自転車との付き合い方
基本は自転車は健康確保のツールとしての付き合いだが、それ以上に趣味的な側面があるのも、また事実なりだ。
で、自転車を趣味のモノとして見たとき、どんな嗜好か?っていうと、今の流行のロードレーサーに乗ってロードレーサーの如く走りたいって願望は全く皆無だったりする。
好きなのは、、、、、ロードレーサーという小さな括りとは違って、大きな意味での自転車という部分で好きなのだ。
この考え方は、自分にとって第一の趣味として自転車に接していた1970年代~1980年代半ばの頃の考え方と変わっていない。
偶然、自転車ブームの時代に自転車に回帰している事実はあるけれど、今の流行としての自転車の在り方には、むしろ違和感を感じるというか、世界観が違うと思っている。
今がロードバイクブームなのは判る。しかし、そのブームの実態は、そのブームのムーブメントに身を置いていないので正確には判らず、空想的な話をすると、、、、
ロードバイクの流行でよく見る光景は、カッコイイロードバイク+レーパン、レーシャツで軽快に走る。恐らく目線の先には、ツール・ド・フランスのような光景が在るのだろうか?多くの人が戦闘的に一生懸命漕いでいる。中には、ホビーレースで成績を求めたり、三十路過ぎてストイックに能力向上のトレーニングに勤しんだり、、、、或いは、そのようなスタイルでイベントに参加したり、朝練ゴッコしたり、ショップイベントで100km以上を群走したり、、、
理想としても、格好良く走る、ヒルクライムが云々、ケイデンスがどうだ、機材が何だ、カーボンがウータラ、引き脚が、体幹が、、、、、そんな所を追求したり、そんな雑誌、そんなサイトで情報を求めまくっている様に感じる。
確かにカッコイイし、目立つし、エコだし、健康に良いし、頑張ってるし、、、
でも、何か違うように感じるのは臍曲がりなのか?或いは、70年代小僧なためだろうか?
今の雰囲気は何やら七五三のような感じ。集団で走る。集団に属すっていうのは、自分で行動の意志決定を行わない。イベントツーリングでもコース選定は人任せ、サポートカーが存在するっていうのは、何かあっても対処しない、論理を探すっていうのは自分で見出さない、、、、そんな印象。
確かに、ロードバイク=ロードレース、それ故に、ストイックに追求するというのでは、今のような付き合い方はアリだろうけど、ロードレースに関心が無く、自転車という広義な付き合いの場合、修理も出来るようになりたければ、1日で400km級を計画するなら、それで必要なのは何?技量は?体力は?準備は?を全部発案しないとダメだが、その発案自体がサイクリングの始まりと考えると、その楽しさは外せない。
ロードレース好きでなく自転車探検好きな自分としては、コースは自分で決めたい。スケジュールも自分で決めたい。何かあったら、人に頼らず自分で解決したい。探検サイクリングなら二人。トレーニングで走るなら絶対一人。そんな感じ。
テクニカルに言うなら、ケイデンスがどうの、引き脚がどうだは、どうでも良い。敢えて言うならば、長距離を走る前提で、如何に疲れず、効率的に、速く走れるか?を乗り方、機材、扱い方を含めて考えるけど、それは全て自分の身体を守るために自分で考えた結果ばかりなりなのだ。
過去の競技経験でも、基本は自転車好きな考え方で通してきた。決して、今のブーム的なロード競技の方程式でなく、ジェネラルな自転車好きの考えの延長で、ロードもトラックも行ってきたのだが、その辺がやはり今のブームの雰囲気とギャップを感じる。
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コメント
こんばんは!
どうも、なんか誉めて?頂いているようで恐縮です。
私もロードレーサーはあんまり好きじゃありません。少なくとも、今の価値観で普及している価値観にはついていけません。駄目です。まるで、七五三のような格好から入るのは、昔のディスコで流行ったパラパラみたいでこっ恥ずかしいです。あり得ません。ロードレーサーに乗らないという訳ではありませんが、自転車好きとしてロードレーサーはOne of Themというイメージです。そして、今のブームのマストアイテム的なロードバイクは気持ち悪いです。
さて、700Cのロードバイクと同じ様な小径車で違いがあるか?という話ですが、厳密には同じでは無いですが、体感出来るか?というと、違いは感じれても優劣は付けれないというのが感想です。
少なくとも、我が家の小径車である西DAHON号、オ・モイヨWW号に乗る限りでは、自分がフルサイズに乗った時と比較して劣るか?というと、劣っているとは思いません。タイム差の話をすると恐縮ですが、片道12km程のコースを往復しても、中央森林公園のロードコースを走っても、劣るとは思いません。最近では長くても120km程度しか走ることはありませんが、それでも小径車だから不利とは感じません。
確かに乗り心地は硬いかもしれませんが、頑丈さで無頓着に走れる安心感で、繊細のロードと較べると寧ろ快適かもしれません。
生意気な事を書くようですが、何時も走っている場所で高級なロードバイクに遭遇しますが、それらに対しても勝ることはあっても劣る事を思い知らされた事は皆無です。
ポジション、ロールアウト、空気圧、、、、これで95%は決まりですね。
投稿: 壱源 | 2009年6月13日 (土) 20時40分
私は「マニアのページ」というフォルダーを作って(笑)このページをお気に入りに入れ、時々見ています。このような技量はないけれど、いつか改造するとしたら・・・という観点で見ると、こんなに可能性があるんだ、と関心させられます。こだわりが強いのも少し私と似ています。私もちょっと自転車好きで今はDAHONに乗っています。少しずつ走る距離を長くして、時間も縮めることを楽しんでいます。・・・が、ロードレーサーには多分手を出さないと思います。私の変なこだわりは、ビンディングは靴を選ぶのでいや、サイドスタンドが違和感なく付けられないといや、ちょっと舗装が荒れているくらいで、スピードを落とすのはいや、完全な室内に保管できないので、錆に弱いのは困る。絶対にドロップハンドル。できれば変速は手元、金はあまり無い・・・ということでアルミのクロスバイクにドロップハンドルって感じになるのですが、無いんですよねえ。そこで、いつか自分で改造してやる!と思い、買う前から今後とも参考にさせていただきます。疑問なのですが、仮に700Cのロードバイクとミニベロがあって、同じポジション(同じ空気抵抗)がとれ、同じロールアウトで、同じ重さだとして、ホイールの慣性力だけがちがうとしたら、両者には大きなタイム差は生まれるのでしょうか?ひょっとしたら、一緒に問題なく走れるような気がするのですが、体験上どう思われますか?
投稿: どんぐり | 2009年6月13日 (土) 17時26分