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2009年6月 6日 (土)

チーム『ひとり』

 単車、自転車で出掛ける事。これはツーリング、サイクリングである。
 でも、どんな走り方をするか?これは、人それぞれである。人によって違うのは、人によって楽しみ方が違うから。そうなると、ホントの事を言えば、集団で楽しいって状況はホントは有り得ないのだ。

 自分の場合を思い浮かべてみる。単車のツーリング、、、ツーリングとは名ばかりで、出発地点から、兎に角ワインディングロードを繋げ、息つく間もなく曲がりながら進んでいくノリなのだ。ツーリングで目的地で何かする!ってものよりも、その過程で操縦を楽しむというのがいつものパターンなのだ。それ故に、停まるタイミングというのは原則無しで、休憩というのは車列がバラバラになるから、、、って状態。
 そんな調子だから、つい、ソロツーリングとか、同じ価値観のライダーとばかりのツーリングになる。
 自転車でもやっぱり同じ。サイクリングといっても、気持ちよい状態で、ドンドン遠くに行きたくなる。休憩したいという気持ちは殆ど皆無で、兎に角、一気に遠くに行きたいというのが価値観。それ故に、途中で停まるって行為自体が自分が休憩したいから停まるというのでなく、これまた後続を待つために停まるという状態。
 それ故に、サイクリングを頻繁に行っていた時代は、基本は二人。場合によってはソロで出掛ける事もあるという状態。

 単車も自転車も基本は一人で乗るモノ。それ故に、ペースや走り方は自分の好き勝手でOKなモノ。しかし、人数が増える程に、待ったり、待たせたり、過剰に休んだり、或いは、人のペースで走ったり、人にペースを乱されたり、、、そんな印象。

 ツーリングで楽しいのは、峠を道路だけ見て走る時。後の事なんか気にしない時。そういう時が一番楽しい。でも、後続車を意識外において単独走行になった後に気兼ねして停まる瞬間が自分的には一番寂しい。そして、追いついてくる後続車のライダーはやっぱりつまらなそう。逆に、バックミラーを見ながら、バックミラーに後続車を確認しながら走る場合は、自分はストレスが溜まる。そんな走行の後の後続車のライダーは休憩時において満足そう、、、、
 自転車でも似た感じ。同時にスタートする。フィットネスコースで健康管理のために踏んでいる時は、同行する人は、目的地で待たない限り出会えない。目的地で待つ。待ちくたびれて身体が冷える。そうすると、自分の気分は盛り下がる。勿論、追いついてくる人もしんどい感じで楽しそうでない。
 しかし、同行する人のペースに併せて走ると、その人は結構楽しそう。でも、自分はフラストレーションが溜まる。そんな感じ。

 思うのは、レプリカ時代でのツーリング、今の健康ブームでのサイクリングでもだが、多くの人は誰かを視界に捉えて集団走行する事で陶酔を感じて楽しむという状況を満足しているようにも見える。逆に、単独で走らせたら楽しそうに無いのが象徴的。
 この状況が正しく、ブームって事を示しているようだ。

 集団での陶酔、レプリカとかロードレーサーでは、集団走行でレース気分で陶酔っていうのが、楽しさの一つとして多くのユーザーの心にあるようだ。

 でも、やっぱりホントに楽しいのは、人の事なんぞ考えず、自分の欲求のままに楽しみを実感して過ごすスタイルでは無いだろうか?
 俺的には、ツーリングで後が見えないという理由で停車するのは凄く苛つくし、サイクリングやフィットネスで、大した距離でない範囲で身体が冷え切ってしまうような停車はやっぱり不満が募るモノ。
 やはり、己のペースで己の勝手に走り回る。こういうのが一番楽しい。台数が増える程に何だか悲しい。

 サイクリング、ツーリングに出掛ける時は、そんな集団陶酔に嵌る人の居ない集団で、のんびり走れるようなのが理想。サイクリングでロードバイクが参加したり、ツーリングでスポーツバイクが参加したりの集まりよりは、みんながマウンテンとか、みんながツアラーという寄り合いが楽しい。
 猫も杓子もロード軍団とか、初心者からリッターSSというようなのは絶対嫌だ。

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