様のSEAGATE ST34311A(ATA66 4.3GB)では今一みたいである。面白いのは、このケーブルのマザーに近い側ならHDDは正常に認識するのだが、マザーから離れた側ではNG。何にしろ、ケーブルが怪しいのである。
さて、そんなこんなでPC-98での苦労はサッサと解決したのだが、今度は、自分の主力機であるPentiumIIIのDual機の予備機でのメモリー増設に関する不具合。
この予備機は、PC133の256MBのSDRAMを4枚で1GB搭載しているのだが、512MBのノンパリ、Non-ECCのメモリー四枚で2GBに付け替えてみると、BIOSは起動、Windows2000の最初の起動シーケンス(画面背景が黒)迄は辿り着くけど、画面背景が白くなる所に辿り着かない。OSが起動できない模様。マザーの仕様的には、512MB×4=2GBがOKって話だけど、このViaApollo133Aの制限は結構複雑。
Viaのチップの場合、PC100とPC133のメモリー、どっちを使うか?が鍵であり、PC100メモリーの制限が8bank、PC133の制限が6bankという仕様。メモリーの片面が1bankであり、両面実装は2bank使う。つまり、一枚のメモリーに両面実装したDIMMの場合は、一枚の最大容量が512MBを3メモリスロット(6bank)という制限で上限が1.5GBということ。ただ、Registered ECCな場合は、一枚の両面実装でも普通はスロットあたり1bankしか使わないので、四枚実装しても4bankなんで、256bitのチップで両面実装で一枚512MBのメモリなら四枚実装できて最大が2GBとなる。
しかし、同じViaのチップでもVT82C694X-DPの場合は、Registered ECCなメモリの場合は、512bitチップもサポートしているので、ECC Regsiteredな1GBを4枚差しで4GBがOKという仕様。
ということで、搭載メモリーはNon-ECC、ノンパリの512MBの場合は、最大でメモリーを三枚増設で1.5GBという仕様。この予備機は、主力機とは微妙にチップセットが違う。予備機はノースがVT82C694XでサウスがVT82C686Aって仕様。主力機がVT82C694X-DPとVT82C686Bって組合せだ。前者がPC133メモリの場合でMAX1.5GB、後者がRegistered ECCでMAX4GB、細かい所では、前者がATA66迄、後者がATA100迄と微妙に違うのである。
因みに、予備機でない自分用主力機のPentiumIII Dual機はECC Registered 1GB×4=4GBで快適に運用中。
パソコンっていうのは、結構複雑な機械であり、相性という風に一言で言われる事は、実は細かい仕様の組合せによる不具合の発生であり、結局は、規格化が完全で無いままに、いろんなパーツサプライヤーがパーツを供給し、これをユーザーが選ぶというところで、パーツサプライヤーにしてみれば想定外の組合せも生まれる訳。これが、詳細な仕様の不一致が判らなければ、相性という言葉で片付けられたりする。
実際、チョット弄ると大抵はトラブルに見舞われる。結構、時間の浪費になる。これが楽しいといえば楽しいかも知れないが、改造に関心を失った今は、鬱陶しいのである。
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