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2009年4月15日 (水)

身内?のアクセス、最近多いな。

 身内って訳ではないけど、同じ勤務先に勤める人間のアクセスが最近多い。
 これまでも、趣味や仕事の上での同僚がアクセスしていたのは知っていたけど、ここ最近は、それ以外のアクセスが結構あるのが笑える。

 アクセス解析では、ドメインが判るんで、取り敢えず同じ勤務先っていうのは、判るし、、、、その端末情報から、その閲覧者が誰か?というのも、大方予想出来るのだが、チョイ面白いというか、、、、、、

 駆動機、被駆動機、或いは、反応装置を比較的直接取り扱う部署からのアクセスが多いようだが、どうよ?
 この辺の機械や装置っていうのは、実は結構簡単に設計できるし、目的に対する手法の羅列と選択って作業も、纏めて考えれば上手い具合に出来ると思うのだが、客観的にみると、わざわざエラーを体験するかのような試行錯誤を繰り返して見えるっていうのは、言い過ぎだろうか?

 ここ最近、これ系で勤務先企業以外にも、その市場で一攫千金を狙う企業ドメインからもアクセスが多いのが、海水処理方法についてだが、この処理方法には様々な選択があるのは、参入企業が選んだ手法からも伺える。

 その選んだ手法を選んだ理由、その手法の潜む問題点がどうか?っていうのは、その手法の技術コアを有するか?或いは、他者のコアに乗っかるか?という動機次第で、見えてくるモノは様々である。
 この手の処理方法で一番、簡単かつ初期装置コスト的にも負担が少ないのが薬剤による化学処理だが、薬剤処理と決めても、その処理方法は様々だ。

 今回、身近な所で選んだ方法についての懸案事項で語られ始めたのが、薬剤の処理後廃液の無害化処理に下手すれば一昼夜要するのだが、どうするか?って話を、企業のトップから相談されたのだが、、、、、その処理後廃液の処理時間が、長時間掛かるって話は、実は、昨年の6/5の記事、

http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/06/cod_2e68.html

の中で、「・・・・・・・これらには欠点がある。それは反応時間が掛かりすぎたり、処理薬剤が大量に必要となったり、排水成分の一部(過酸化水素のみ)しか分解出来ない等だが、このような欠点があるのを忘れて・・・・・・」と警告していたはずだが、今更、聞いてなかった?なんていうのは、その段階での検討不足だろ?と思ったりするのだ。

 まぁ、それでも、そこで頑張ってる人は客観的には応援するのだが、担当者、経営者、、、誰であっても、その選んだ方法が、指示を受けたから頑張るのでなく、自分だったら、その方法を本当に選ぶか?という動機付けの段階から行動を開始するべきでは?と思うのだ。

 思い起こせば、過去に品質管理部門向けのシステムをどうにかして!ってリクエストに対して、俺なりの提案を示し、この方法なら仕事を受けてやる!ってノリで進めた事があるけど、その際の、部門役員の意見は、社長が○○言うから、○○の方法を作れ!って話があった。当時、その方法を理解すると、それは俺が受ける上では選ばない手法で、技術的に不可能と判断したので、その役員には、「あんた、船で月に行くのか?望むなら、他を能ってくれ、、、」と回答して突っぱねて、それでもというから、俺が社長に説得に行ったことを思い出すが、アホで技術的基盤の判断が出来ないトップの意見に100%従うから、途中で実働部隊が苦労するのである。

 他にも、似たような話があったのを思い出す。それは、今、一人で開発を行っている摺動材料の話。この初期モデルが事故を起こした時に社内試験をすることになった。その試験に対して、試験内容、試験に用いる材料を指示し、それ以外では全く無意味だ!と一人で役員に対して提案していたことがある。しかし、本来の材料の調達に時間を要するから、その材料を調達してから行うべき!って意見を無視して、トップの一声で、有り得ない材料(ドライ摺動材にステンレス?)を代用して試験し、案の定、ダメダメな結果になった。そのダメダメな結果で取り外したモノを見ながら役員が、コレはダメだ!って社長に同調していたところに、呼ばれたのだが、一目見た時に、そのダメダメなモノは、あれ程、ダメだと行っていたステンレス製代用品であるのを遠目にも判ったので、試験自体が無意味で、ダメな材料を使えばダメな結果になるので、試験になっていない!更には、ダメな代用材料を目の前にして、それ気付かず議論する皆の目の節穴具合を指摘すると、、、、 こんなモノを使ったのは誰の指示だ?????という、責任のなすりつけ合いで時間を無駄にした事がある。

 結局、実働部隊も、部門長も、役員も、上級役職の指示に意見を持たず無分別で、同意しないままに進めるから、懐疑心が拭い去れず、不満が鬱積しているだけなのだ。

 他にも、駆動機、被駆動機のスケールアップ、スケールダウンでも、基準モデルのサイズに対して、相似則の成り立たない部分や範囲に、安易な相似則を適用して進めたり、或いは、因果を律する部分を見切らないままに作業を進めたり、、、、それでは、多分、みんな失敗するだろうなぁと思うのである。現に、そういうトライの仕事の一発目は明らかに性能不良というか失敗しているのは、警告通りだ。相似の理由、性能を律するファクターが何か、各部の数値の算出根拠が無いままにハンドブックとか伝聞の表示を当て嵌める作業に始終しているから、数値を動かして良い範囲が見えないのである。
 勿論、担当者には頑張って頂きたいのだが、行おうとしていることが間違っているっていうか、考えるべきポイントが見えないっていうのは、超不思議な感覚だ。何故、判らないのだろうか?

 少なくとも、実働する人間は、自分が指示うけた内容を、自分が立案する立場に置き換えても、その方法を採るか?を冷静に考えて行動すべきだし、考えれないのなら、本人さんにその器が無いっていうのを悟り、申告すべきなのだ。それがエンドユーザーから金を受け取る資格に繋がっているということに気付いていないのだろうか?
 実働部隊が絶対の自信を持ってオススメ出来るモノを作っているという自負が無いと、多分、企業に限らず、日本の技術的競争力は失われていくんだと思うのだ。
 そもそも、企業で金貰って勉強している?経験を積んでいる?って感覚自体がナンセンスである。金は経営者から貰うのでなく、顧客から貰うのであり、顧客に不完全な品を勉強過程ということで押しつけているという実態を理解せず作業するのは有り得ないのだ。

 本来的に、企業がスタッフを勉強させる場合、その成果や結果は、顧客に対するモノでなく、事業所内で完結する仕組みの中で行うべき。本来は、それが研修のための組織であったり、実践の場合ならば開発部、研究所だったりするのである。未経験の品を試作即、納品っていうのは悪魔の人体実験を行う闇医者みたいなものだ。

 まぁ、製造業、企業として商売するなら、誰も作っていない、世の中に存在しない、あれば絶対便利!ってモノを生み出してからの話だ。人の真似、ありふれたモノ、なくても良いモノなんかでは、商売にならない。判らないのだろうか?

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