毒カレー、死刑確定、、、、
そういえば、裁判員制度の始まりってことで、裁判に対する関心が高まっているけど、それとは関係無しに、裁判ネタは結構ニュースになる。
最近なら毒物カレー事件で有罪認定、死刑確定ってニュースだが、これも有罪認定にいたる証拠は状況証拠の積み上げで有罪迄漕ぎ着けているもの。
他にも、防衛医科大学教授で痴漢冤罪で無罪を勝ち取ったニュースも意識に残っている。
このような裁判で思うのは、証言や状況証拠での判決にも拘わらず、一応の結果を出すのに剰りにも長い時間が掛かっている事。証拠の確定能力が判定者の判断に依るという現実では、その判断次第では、逆転無罪になりかねない案件だが、、、、、、とにかく、裁判に時間が掛かりすぎているのが印象的。
仮に有罪と断定できない場合は、有罪と認定するに必要な物証を再度収集しなければならないし、真犯人が居るとしても、それを捕まえるには時間は証拠を風化させ、痕跡を消し去ってしまうモノ。
時間の長期化は、本当の決着が付けれないというジレンマを抱えているように思う。
裁判の結審には絶対的に短時間で行う必要があり、そこでは、時間を要する状況証拠、自供だけの裁判開始は認めないという潔いルールが必要な気がする。
事実を形として示さないと、今後始まる裁判員制度では判断が行えないというか、行うことの恐さが先に来て、制度自体が立ちゆかない気がするのである。
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