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2009年5月28日 (木)

実力

 自転車で50km/hオーバーで走る。この効果は?っていうと、本人の考え方次第だが、その効果が下り坂とか、追い風によるもの!って理解するっていうのは結構難しいのかもしれない。まぁ、それを100%自分の実力と思う人も居ないだろうけど、、、、

 似た様な事が企業に関しても言える。

 今、景気が減速過程にあり、その景気後退の中でも元気のある会社、そうでない会社と分かれている。企業における元気の度合というと、純粋に企業活動が活発かどうか?である。活発=伸びる業績、伸びる売り上げ、大きな利益という事。

 確かに、数字だけ見れば、業績が好調な企業は外からも中からも元気な会社に見えるのも間違いない。

 しかし、その好調な業績を示す数字が企業にとって同じ質か?っていうと、チョット違うのでは無いだろうか?

 好調な業績を示す企業にも、自分としては二種類あるのでは?というのが認識である。一つは、好調な業績の原動力を自らの力で生み出す企業、或いは、業績の原動力を直接手掛けている企業であり、もう一つは周囲の経済環境の波に乗って業績が結果的に伸びた企業では無いだろうか?

 一つは理由が企業内にあり、もう一つは、企業外にあるもの。

 つまり、景気を主導する側と、景気に影響される側に分けられるのである。自転車でいうと、追い風が無いと速度が稼げない人と、実力で速度を生み出す人の違いみたいなもの。もっと言えば、向かい風でも速度が作れるっていうのが、景気を主導するっていうのに該当するようなイメージだ。

 企業業績を見ると、勝ち組企業っていうのがある。自動車メーカーでいうと、昔なら赤いファミリアで復活したマツダ、チョイ前なら初代オデッセイで持ち直したホンダ、今なら、ハイブリッド等低燃費戦略で市場をリードするトヨタ、ゲーム業界なら、DSとWiiで復活した任天堂が上げられるが、何れの企業も、自社の技術で、商品展開を変えてマーケットを生みだして、或いは、市場占有率をアップして業績に反映しているのが共通点であり。
 そのような企業は、不景気においても、そういう方向で企業業績を確保しようと活発に活動している。

 一方で、周囲の経済環境が活発に為ったが故に、何故か多忙となり儲かる会社っていうのも少なくない。景気に翻弄されて、業界の景気に連動して儲かったり損したりの会社とは別問題なのである。

 業界に応じて景気の周期は異なり、全業種が一律に好景気という事は無いが、全体が不景気でも特異的に好景気な業界にいるだけで、その業界の企業が実力がある会社と判断するのは間違いなのだ。企業の実力とは、業績を主導的な立場で伸展させる事ができるかどうかであり、業績が景気に連動するだけでは、決して、企業の実力とは言えないのである。

 企業が将来にわたり安泰か否か?っていうのは、目先の業績の数字だけを見るのでなく、業績が何処から生まれたか?を見極める必要がある。
 業界が好景気故に恩恵を預かるのでなく、業界が不景気でも企業固有の戦略で業績を保つのが大事である。
 製造業ならば、利益を上げる主力のシェアを絶対に失わせない価値の付加であったり、市場に新たな価値観を生み出し市場を拡げ占有させる姿勢だったりするのである。
 もっと言えば、市場を誘導する力を保ち続ける事が出来る技術力こそが重要なのである。

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コメント

ブログ、サイトで公開する情報の真実を訴えながらも全ては出さないというのが一番難しいですね。

特に、単車のカスタム関連では生半可な技量で模倣されて事故の誘因になる事を考えると、迂闊に図面や具体的な写真を公開することは出来ません。
これは自転車のカスタムでも同じです。例えば、DAHONのエンドバーエクステンションの固定方法とか、或いは、板金細工の小径車用メカマウントの実際とか、ハブ部品の組み換えによるカセット自由度の確保、DAHONのキャリパーブレーキ用オフセットマウント等々のパーツも同じで、材料選定から加工において一方通行で情報を公開し、その先で不具合が起こることを考えると、遠目の写真とか、マンガでしか公開出来ない訳です。
 これは、単車での扱いの状況もしかりで、速度表記を掲載したことはありません。ギアポジションとアクセル開度、或いは回転数の表記に留めたりします。

 ただ、それでも知りたい人、情報が欲しい人がいらっしゃるのも事実であり、そのためには、一定レベルの知識と自分の抱える具体的な問題、問題への具体性が認識にあるだろうという前提で、長々しいかも知れませんが文章で伝えるように試みている訳です。

 だから、文章は判りづらいかもしれませんが、それは、文章の内容を具体的な問題として捉えていない人がそういう判断をして、問題が具現化している人、レベル的に直ぐ其処に居る人は、長い文章でも通じていると判断しているのです。

 そういうブログのコンセプトに同意頂ける方からは好意的な応援を頂きますし、それが見えず、判らないじゃないか!と批判を頂く方は、恐らく、問題の具体認識が出来ていないのだろうと思い、或る程度の距離を置いている訳です。

 ということで、これからも宜しくお願い致します。

投稿: 壱源 | 2009年5月29日 (金) 23時51分

御ブログのように具体的ではなく、抽象的表現が多く、実力のバックグラウンドを示さずに上級者ぶっているブログが散見されます。

昔のバイク雑誌のインプレにも「このバイクは風と一体になれる」みたいな、抽象バカ記事を書く常習犯がいたなあ。
いわゆるメーカー提灯記事なんだろうけど

投稿: yama | 2009年5月29日 (金) 22時05分

コメント有り難う御座います。
ブログの内容で等身大を書いてあるブログは殆ど無いかも知れませんね。そもそもホントかどうかを判断する材料が無いのが現実故に、読み手が何処まで書き手の内面を読むか?によって判断も様々になりそうです。

企業の実力という部分では、価値あるいは価値観の創出でリードする日本企業が少ないような印象を持ってます。
全てに当て嵌まりますが、なんというか守りに入っている印象です。
それと、企業は企業の実力自体を見誤っている所も少なくありません。関連企業の中小企業ですが、身の程を見誤った人材確保をしたものの、扱いきれずお互いが不幸になっているって相談を受けましたが、そういうのも実力の程を理解していないことで招く不幸かと思います。

投稿: 壱源 | 2009年5月29日 (金) 21時01分

実力より上に見られたい、という気持ちはよくわかりますが、ブログで誰が見ても嘘レベルの自慢を書いて何が楽しいのかな?と思います。

企業で言えば高々家電(趣味性はある)なのにブランドにあぐらをかいて高い値段をつけていたメーカーが没落するのは当たり前でしょう。

投稿: yama | 2009年5月29日 (金) 20時08分

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