プロファイリング
今のブームで自転車を選ぶ人を想像してみた。
自転車を選ぶ理由、それは、、、、、エコ、省エネ、健康があるけど、多くはダイエット目的、健康目的では無いだろうか?エコとか省エネとかの場合、ガソリン価格の異常高騰時ならいざ知らず、更には、エコカー減税の如き、自転車消費でポイント溜まるなら諫知らず、そうではない。
自転車ブーム、特に、ロードバイクブームを牽引しているのは30代以上のオッサン世代である。
オッサンの悩み、それは、肥満であり、不健康である。それを運動で解消したい!って願いが自転車ブームの多くを締めているのではないだろうか?
そこで、何故にオッサンが自転車を選ぶか?
健康目的というのは運動目的に合致する。
運動で痩せるには、自分にとって効率の良い運動を選ぶのが通常、、、
そこで敢えて自転車を選ぶ。何故か?
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普通、効率的に減量するならば、自分の馴染んだスポーツを選ぶのでは?という思い。馴染んだスポーツというと、多分自転車以外が殆どだろう。普通なら、その経験したスポーツを選ぶと考えるのが自然だ。
勿論、一人で出来ないスポーツもあるよ!って意見があるのは承知だが、どんなスポーツであっても、運動部経験者の多くが慣らされている行為がある。それは最もローコストに出来るもの。そう!ランである。
実際、自転車ブームなのは確かだが、自歩道で見掛ける人を見ると、サイクリストの体型とランナーの体型の差は一目瞭然である。ランナー体型は純粋に長距離系のランナーも居れば、腹回りが肥えていても他の瞬発系スポーツで養われた様な筋肉を持つ人が多い。それが特徴だ。
それに対し、サイクリストの場合、かなり絞れた人も居るけど、絞れた人、そうでない人に共通して言えるのは、肝心の筋肉が付いていない人が多いってこと。
此処で思うのは、健康狙いならば、慣れ親しんだスポーツ、或いは、練習で違和感なく行える運動を選ぶのが素直な所。逆に、そういうモノが無ければ、、、普通に自転車を選ぶのが自然か?って結論。自転車の場合、スポーツ的な部分に加え、機材趣味的な満足度も大きく影響しており、その辺が文化系出身者のハートを鷲掴みにしているように伺える。
逆に、敢えて、本来なら競技人口の少ない自転車を選ぶっていうのは、それ以外のスポーツへの習熟度が無いからとも言えるのだ。
で、勝手に思った結論、、、、
それは、今の健康、ダイエット目的で湧き上がった自転車ブームに入ってくる人の多くは、案外、他の競技を含め、運動経験の少ない人ばかりでは無いだろうか?と言う事。
それ故に、形や機材への拘りが尋常でない傾向が強く出ている、、、、そんな印象である。
自分の場合も然りだ。体重のヤバイ状況に気付いたのが2005年である。そこで運動で減量しよう!と思い付いた。そこで選んだのは、自分の得意としたスポーツ。競技経験の多いスポーツ。それこそが、自分にとって時間効率の最も良い減量手段。そう!それが水泳だったのである。水泳なら自信が持てた。計算も出来る。それ故に、三ヶ月で20kg以上の減量が実現できただけ。仮に、自分の苦手な球技とか、或いはランでは、そういう速度での減量は出来なかった筈。
メジャー人気の球技では基礎連に必須なランは球技経験者にとっては抵抗の無い運動。ならば、多分ランを選ぶ。そんな印象。
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コメント
こんばんは!
そうですね、値段の額面だけでしか判断出来ない人の意見は、少なくとも影響力のある媒体では控えるべきですね。
自転車という理系的、或いは、手順に則った理解手順が必要な趣味では、値段、額面、スペックでデジタル的な判断しか出来ない人には一生楽しみを見付けることは出来ないと思います。
値段とか品質は、全ては使い手にとって目的を満たして満足できればOKなものであり、そういう部分が欠落したまま額面でしか判断出来ない人はいずれ、この世界から去っていくように思います。
投稿: 壱源 | 2009年6月26日 (金) 21時23分
大学の同級生で野球好きの友人が「野球解説は野球経験者じゃなくても出来るよな?」と言ったのですが、心の中で「それは無理だろう」と思いました。
自転車の方々も雑誌などの受け売りの知識や、高級グレードの機材を値段を根拠に褒め称えるみたいなことで恥を晒していると思うのです。
高いものを崇めるのは構わないのですが、使ったことも無い廉価な物を罵倒するのは本当にやめてもらいたいです。
投稿: yama | 2009年6月26日 (金) 18時36分
おはよう御座います。
筋肉っていうのは、なかなか付きませんね!
私も脚は細くは無いですが、自転車に乗る頻度が増えて更に太くなったか?というと、、、正直、太くなっていないのが感想です。
ただ、プロライダーや、速い!って思えるサイクリストは脹ら脛、太股の両方か片方が発達しているのは事実だと思います。それが、自転車で鍛えられるか?或いは、他で鍛えるか?は解りません。
自転車に理系が多い、、、確かにそうかも知れません。
高校での専攻が理系、文系関係無しに、道具を使う、道具を選ぶ、道具を併せるというプロセスでは、所謂理系的な考え方が必須だと思います。
理系的な考え方が出来る人=理系だと思いますが、理系的な考え方、思考が出来る人っていうのは、恐らくですが、スポーツでも学問でも、ルールに則った鍛錬の経験を有している人だと思います。つまり、言葉が適切かどうか解りませんが、勉強好きな人かな?と思う訳です。
ロードバイクに嵌るのが切っ掛けで通勤というのは、頂いた意見の通りだと思いますし、それからロードバイクに嵌るのもそうだと思います。
更に思うのは、その先に、ロードバイクブームが廃れても好きで居られるかどうかは、その世界の楽しみ方に気付くかどうかでしょうが、その鍵は、前述の勉強好きというか、理系というか、そういう要素が大きく影響してくるかもしれませんね!
何はともあれ、考え方の方向性というか、そういう方面で意見を頂けるkさんのような方にコメントを頂き嬉しく思います。
これからも、色んな、御指摘、御意見等、お待ちしております。
投稿: 壱源 | 2009年6月26日 (金) 11時12分
筋肉がついていない(ように見える)のは、脹脛が細いからではないでしょうか? ランの場合、自転車と比べると脹脛に負荷が高く、しかもここは目に付く場所なので、ランナー=筋肉がある、と見えるのでは。 私は昔陸上長距離をやっていて、今は自転車ですが、脹脛は殆ど変化がないですが、太腿周りは目に見えて変化があります。
私がよく思うのは、自転車乗りには文系よりは理系が多い、ということです。 理系≒デスクワークとすると、日ごろから運動不足になりがちであり、理系ならではのメカ好き、数字(ギア比とかケイデンスとか)好き、機材へのこだわり(マニア性)、という部分もあいまって、自転車にはまっていくのではないかと。実際、周囲に理系は多いですし、そんな私も理系なわけですが・・・。
それに加えて、
球技などと比べると、一人で出来るから楽
ランよりもスピード・距離が稼げて楽しい
ランより関節に負担が少ない
水泳などのようにジムなどに行かずに済む
といった点がよく自転車に言われますが、さらに、
通勤に使える
というのが非常に大きいと思います。 実際、多くの人はまずクロスバイクなどで通勤を始め、それから自転車にはまっていくというパターンが多いようです。
投稿: k | 2009年6月26日 (金) 10時47分
おはよう御座います。
そうですね!スキャモンの成長曲線ではないですが、鍛えるべき時期に鍛える部分を鍛える。そして、その部分が個人の適性に合う時に才能が開花する。そして、鍛えられた部分は、それを使う競技全般に通用する。正しく、その通りです。
でも、この現実を受け入れられない人が多いのが自転車ブームで機材や耳年増的知識に翻弄される人です。
言葉は悪いですが、熱い思いだけでは現実は変わりませんよね!
然るべきに、然るべき事を積み重ね得た個体の完成形は、一生モノで、それは後からは絶対に手に入らない。それが現実。冷たいけれど、周囲からどうすれば速くなる?って質問に対しては、素質に適合した素地を作っていなければ、それを持つターゲットには未来永劫永遠に絶対に近付けない、、、そう解答しています。
そこで幻想を抱く先は、、、、怪我と突然死、間違い無いですね。
投稿: 壱源 | 2009年6月26日 (金) 10時35分
スピードスケートの橋本選手、大菅選手が自転車競技でも通用してる事から、使う筋肉が同じなら他競技からの参入がしやすい競技だと思います。
スケートはスピード、ホッケー、フィギアとも1流選手は小学校か入学前から始めてる人がほぼ100%です。
投稿: yama | 2009年6月26日 (金) 10時22分