« スポルティーフのためのパーツ収集 | トップページ | レベル高いなぁ、、、、 »

2009年6月 8日 (月)

動力源が電池なのは、、、、

 先々月はインサイトが売り上げトップ、先月がプリウス、そして、今、三菱のアイミーブが生産開始、、、、

 そう、これらは電気を動力源として使う自動車だ。ハイブリッド自動車、電気自動車、、、、確かに、エコ?かもしれないが、、、、どうも、自分的にはピンと来ないというのが正直な感想。

 最大の違和感は、、、、滅茶苦茶重たい電池である。アイミーブのバッテリーは200kgにも及ぶという。インサイトの二次電池は比較的軽く20kgである。

 自動車っていうのは、本来速度可変で走る乗り物。しかし、内燃機っていうのは等速運転が最も効率が良いモノ。それ故に、燃費が変動するのだが、、、とか言って、エンジンを等速発電で使用し、走行はモーターでっていうのは現実的か?という話。

 今の電気を動力源とする自動車は基本は、モーター走行領域を拡げる考え方。

 そこで、思うのはやっぱり、モーター走行領域を拡大するにつれて電池という大きな重量を背負う必要性が出てくる事。
 今のハイブリッド思想の究極がフル電気自動車ならアイミーブの200kgの電池が今のレベルでの重量ということだ。

 そういえば、トヨタのハイブリッド車は何れも重量が相当に思い。

 この重さっていうのは、ホントに移動体してどうか?というと、単車等では特に気に掛ける軽さ志向の自分からは拭いきれない違和感として残る。

 電動が悪いのでなく、パワーサプライとしての電池の重さが気になるのだ。

 そして、内燃機関のエンジンとしての燃費の悪さは、変動運転時のこと。等速運転では結構燃費が良いもの。

 重さを増やさず、変動運転時における負担をモーターで取り除く構造が一番スマートか?って思いがやはり強いのである。

 そもそも電池っていうのが、家電関連から含めてどうしても寿命が短く劣化するとういイメージが強いのが曲者だが、そういう無知な先入観を含めて、変動運転で減速回生し、加速する時に動力補助するという構造に割り切る方法の方が、少なくとも電池の重量を軽減し、エンジンの低燃費領域を減らすという意味で悪くないのでは?という印象だ。

 やはり、動力を使って走るモノっていうのは、重さは全てに対して致命的な気がするのである。結果的に燃費が良いっていうのは効率が良いことの裏返しだろうけど、それでも重さは長期的には大きな負担を機械に強いるのは事実だ。
 重たい車はブレーキも負担が大きい、タイヤも速く減る、当然、運動性能も劣る。短時間で大きな電気の出し入れを行うシステム、例えば、キャパシターのようなモノの方がモーターアシストで抱える重量ネガが少ない様にも思う。
 実用車に使う場合にも大量使用で場所の占有の激しい電池よりは車としての実用性確保にも有意に働くように考えるのだ。

 アクセル開度に応答した加速時のパワーアシスト限定のシステム、減速時は回生充電して短時間での出し入れの得意なウルトラキャパシターに電気を蓄える。こういうシンプルな発想の方が好みだ。

 どんな世界でもエネルギーは変換する毎に変換率でロスしていくモノ。そういう大前提でみれば、ハイブリッドシステムの充電した電気を使って走るという行為にはエネルギーの変換行程が普通の車以上に複雑になっており、重量を抱える事、長期的には確実に負担を増しているロスを含めて、本当に効率がシンプルシステムを上回るか?という部分が、最後の最後の部分で納得できなかったりする。
 キャパシターを推奨する理由は、あくまでも熱と音で消却するエネルギーを回生して、負担増大時の負担を軽減するという考え方で、変換効率による損失は随分と少ない。そんな気がするのである。

 内燃機関として効率を追求する結果がCVTのようなギア比による速度コントロール、それを更に進めて、発進時という最も燃費が悪くなる瞬間を捨てていたエネルギーでアシストするというのがスマートだと思うのは自分だけだろうか?

|

« スポルティーフのためのパーツ収集 | トップページ | レベル高いなぁ、、、、 »

コメント

こんばんは!
キャパシタ式のパワーアシスト、F1の世界では随分前から噂になっていましたね!
パワーアシストをキャパシターで賄うっていうのは、持続性という面では確かに効果は限定的ですね。
でも、ストップアンドゴーの多い場面では、マツダさんの開発されたセルモーターレスのアイドルストップなんかも知的な印象ですが、モーター駆動=バッテリーという発想に較べると重量を軽く保ったまま工夫できるっていうのはアリでは無いでしょうか?
既存のジェネレータと置き換わる構造のアシストモーター+キャパシターで重量増を最低限に抑え半永久的なシステムが出来れば面白いと思います。

投稿: 壱源 | 2009年6月 8日 (月) 21時11分

F1で今期から導入されたパワーアシストはキャパシタではないか?と思うのですが、瞬発力はすごいけど持続力は無いということからゴーストップの多い所では有効でも、オールラウンドな省エネ効果は疑問があると思います。

投稿: yama | 2009年6月 8日 (月) 19時14分

おはよう御座います。
電池の劣化、確かにそうですね!全ての家電で使い勝手の悪化=劣化であり、ハイブリッド車の場合、劣化した電池=常にエンジン走行=バラスト搭載走行になりかねませんね!

キャパシタの容量の問題、確かにそうかも知れませんね!

でも、それでも思うのは、ゼロ発進時のみの瞬間アシスト程度なら、、、と思ったりするのは単純でしょうか?

投稿: 壱源 | 2009年6月 8日 (月) 07時48分

重さもありますが、電池の一番の弱点は劣化だと思います。
鉛蓄電池の容量低下はわりとわかりやすいですが、ニッケル水素は「500回の充放電」よりはるか以前に容量が無くなる事がけっこうあります。

キャパシタは劣化は少ないだろうけど、容量が少なすぎてほとんど燃費に寄与できないのでは?と思います。

投稿: yama | 2009年6月 8日 (月) 06時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 動力源が電池なのは、、、、:

« スポルティーフのためのパーツ収集 | トップページ | レベル高いなぁ、、、、 »