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2009年5月15日 (金)

新型インフルエンザで死んだのは、、、

 5/9配信のネットニュースである。

 表題は『<新型インフル>メキシコの死者、半数に持病や肥満』って奴でネタ元は↓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090509-00000031-mai-int

 この記事によると、新型インフルエンザによるメキシコの死者45人のうち半数が、肥満、持病、喫煙などの健康不安を抱えていたとのこと。死者の24.4%は肥満で、その半数以上は標準体重の2倍の極度の肥満だった。糖尿病患者もいた。
 更には、11.1%は狭心症や高血圧などの心臓疾患を抱えており、8.9%がヘビースモーカーだった。がん患者も1人いた。

 世界保健機関(WHO)による重症患者の症例を検討した結果、

1.若くて健康な人
2.糖尿病などの持病がある人

 の2タイプだったことを確認したそうだ。因みに、8日現在の感染者1364人を年齢別で見ると、最も多いのは9歳以下の357人、30歳未満で全体の7割を占め、死者の3分の1は20歳代だったそうだ。

 今回のインフルエンザでは致死率が0.4%とも報告されており、スペイン風邪以下でアジア風邪並とのこと。

 これって、致死率は高くないけれど、死に至るのは生活習慣病該当者で免疫力が弱まった人ということ。興味深いのは、生活習慣病発症というと概ね40歳代以上だが、今回のインフルエンザでは、重症症例の70%が30歳未満、、、、その一方で、半数が生活習慣病で健康不安を抱えた人、、、、、30歳未満で肥満傾向のある人というのが一番ハイリスクのグループって事のようだ。30歳未満で糖尿病等の持病があるグループっていうと、糖尿病の発症自体が生活習慣病による疲弊の蓄積による末期状態という認識から考えると、若くして糖尿病を発症している人が重症化するというのは、案外、遺伝的な要素が関連しているのかな?ともとれるものだ。

 強毒性でなく、致死率も1000人の感染者中4人、重症化例が生活習慣病等の患者という事だけ聞くと、何だか安心しても良い様な印象を与えかねないが、感染力自体は強力とも言われている。特に、新型と名の付くインフルエンザはウイルスが感染を繰り返すタイミングに同調して毒性も変化しかねないものであり、安心は禁物だ。

 取り敢えず、言えるのは、各自で衛生を保つ習慣を身に付け、自然な形で免疫力を高める様なライフスタイルを確立することが重要ということだ。

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