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2009年6月 2日 (火)

並んで走るな、、、、

 学生の通学チャリ、主婦の子供送迎チャリに限らず、スポーツ風味のロード連中、ショップの朝練モドキも何でもだが、最近思うのは、、、、、、車道だろうが、歩道だろうが、遊歩道だろうが、自歩道だろうが、、、、な・ら・ん・で・は・し・る・な!である。

 こいつら、離合、追い越しする時も一列にならず、並列走行での間隔を狭めて走るだけである。二列で走るのは、会話のためだろうが、、、、、二列で並んで走るのは結構危険なのだ。
 学生の通学2列走行も凄い、場合によっては三列四列もある。完全に道路占有である。それで低速蛇行運転だから性質が悪い、前も見ずに携帯操作の並進を見るのが日常茶飯事で注意する気も、腹立てる気も失せる状況。こういう連中に限らない。正統派きどりのショップ練習でもこういう風景はザラ。親子連れで並進もザラ。これが常識なんだろう。
 しかし、そもそも、二列で走って良い場面は皆無。正統派を気取る練習で団体走行の練習などと宣って二列並進し、他の車両が無いから大丈夫!なんて理屈も通用しない筈だ。

 クローズドコースでなく、オープンロード、そこには予期せぬギャップ、溝、障害物が落ちていることも否定できない。並んで走る、詰めて走るのは、その咄嗟の障害を見落とすと後方に甚大な被害を与えかねないのである。そのために合図をしているなんて理屈は屁理屈であり、それは並進走行を許可する良い訳にはならないのだ。

 いつぞやに、自転車部員が公道でモガキの練習をしていたときに、駐車車両に突っ込んだら、直後の自転車も同様に突っ込んで死亡するという痛ましい事故があったけど、やはり、公道では駐車車両もあれば、石ころ、ガラスの破片、、、、色んなものが落ちている。

 並進、車間無しの運転っていうのは、そのようなリスクが無いという前提での自殺行為に見えるのは気のせいだろうか?全てを禁止するという杓子定規な対応っていうのは、実状を反映しているとは言えないし、現実性が薄いとも言えるが、それでも並進っていうのは頂けない。
 特に、自歩道、歩道、車道でも乗用車の離合が難しい道、山間部の道路では、やはり並進はマナー違反だと言える。
 更に、最近多いのは、レーシーな装備のロード乗りが幅員2.5m程の自歩道を喋りながらトロトロ並列して渋滞の元を作っている様をよく見るが、いい歳した大人がする行為としては頂けない。

 別に、公道でロード練習するのは構わないが、乗り手が己を学生チャリとは違う正統派という錯覚を自負しているならば、やはり、団体走行の練習という勝手な思いで並進走行するのは、集団暴走行為に他ならない訳であり、正統派を気取る資格は無いとしか言いようがないのだ。
 こういう行為のツケは何れ払わされる時期がくるものだろう。

 何がどうあっても、対人事故というのは隣接した位置関係が原因の一つである。そういう意味で、並進、車間未確保の運転っていうのは、それだけで事故のリスクを抱えている。

 思うに、先頭後退とか、、、そういう練習は専門のコースでやれば良い事だし、競技の集団走行の練習とはいっても、実際の競技で形成される集団全てが知り合い友人、仲間って事も無いはず。それでも公道で身内だけで十数台以上の集団を形成して走行するっていうのは、正直、意味がよく判らない。
 仲間内で練習という気持ちも判らないではないが、詰めた運転を行うよりも、個人TT的、或いはトライアスロンのドラフティング禁止のように最低でも5m以上の車間を保って走行する方が、同じ時間を遣って走行するならば、己の度合が如何ほどか?が判りやすいし、勝るも劣るも明確に判るのでは無いだろうか?

 十数台以上が2列並進で走行している状況は、対向する際もリスクを感じるし、やはり自歩道を散歩する歩行者から見ても対向集団が凄い勢いで迫る怖さを感じるだろう。逆に、自分のペースが上回っている時に追い越す時は、遅い18輪トレーラーを追い抜くかの如くに緊張する。二列の集団を抜く場合は三列目になる訳で、それ自体恐いモノ。車のドライバーも多分同じ感覚だろう。
 そう思うと、如何に周囲に配慮しているといっても、ルールを逸脱している事実は変わらず、単なる言い訳に過ぎない。そういう言い訳を正と思う人間が居るとすれば、それに対しては疑問を抱かざるには居られないのである。

 一般に二輪車で車列をコンパクトに纏めて走行するという風習があるが、それでも並進は無い。浅い互い違いの千鳥走行だ。千鳥走行の基本は、側方を確保しつつ、前後方向も確保しながら隊列の道路占有をコンパクトにしたもの。二列に見えても二列とは異なる。一列で前後で違いに浅いオフセットされた位置関係となっている。
 責めて、自転車で集団走行するなら、この程度に留めるのがルールというか、マナーの筈だ。

 先日のサイクリングで、スイッチが入った旨の表現を記事にしたけど、ホンネの部分では、実は違う部分があるからだ。身内故に、並んで走るな!なんてキツイ表現で参加者に対してイベントでの気分を害させるのを気の毒と思い、併走できない速度域、或いは、ビタ付け出来ない速度域で引いて車列を分断したかったというのが、スイッチが入った一番の理由。
 勿論、その後にスイッチが入りっぱなしになったのは別の理由だが、、、、、。

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コメント

まぁ、公道はデンジャラスゾーンですよね。
相手が悪いから!って言って強行突破して怪我するのもバカらしいですが、そうは言っても、何故に下手に声かけしなければ、、、ってジレンマは何時も抱えています。

投稿: 壱源 | 2009年6月 2日 (火) 22時39分

通せんぼはまだしも、犬が飛び掛ってくることがたまにあります。
子供のころ噛まれた経験があるので反射的によけますが、事故につながる可能性がありますね。

投稿: yama | 2009年6月 2日 (火) 20時23分

ありますね、、、車の運転も、、、
他には犬の散歩の歩行者も相当に恐いです。リードで通せんぼもザラですから。

ただ、そういうのが多すぎると、怒る気も失せるのが正直なところ。呆れるというか、なんだかなぁ、、、、って感じです。

しかし、そういう平常心を保つのは結構難しいですね。

投稿: 壱源 | 2009年6月 2日 (火) 18時37分

四輪にもひどいのはいます。先日四輪がまともにすれ違えない道を走っていたら、対向してきた軽(女)がいきなりこっち側に寄ったのです。
考えていた行動と真逆だったので焦りましたが、左折するため右に寄ったのでした。

自転車は遅い、という先入観もあったのでしょうが、ひとに恐怖感を与える運転を平気でする神経はちょっと許せないなあ。

投稿: yama | 2009年6月 2日 (火) 18時33分

多いですよね!特に、子供乗せでふらつきがデフォルトの自転車は顕著です。
蛇行を含め、進路を横断するのに後方への意識が無頓着なのが怖いです。
実用車の場合は、後の事は気にしない。前の事も気にしないのが普通。
競技ゴッコ連中は、抜かれるはずが無いという潜在意識がデフォルトなんでしょうね。

投稿: 壱源 | 2009年6月 2日 (火) 18時21分

細い道を2台並んで走られると邪魔ですが、1台でも蛇行したり、追い越そうとしたらなぜかこっちに寄ってくる(けっこうある)等後ろをまったく気にしない自転車がすごく多いです。

この前歩道をゆっくり走っていたら、車道から私の前にいきなり入ってきたママチャリ(男)がいました。
ほとんど誰もいない歩道に入るのにわざわざ私の直前に入る神経は何なのか?(考えても無駄だが)

投稿: yama | 2009年6月 2日 (火) 18時10分

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