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2009年6月28日 (日)

景気、底打ったの?

 昨年からの景気後退では、100年に一度の不景気、、、、そんな声が聞こえていたけど、今は、、、、景気は回復基調で、底を打ったなんて表現をチラホラ見る。

 ホントか?

 100年に一度の不景気が、この程度の景気対策で持ち直せるの?

 どうも、総選挙前の与党の政策を誇張実績の如く吹聴しているだけのように感じるのは気のせいか?

 思うのは、100年に一度の不景気っていうのは、世界経済における景気変動ではそうかもって事でなく、産業革命で生まれた世界各国の世界での役割が変化する時期という意味合いでは無いか?ということ。そうでなければ、100年という単位で不景気を表現するに当たらない。

 100年前の価値観で生まれた社会、欧米各国が価値観を作り、それに安い人件費+模倣する技術力によって生産を請け負う国が発展したという事実。ヨーロッパで産業革命が起こり、その生まれた技術が安い労働力+技術の模倣によって世界の工場に該当した国が恩恵を被ったのである。そうやって、日本のような国が発展してきたのである。

 今後の100年はどうか?価値観を作る地域、その価値観で世界に価値を供給する地域が繁栄の恩恵を受ける。それに乗り遅れた地域が衰退する。それが、過去の歴史でも見られるのである。
 日本が景気回復するというのは、今後100年の価値観を生み出せるか?或いは、生み出された価値観を実体化した価値として供給できるか?次第だろう。仮に、日本でそれが出来たとしても、産業構造の中で、その価値観を作ったり、価値を製品として供給できなければ、過去に繁栄した企業であっても衰退する。そんなもんだろう。

 世界景気が底を打ったかどうか?は、新しい価値観が世界の総意として認められたか?を判断すべき。そういう意味で、新しい価値観が環境とか省エネ、次世代エネルギーを総意としている現状を踏まえれば、世界景気の底は打ったと言える。そして、地域毎の景気が底を打ったか?というと、価値観を生みだしたのが欧州であれば、欧州はやはり価値観を創出できるという点で景気の底は打っているだろう。地域としての日本の景気が底を打ったかどうか?は、価値観としては欧州の価値観に乗っているだけであり、本当の勝負は、その価値観の尺度で価値が認められる製品を市場に供給できるかどうか?に掛かる訳だ。
 そういう意味で、その価値観で競争力を持つ製品を生み出す企業は間違い無く景気の底を打っていると言える。それが、ハイブリッドカー特需に支えられたトヨタとかホンダだろう。

 しかし、その価値観に沿った製品を価値あるモノとして供給できない組織にとっては、景気の底を打ったとは言えない。

 そういう意味で考えれば、国としての景気が底を打ったとは思えない。そんな印象だ。

 

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コメント

エコ!って言わず、電動加速アシスト、俗称で電気ターボなんてF1では言われていますが、それならアリでしょうね!
今度のCR-ZはMTの設定もあるようなんで、チョット楽しみです。

投稿: 壱源 | 2009年6月28日 (日) 12時46分

この前「激走GT」という番組でレーサーがプリウスに乗って解説をしてたのですが、モーターのトルク感がすごく強力とのこと。
エコとは関係なくハイブリッドに興味を持ちました。

投稿: yama | 2009年6月28日 (日) 09時08分

エコと景気は相反する、、、まさしくですね!
でも、省エネ品に買い換えることがエコという事を盛んに宣伝しているのが現状ですね。

ハイブリッドカー、確かに考えようによっては、エコかもしれませんが、ハイブリッドカー自体が一時のトレンドかな?って気がします。

投稿: 壱源 | 2009年6月28日 (日) 07時27分

エコと景気は相反することですが、マスコミではまったく別な事象としないと都合が悪いようですね。
その分ハイブリッドカーのように両立する(ように見える)ものは強力にプッシュするようです。

投稿: yama | 2009年6月28日 (日) 07時13分

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