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2009年6月22日 (月)

アンダーパスに車止め整備

 金曜日朝刊で知った事。
 何やら、河川沿いの遊歩道のアンダーパス部分に車止めが春から整備されているそうだ。
 なんでも、通過する自転車の過速度抑止を目的にしているそうで、自転車ユーザーからは評判が悪いらしい。

 俺的には、アンダーパスに限らず、数百メートル感覚での車止めとか、かまぼこ状の速度抑止器具の設置は大賛成だし、高速移動する車両の速度抑止には、グレーチングを多用して細いタイヤ幅では走れない領域を付けるとか、、、そういうのが必要ではないか?と思うのである。

 少なくとも、速度を出したくなる自転車は(遊)歩道でなく車道を走るべきであり、その棲み分けを徹底して普通の利用者の利便性を確保する措置が必要ではないか?と思うのである。

 速度ガンガンの自転車の象徴というと、28C未満のタイヤが多く、そういうのが走れないのはグレーチングを反対向きに数十メートル間隔で敷き詰めるなんて有効な策と言える。

 勿論、遊歩道で高速自転車ばかりが悪いとも思えない。被害者意識、善人意識の強い歩行者の中には、日傘さして並んでふらついて歩く奴もいる。犬の散歩ではリードで歩道を幅員一杯で利用する奴もいる。集団ジョギングでは、前後方向、横方向に密集して幅員占有しているのも果たしてどうか?とも思える。
 ただ言えるのは、そういう利用者が殆どっていうのが社会という認識を持つべきであり、誰が悪いと主張しても意味無いモノ。殆ど全ての利用者に否があるのが実際だ。
 人の否を指摘するのは簡単だが、結局、否だらけであり、それを引っくるめて受け入れる甲斐性が必要なのだ。

 そんな中、起こりうる事故や被害の重傷度、確率を考えた時、突起物の多い競技用自転車が高速で無音で移動して衝突するのはリスク的に無視出来ないもの。確率が低くても、重傷度が高いのは事実であり、その当事者、被害者にとっては確率は100%となるわけで、その重傷者を無くすには、根本的な対策が必要である。
 それには、高速車両が走れない、高速移動が出来ないようにするというのは、至って当然の策であり、逆にそういう策が施されるのは、利用者が不満を言う前に、利用者の行為がそうさせたと自覚すべきなのだ。

 過去の自動二輪車のつづら折れの道への進入禁止規制はそうやって生まれたのである。自転車も同じ轍を踏んでいるように見えるのだ。

 何事も、今の状況は悪いのは周囲にあるのでなく、今の状況は己の過去の結果なのだ。それを理解すれば、アンダーパス設置への不満というのは、意識の矛先を規制する側に向けるのは、お門違いである。アンダーパス利用者の大多数の利用形態が、そういう規制に到ったのである。個人がそういう意識を持たなければ、規制は増える一方になるだけだろう。

 兎に角、速度差が大きく衝突すると大きな障害を与えかねないロードバイク、ピストバイクは歩道走行禁止が大前提だと言える。現状の歩道通行可のルールがある限り、利用するのは正しいし、自分も歩道を利用するけど、走行禁止で例外無しにすれば一番スマートだ。それが出来ないなら、そのようなバイクが歩道を走れないようなインフラを整備すべきなのだ。

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