モダンスポルティーフ化計画、始動!
この間のサイクリング以来、自転車が楽しいと思い始めている。
これまでは、ハッキリ言って苦痛の方が多く、楽しむというのは、作る、組み立てるという部分が趣味であり、乗る部分は義務感的に乗っていたのだが、純粋に乗って楽しいな!って風に変わってきた。
それは、やっぱり日常と離れた見慣れない風景を疾走したからだ。
疾走しながら思ったのは、自転車で楽しさを感じるのは知らない場所を走り回るところ。
そこで、愛車であるBSのTTロードを使ったのだが、満足した部分と大いなる不満を感じる部分がある。
それは、前記事でも書いたけどサイクリング適性の部分だ。
サイクリングが好き。サイクリングに見合った機材は?っていうと、疲れを感じずに走れるマルチポジション、楽に漕げるワイドレンジ、クロウスレシオのギアセット、修理セット、おみやげ等々の荷物を搭載できる積載性である。
そういう部分で見ると、TTロードにはNGポイントがある。そのNGポイントとは、やはり積載性、それと悪路走行時の跳ね返り防御が無策な事だ。積載性解消のために樹脂製シートポストラックを装着したが、如何にも間に合わせである。跳ね返りに対してはポストラックにある引き出し式のマッドフラップがあるけど、如何にも間に合わせ。この間に合わせ感がいけない。
そんな願いを叶えてくれる自転車は何か?っていうと、今の時代は死語となっているが、スポルティーフだ。ランドナーの場合は、ライフスタイルから活用する時間が取れないので、やはり日帰り~一泊程度のスポルティーフがベストだ。自転車一人旅、これが出来る自転車こそが自分の趣味に直球勝負なのである。
しかし、今、スポルティーフでググルと何故だか、安価な部品でレトロ調な自転車ばかりである。形だけ昔のスポルティーフしか完成車で無いのがふ・し・ぎ。当時のスポルティーフレプリカ?で、フーテッドレバー、Wレバー、、、、、そんなのはどうでも良い。パッと見た印象は、当時のランドナーを700Cで作っただけだろ?って印象。
スポルティーフといえば1970年代の新ジャンルに近く高速旅行車である。ロードレーサーを基本にマッドガード、場合によってはトリプルのクランクセット、それに小型キャリア、WOタイヤがスポルティーフである。基本はかっ飛ぶ自転車であり、のんびり走る自転車とは違うのである。オッサンが昔を懐かしむ、昔風の自転車がスポルティーフでは無いのだ。まぁ、自分の乗っていたダイヤモンドはDF-7110でありファーストランディングってモデルだが、そういうのが理想なのだ。
ちなみに、30年以上前では、トリプルクランク装備はロードに非ず、今でいうコンパクトクランクもロードに非ずで、ロード系モデルにトリプルとか今でいうコンパクトを装備したのは、それにフェンダー、キャリアでスポルティーフの特徴というのが常識だったと思う。
こんな要求を満たすとすれば、どの時代の車体かは関係無く本物のロードバイクをベースにフェンダー、キャリアを付けるということ。造作としては最新のロードでも昔のそれでも構わないのだ。そういう自転車が今は皆無、、、、これは寂しいもの。
そう思うと、我が家のロードをスポルティーフに組み直したい!って気持ちになる。
できないか?って考えると、我が家のロードの何れかに、当面はフェンダー付けて、それなりの収納用キャリアを前に装備するだけで良いかな?と思うのだ。
夏に向けて、自分流のスポルティーフを作ってみよう!
TTロードにフェンダー+マトモなキャリア+収納バッグも悪くない。でも超レーシーなスケルトンの小林ロードにフェンダー、フックキャリアで小型フロントバッグっていうのも羊の皮を被った狼的に渋い。夢は拡がるが、どちらかをスポルティーフ風味にリデザインしてみよう。
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コメント
こんばんは!
自転車自体は昔は乗ること(遠出する事)が趣味でしたが、その道具は今は単車となってます。
でも、家族構成の変化に合わせて自由な時間が減ってきて、、、、それで、屋内、夜間でも楽しめるネタ?ということで、PC、デジカメ、ラジコン、、、、と変遷し、自転車改造病が再発したような状況です。
単車改造の場合は、重さと臭いで部屋の中は難しいですが、自転車はその点がOKですね。
でも、久々に遠出すると、それ自体も楽しいかな?と思い始めた今日この頃な訳です。
投稿: 壱源 | 2009年6月 1日 (月) 21時29分
>>組み立てるという部分が趣味であり、乗る部分は義務感的
1万円の折りたたみMTBルック車を買った後、自転車が増殖し、仕方なく改造を始めた私と逆ですね。
機械いじりは嫌いではないですが、泥沼になってきた感があるので、ちょっと高いクロスバイク(8.8kg)を買って完全打ち止めにします。
投稿: yama | 2009年6月 1日 (月) 19時34分