表題の言葉を具現化した形、これって人によって随分と違う印象だ。他の車型、ランドナーとか、キャンピング、ロードレーサーっていうのは、人によって異なるって要素は案外少ないもの。
まぁ、キャンピングっていうのはランドナーとの違いを述べよ!っていうと、人によっては同じとも言える程度のもの。自分としては、前後に振り分けバッグが搭載可能なキャリアが付いているとか、タイヤがチョット太めとか、或いは、シートステーがクロスステーとなっているとか、、、そんな印象だが、、、、
それらに較べると、スポルティーフってタイプは、人によって具現化させると、形が随分と変化しそう。
言えるのは、ホイールサイズが27インチ、700Cサイズでフェンダーが付いている。って事くらいかもしれない。それ以外のパーツ構成はどうか?っていうと、案外、曖昧な気もする。
昔流に言うと、スポルティーフっていうとセンタープルブレーキ。センタープルブレーキっていうと、アーチが大きめでフェンダーが通せるっていうのも一つの理由だったと思う。今はどうかしらないけど、自分の80年頃の印象では、表題のホイール、フェンダーに加え、センタープルブレーキって印象だ。
後は、、、、ロードレーサーというとイタリアンパーツで構成、スポルティーフっていうとフランス製部品、例えば、ユーレーとか、CLBとか、そういうパーツで構成って印象だった。
昔の構成を思い出してみると、タイヤは27インチのWOで1-1/8程度のサイズが定番、ギア構成は殆どロードレーサー並で、フロントトリプルっていうのはオーナーカスタムで通常はロードバイク並のダブルのクランクセットだった様な記憶がある。
当時のスポルティーフがそんな印象だが、そういえば、ロードとスポルティーフの間の車型が存在していた。それが、自分の車歴で強い印象を持つ、ダイヤモンドって自転車。これはブリヂストンのバイクでレイノルズ531フレームで組まれたモデル。型式ではDF-7110ってモデルなんだが、、、、これ、今調べ直すと、、、、スポルティーフでは無いようだ。
当時、これをスポルティーフ的に使っていたのは確かだが、DF-7110ってシリーズはファーストライディングモデル。
http://comics.sakura.ne.jp/cycle/brg203.jpg
である。これを当時、スポルティーフって認識していたのだが、ダイヤモンドの後継であるアトランティスではカタログにファーストライディングとは別のスポルティーフって紹介で機種がラインナップされていた。
http://cyclotourist.web.fc2.com/special_39.html
である。これは正しくスポルティーフと言える。自身のDF-7110は、このアトランティスのスポルティーフ調にロングフェンダー等をアッセンブルしていた記憶がある。それ故に、当時的にも自分のモデルをファーストライディングとは認識していなかった。
こんな風に記憶が混乱している理由は、ダイヤモンド(アトランティス)シリーズの下のクラスでユーラシア・グランってシリーズが存在していたからかもしれない。このユーラシアにはスポルティーフとファーストライディングが別個にラインナップされていた。
http://cyclotourist.web.fc2.com/special_49.html
コレ見ると、ブリヂストンで例を挙げると、ロードレーサーがチューブラー車であり、それにクリンチャーを履かせたのがファーストライディング、但し、そのファーストライディングって呼び名が一般的でなく、車型的にも特異的な存在だった。そして、初期の頃はスポルティーフの定義自体が曖昧であり、その定義が固まったのがユーラシア・グランとかアトランティスの時代のモデルだったのだろうか?
自分の先入観としては、ロードモデル改ファーストライディング車をスポルティーフと捉えている傾向があり、それ故に、現代のスポルティーフモデルがチョット自分の印象とは違和感を感じるのかもしれない。定義的にスポルティーフという言葉がカタログに載ってからは、ファーストライディングというよりもランドナーに700Cホイールという印象が強い。
現代のスポルティーフに通ずるマスプロダクションモデルというと、、、、そうそう、ユーラシアの末期にディアゴナールってモデルが在った筈。これは700Cホイールにカンティブレーキという以外は殆どスポルティーフと同じだが、メカ構成的にはフロントトリプルか小さなインナーギアを装備していたのが印象的。ただ、ディアゴナールって車型は一般的とは言い難く、ブリヂストンの中のラインナップと捉えた方が自然。これって、現代のスポルティーフってモデルそのものの構成だ。
現行で新品調達が可能なスポルティーフっていうと、アラヤ・ラーレーのCLSってモデルだが、そっくりである。現代のスポルティーフをディアゴナールと呼ぶ人も居れば、呼ばない人もいる。
http://www.raleigh.jp/catlog07/07CLS_top.htm
や、TOEIでユーザーが製作されたスポルティーフモデルが多い。
http://xjmarin.seesaa.net/image/cycling_TOEI.htm
http://www.h7.dion.ne.jp/~ciclin/sub3-5.htm
http://www.h7.dion.ne.jp/~ciclin/sub3-6.htm
で、最近はカンティブレーキで構成されている様子。
キャリパーブレーキ仕様は?って探すと、、、、ノートンのモデルが、
http://www.nortonbike.co.jp/minivelo/supo/supo-m.html
である。
いってみれば、スポルティーフっていうのは700Cツーリングの総称で、クラブモデルとかディアゴナール的なモデルからファーストライディング的なモデル迄実に幅広いようだ。そして、どちらの型をスポルティーフっていうかは、人の生い立ち次第ってところだろうか?
現代のスポルティーフは前述の定義が固まって以降の形態で、初期のファーストライディングとは異なる、軽快ツーリングモデルという色彩が強い。
ロード色が薄くランドナー色が濃い。タイヤも太め、クリアランスも広め、ブレーキもキャリパーならロングアーチ、更にはカンティとか、、、、クランクの歯数組み合わせを見ると、歯数比が相当に離れた例が多い。46-28Tとかで組んだ人が多いのが象徴的。
トリプルとかダブルという区別よりも、自身は、隣接歯数比率、ロードなら1.3倍、ランドナーで1.4倍とかの比率で見てしまう癖から言うと、ワイドな構成が最近のスポルティーフユーザーの定番っぽい。
自分の印象では、ロードバイク+クリンチャー+フェンダーという構成がスポルティーフであり、ブレーキにカンティを使うのは、印象的にスポルティーフというよりも、700Cランドナーというか、今風に言うとシクロクロスというか、そんな印象である。
イメージでスポルティーフというのは、悪路走行は考えていないので、泥よけが通せるギリギリのクリアランスで構成したロードレーサーという印象なのである。そういえば、選ぶタイヤも自分の印象と世間の定義は微妙に違う。自分の印象、今、スポルティーフというと19C~23Cというサイズだろうけど、世間は25C~28Cというサイズ。つまり、世間のスポルティーフの方がツアー車っぽいのは間違い無いようだ。
自分の言うスポルティーフとは、世間のそれとは違う。言ってみれば間違いみたいなもの。
自分の望むのは、基本はロードバイクのスケルトン、クリアランスに超タイトにフェンダー、キャリアを装着して300km/day以上の走行で快適な革サドル、キャリア上のバッグが無理なく乗せれるフーテッドレバー+Wレバーという構成の自転車。
これって何?って考えると、、、、これ、単独での長距離公道走行用ロードレーサーって事。そもそもロードレーサーは荷物は無しでサポート付きで走るものだが、サポート無しで長距離走るなら、万が一の不測の事態で対応出来ないとNGだから。その対応を一人で何とかするためのロードレーサーが自分の望む自転車の様だ。これは、スポルティーフというよりも、エンデュランスレーサーとかファーストライディングと言った方が適切かも知れない。
話がそれるけど、1980年前後の頃、ロードレーサーっていうと殆ど街で見掛けなかった。見たのはランドナーが殆ど、稀にスポルティーフってノリ。ロード=競技車両で、サイクリングには使わないってパターンだったと思う。理由は、やっぱりチューブラータイヤだろう。つまり、当時の高速自転車というと、ファーストライディング的なスポルティーフだったと思う。
当時のBSの車型序列で言うと、
1.ロードレーサー(チューブラータイヤ装備)
2.ファーストライディング(700Cクリンチャー装備)
3.スポルティーフ(2.+泥よけ+センタープルB+Fキャリア+700×25~28C)
4.ディアゴナール(3.+カンティB+700×28~32C)
5.ランドナー(4.+26×1-3/8)
であり、2.或いは3.~4.を当時的にいうとスポルティーフって表現で、今の時代は、2.も完全にロードバイク扱いで、スポルティーフっていうと3.よりも4.気味な印象である。
チョット、殴り書き過ぎて文章に為っていないけど、まぁ、いいや、、、、。
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